岡本多満喜

2013年11月26日

わた雲便りNo.26:季節の中で~晩秋

五輪真弓さんの♪恋人よを歌いたくなるような季節になってきましたね~昨晩の荒れた天気といったら…!仕事でなくてよかったですわ~皆さまは大丈夫でしたか?


『行く秋のぽきと鳴りたる膝がしら』(岡本多満喜)


ワタクシもポキポキしながら買い物に行くのですが(^^;)))途中の園にあるたくさんの銀杏が見事な黄金色になっていました(*^^*)昨日の風でかなり葉っぱが減ってしまいましたが、『おちば』というステキな詩をみつけたので、ご紹介を…三越左千夫さんの作品です。


おちばを ことりにして
そらへ  とばしたのは
いたずら きたかぜ
おちばを ふとんにして
はるまで ねるのは
やまの  どんぐり
おちばを さらにして
ままごと したのは
ふたりの いもうと
おちばを しおりにして
ぼくは  ほんの あいだに
あきを  しまいます


これからの年月が『黄金の日々』ならよいのですが…《濡れ落ち葉》という言葉がゴロゴロしているダンナさんを見ていると浮かんできてしまい、思わず拳を握りしめてしまうワタクシ…ああ、イケナイ・イケナイ!これって、妻が出かけようとすると定年退職したダンナさんが「ワシもついて行く!」と言ってどこにでもついてくる…「まるで払っても払ってもなかなか落ちない濡れた落ち葉みたいだわぁ( ̄~ ̄;)」的な発言をある主婦がしたのを評論家の樋口恵子が聞いて、それを紹介したら広がったそうですね。言葉の流行は女性からなのかしら?


韓国の大統領は日本に対して批判的なキタナイ言葉を使っているようですが……あなた方にはこの感性がないのですね、と哀れに思いました。
 


『ことば』  川崎 洋


山という字を描いてみせ
川という字を描いてみせ
山という字は山そのものから
川という字は川そのものから
生まれたのですよ
と説明すると
横文字の国の人々は感動する
このあいだ 岡山で
〈ひぐらし〉を
〈ひぐれおしみ〉と呼ぶ人々がいる
と知って胸が鳴った
人を打つことばが日本のことばの中にある
そのことば
日本語の国に住む私は感動する




寒さにではなく感動にふるえる1日になりますように~(*^o^)/\(^-^*)






rohengram799 at 11:08コメント(10) 
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