岡本かの子

2019年02月08日

令月雲便りNo.13:万年!? 若き女性気質 (*^.^*)

『現代若き女性気質集』という岡本かの子さんの随筆(?)がオモシロイ! かの子さんは岡本太郎氏の母上なので、彼女の生きてきた時代と今はずいぶん違うはずなのに、ウンウンしてしまうことがたくさん(*゚∀゚)*。_。)*゚∀゚)*。_。)


その一部をご紹介します。



○「恋など馬鹿らしくて出来できなくなりましたわ」と言う。「けれども愛の気持ちだけは失い度くありません。」

○チョコレートを食べられる暇さえある職業だったら職業というものは何という好もしいものでしょう。

○「おなかが減すいて家へ帰る電車がなかなか来ないときだけ、ちょっとセンチになるわよ。」

○来年あたりのことまで見当がつくけれど其の先は考えても判わからない。考えると頭が痛くなるから止す。

○「どうしてこう心配事が出来ない性分だろう。もっとも心配事があると直ぐレコードをかけて直ぐ紛はぐらかしちまう癖くせがあるんだけれど。」

○牡丹や桜のように直ぐ散ってしまう花には同情が持てない。枯かれてもしがみ付いている貝細工草や百日草のような花に却って涙がこぼれる。

貝細工草とはこの花のことらしい。
http://garden-vision.net/flower/magyo/mugiwaragiku.html


○ラグビーを見ているときだけ男の魅力を感ずる。

○大概な事は我慢が出来るけれど。鈍感なものだけはトテモ堪らない。

○ジャズの麻痺、映画の麻痺、それで大概の興味は平凡なものに思える。始終習慣的に考えているのは「何か面白いものは無いか知らん。」

○偉くなろうなぞとはちっとも思わない。空虚な気がする。それより刹那々々の充足感。

○「流行なんてつまんないと思うんだけれど、やってみれば悪い気持もしないものね。」

○「あたし達に向ってはっきりした考えを言えと言ったって、そりゃ無理ですわ。まだまだいろいろ経験してから考えを決め度たいと思って居いるんですもの。」

○彼女の笑いは、全く自然に見えるほど洗練されている。けれども彼女は、腹の底から笑った味を知らない。



全文は青空文庫で読めます。

https://www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/4538_15433.html


かの子母さんって花に関する描写が美しいのです!
『五月の朝の花』という短い文章があるんですが(これも青空文庫で読めます)「そら、大粒の赤玉、白玉のメノーを七宝の青い葉茎がくっきりうけとめている、チューリップ!  ルビーと紫水晶のかけらのスイートピー。  くじゃくの彩羽の紋所ばかり抜いて並べたパンジー。」とあって、特にスイートピーの表現は素晴らしいなぁと思いました《*≧∀≦》



【おまけ:ぜひサザエさんに作って欲しいカツオのビンタ】

http://r.gnavi.co.jp/g-interview/entry/cr/2943



rohengram799 at 15:35|PermalinkComments(2)

2016年07月09日

布雲便りNo.9:Saturday Night Fever

♪恋する女は 夢見たがりの いつも ヒロイン かの間の……


これは来生たかおさんの名曲『シルエット・ロマンス』でありますが、シルエットの語源が人物名からと知り、えっ(゜д゜)と思いました。「シルエット」の語源になった人物って、どんな人?をお読みいただけたらわかると思いますが、うん、意外でした! 違う名前の人だったらシルエットではなくカーディガンだったりブルマーだったりする可能性もあったワケですから( ̄▽ ̄;)



さてさて……吉村昭さんの動物小説集『羆(ひぐま)』を読み終わりました。山に入り嫁の敵のクマを撃ち(「羆」)ランチュウの飼育に夢中になり(「蘭鋳」)軍鶏師として優勝を目指し(「軍鶏」)遠距離の鳩レースに参加し(「鳩)」ハタハタ漁にも出掛け(「ハタハタ」)……グッタリ疲れましたわ! 動物たちの生態・本能と、それを利用したり操作したりする人間の傲慢さや愚かしさや身勝手な感傷など……それぞれの生と性と死が絡んだ生々しさ(ある意味、エロ本に見えないエロ本かも……昭和な時代臭もまたヨシ!みたいな)にう~ん、となりました!


そしてもう一冊『海馬(トド)』も買ってあります! こちらは「鰻」(これは映画『うなぎ』の原作だそう)「闘牛」「蛍」「鴨」「羆」「錦鯉」「トド」の7作品。またヒグマがいます……私の前世はマタギかクマだったんでしょうか? 体型はたしかに“クマモン”なんですが(-_-;)


クマやオオカミ、鹿を追っかけたりとマタギ関係の本は何冊か読んでいますし、鳩レースも関口尚さんの『はとの神様』を読んでいたので、ある程度の下地はあったからかわかりやすいというか、入り込みやすかったです。ランチュウにシャモ、ハタハタの話は読んだことがないなぁ……シャモやハタハタは食べたこともないし(^^;)(;^^) 何かオススメがありましたら、教えて下さい!←食べ物やお店ではなく小説をお願いします(笑)



蘭鋳ではありませんが、なんか岡本かの子(岡本太郎氏の母上)さんが金魚か鯉の話を書いていたような('_'?)……と思い出し、検索したら『金魚繚乱』というタイトルでした。


複一は東京のとある古い町の崖下にある金魚屋の跡取りとして育ちました。同じ年に、崖の上のさるお金持ちの家に女の子が生まれます。真佐子という名の少女は父親が金魚好きだったために毎日のように複一の家に来ては金魚を眺めて帰ります。赤い着物を着てふらふらとさまようように歩くその姿が複一にはまるで金魚そのものに見え、複一は真佐子に対して恋でもなく、愛情でもなく、尊敬でもなく、もはや畏怖に近いような念を持ち続けます。

「人間に一番自由に美しい生き物が作れるのは金魚だけじゃなくて」「素晴らしい、見ていると何もかも忘れてうっとりするような新種の金魚を造って。わたし、なぜだか自分が生む赤ん坊よりあなたが作るであろう金魚を見るのが楽しみなの」


うわぁ……こんな女の言葉に翻弄される男の物語らしいです(^。^;)



今日は土曜日、以前雑誌で見た《指月布袋》が♪Night Fever、 Night Feverな雰囲気で忘れられなかったので(ジョン・トラボルタって今はどうしているのだろう…まだ俳優さんなのかな?)タイトルにしました。『月をさすゆび』(福永一成)を思い出す……!

http://www.idemitsu.co.jp/museum/collection/introduction/sengai/sengai01.html



台風の影響で西日本を中心に大雨、全国的に荒天になりそうですが、皆さま、お出掛けの時など特にお気をつけ下さいませ。運気好転、よい1日になりますように!






rohengram799 at 10:40|PermalinkComments(8)

2014年01月19日

にじ雲便りNo.18:青春・快走!!

昨晩は「雪なんか降るの?」と思っていましたが、朝起きて外を見たら雪が積もった場所がある(@ ̄□ ̄@;)!! オタ息子がバイトに行くときには降っていたというので、明け方近くから降り始めたのでしょうか? 明日は大寒ですもの、雪が降っても不思議ではありませんが……(^^;)))


さてさて…受験生の皆さま、ご家族の皆さま、関係者の皆さま!センター試験、終わりましたね~寒い中、本当にお疲れさまでした。もう今日はゆっくりお風呂にはいってやすんで下さいね! ワタクシは昨晩は「ツムラのきき湯」なんぞ使ってしまいました。入れた時のブクブク感がバブよりスゴい~もっとたくさん入れたらガニ湯に出来るかも…とまたアホなことを思ってしまいました。


アホなおやぢでも、新聞に載っていたセンター試験の国語問題はチラリしています。今年の小説はな~にかな~?岡本かの子女史だ!『快走』…全文が載っている~ネットにあったのはコレか!と思いました。全文はこちらで読めます。


http://www.aozora.gr.jp/cards/000076/files/50618_38176.html


岡本太郎氏のパワーも一緒にもらえそうな(笑)しかし、問題を読んで( ̄~ ̄;)←こんな顔になってしまいましたよ~「刻々に」の意味の五択……三択ならまだしも、5つもあると「もしかしたら自分の思っている意味と違うんじゃないか(◎-◎;)」と不安でいっぱいに……私が受験生だったらものすごく焦ってパニックになっていたかも。読み方もコクコクに…でいいの?コッコク?とますます混乱!……ふだん使っている言葉を改めて文章にして説明するってムズカシイ(´д`) 正解は「次第次第に」です。類義語ってビミョ~にニュアンスが変わるからイヤらしいなぁ…その時の気分でしっくりこないのもあるし。


今日は『烏兎匆匆』という四字熟語を知りました。例によって読めない…
…「うとそうそう」……「涙そうそう」は知っているけど(-_-;)


太陽の中には三本足の烏「金烏(きんう)」が、月には兎「玉兎(ぎょくと)」が住んでいるという中国の伝説から転じて、歳月の意として用いられるようになったそうです。烏兎=歳月、匆匆=急ぐさま、慌ただしいさま。「歳月人を待たず」や「光陰矢の如し」と同じ意味らしいです。カラスとウサギのおいかけっこではなかった( ̄▽ ̄;)


まだまだ人生途中の若者たち! いろんなことがあると思いますが、今しかないこの時を笑顔で回想出来るよう、全力で駆け抜けて下さい\(*⌒0⌒)b♪





rohengram799 at 21:59|PermalinkComments(9)

2013年06月30日

うろこ雲便りNo.18:日曜の忘れもの

日付がかわって、今日は6月最後の日曜日~もう半年過ぎたということですね…早いっ!!


7月になるとあちこちでお祭りや花火大会など夏らしいイベントがたくさん♪そして迷子やら忘れものやら(--;)


『日曜の駅に金魚のわすれもの』(一ノ木文子)


昨日の新聞に載っていたのですが、どこかのお祭りで金魚すくいをして楽しんだ帰り、トイレにでもよって忘れてしまったのでしょうか?(関係ないですが、昨日また男子トイレにパンツが脱ぎ捨てられていました…!!)落とし主が見つかるまで駅員さんたちがお世話してくれるのかな?


『大出目錦やあ楸邨といふらしき』(加藤楸邨)


この句が私は好きなんですが、忘れものになった金魚もこんな風に駅員さんを見るのかな~と思うとちょっと笑ってしまいます。でも生き物なので、金魚柄の手ぬぐいとか小物類だったらいいのにな…とも思います。木魚は…ビックリするかな(笑)「やっぱりイラナイ」という考えで置いてきぼりにした可能性とかは…考えすぎかしらん?


岡本太郎氏の母上・かの子女史が『金魚繚乱』という小説を書いていますね。 恋しい女性のイメージに似た新しい金魚をつくり出そうとするけれど、思うようにいかず、失敗した金魚を池に投げ捨てまくり(~_~;)そして何年も経ってから理想の金魚となって泳いでいた…というような話だそうです。何かを造り出す、見つけ出す…そういう執念にとりつかれた人たちの一生って本人は挫折感さえも満足感に変えてしまうタイプ(M属性?)ではないかしら……まわりは大変そうですが(((^_^;)


時間があれば夜にでも《6月の本棚》を書きたいと思います~今日が皆さまにとってビューティフルサンデーでありますように!!




rohengram799 at 01:30|PermalinkComments(8)

2011年05月11日

第483号:カンソウのウタ

震災から2ヶ月経ちました。毎日新聞紙面に亡くなられた方の名前がたくさん…ひとりひとりにそれぞれの人生があり、まわりの方々とのつながりがあり…それらを思うとまた涙がでます。


岡本太郎氏の『母の手紙』も父・一平氏の葬儀の様子が最初に書かれています。常々「凱旋」と言っていたので、万歳三唱で父をおくってほしいと参列者に伝える太郎氏、立派な息子さんです。


留学中亡くなった母・かの子女史のことをどう息子に伝えたものかと思案する父親の気持ちや、親子というより同志のようなたくさんやりとりがあった手紙の言葉に胸が熱く苦しくなるほどでした。


「おかあさん、感情家だけではいけませんよ。生きるという事実の上に根を置いて、冷酷なほどに思索の歩みを進めて下さい」
お前は最近の手紙にこう書いた。私はおまえのいうことを素直に受容れる。だが、この言葉はまた、おまえ自身、頑なな現実の壁に行き当たって、さまざまに苦しみ抜いた果ての体験から来る自戒の言葉ではあるまいか。とすれば、おまえの血と汗の籠った言葉だ。言葉は普通でも内容には沸々と熱いものが沸いている。戒めとして永く大事にこの言葉の意味の自戒を保ち合って行こう。


かの子おかあさ~ん(;_;)


「血と汗の籠った言葉」…最近こんな力強い言葉を政治家から聞いただろうか?と思いました。そしてますます岡本一平氏、かの子女史、その息子である太郎氏に興味がでてきました。


そういえば、太郎氏が撮影した東北地方の祭りの写真集も本屋にありました。諏訪大社の祭などにも自ら参加し…すごいパワフル!!


ああ、突然『歓送の歌』の歌詞を思い出しました。


♪出会いのその日から/街の淀み消えて/星たちの輝きよみがえり/ぼくに力が/君のおかげさ…


魔術師、還らず…ヤンさん、カムバァ~ック!!←知らない人は華麗にスルーして下さいm(__)m


♪笑い声高めて/ふと襲う孤独を/胸底に沈めて/密やかな君の気遣い…


小椋佳さんの作品ですが、布施明さんの歌唱も素晴らしかったな~(^^)


♪若いからじゃなくて/夢に挑む事で/僕達に別れはないという/星を仰げば/僕達に別れはないという/心通えば…




rohengram799 at 23:00|PermalinkComments(9)TrackBack(0)
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