川原泉

2019年03月17日

雛月雲便りNo.17:春や春 オスカー9才🎉

長らく積ん読だった森谷明子さんの『春や春』を読み始めました。俳句甲子園の話ですが、最初から爆笑してしまいました(≧▽≦)


【世の中の男たちは、やっぱり「セーラー服」に幻想を抱いているのだろうか。
だとしたら、教えてやりたい。女子高生が一日十時間近く、通常、クリーニングに出すことなく何十日と身につけているセーラー服の実態を。
夏は暑く冬は寒い。春はスギ花粉を、秋にはブタクサ花粉を盛大に吸着する。乙女の汗も体臭もフライドポテトの油もソフトクリームの滴も学食のミートソースも、すべてしみこませたセーラー服。乙女の日々を過ごすにつれ清潔さからどんどん遠ざかるこの制服をまとう女子高生は、なるほどたくましく、雨にも負けず、風にも負けず、細菌にも負けないじょうぶな体になるだろう。
―――でも、遠目にはやっぱり「清楚」に見えるんだよね。これはもう、詐欺だわ。】



マニアにはこの制服がたまらないっ!という人もいるのかも。以前、クリーニング店で働いていた時には一日仕上げの特急便というのがあったので(今はワイシャツ以外も当たり前になっていますが)週末に制服を持ってくるお客様もいました。




さてさて……2010年3月17日、ワタクシはブログ『空のお城通信~オスカー戯れ言日記~』をガラケーを使い、こっそり開設(?)しました。今はスマホになりましたが、相変わらずパソコンは使えません。うふふ、9才の誕生日ですわ! リアルな9才のワタクシは小学3年生、松組さんの生徒で漫画ばっかり読んでいました(笑)



川原泉さんの漫画『殿様は空のお城に住んでいる』からつけたこのブログ名ですが、「おつむが天高く舞い上がってる人のこと」の通りの記事更新を続けてまいりました。ブログは私の備忘録であり、私がリアル空のお城の住人になった後に、遺された子どもたちが「おかーさんは毎日ナニを考えて暮らしてきたんだ(´・ω・`)?」と思った時に、コレが役に立てばいいなぁ~と思っております。 それまでは、コソコソと身内バレしないように気をつけていかねば(;゚∇゚) その時、その時のワタクシの時間がここに生きています。


今までお付き合いしていただいた皆さま、本当にありがとうございます。これからものんびりと好きなこと、オモローなことを書いていきたいと思います。いろいろ偏っておりますが、何かひとつでもおみやげになるモノを持ち帰っていただけたら幸せです.+:。 ヾ(◎´∀`◎)ノ 。:+.


よろしければ、またお付き合い下さいませ。





「祝福」 谷 郁雄


百年前
あなたはいなかった
百年後
あなたはもういない
木が葉っぱを
茂らせたり
散らせたり
するのと同じように
あなたは
嘘をついたり
恋をしたり
いろいろと忙しい
幸せとは
ただそこにいること
よろこびで
顔をしわくちゃにして

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2017年05月20日

起雲便りNo.18:マーシュ

うーん、仕事のストレスが減りません(ーー;) まだこちらが言ってもいないことを担当者に言うかなぁ~ある備品を使うなと言いながら、「オスカーさんはずっと使っている」と言ったらしい・・・いつそんなことを言ったんだよ、私が(`Δ´)


もう本当にイヤになってしまいます。もう辞めようか、しかし辞めてどうする?の繰り返しです。今日は休みだったので、ストレス解消に文庫本買いまくってきましたわ!




そのうちの一冊が『窓がない部屋のミス・マーシュ 占いユニットで謎解きを 』(斎藤千輪・角川文庫)という薄い本です。 占い師の話は以前瀬尾まいこさんの『強運の持ち主』を読んだくらいかな? 表紙買いしてしまいました(´∇`)


読んでいくと「マーシュとは、ラプンツェルという植物のフランス名だ。」とあり、ラプンツェルって童話の主人公の名前だけじゃなかったのか~!


ラプンツェルは「チシャ」と訳されることがあるが、本来はキク科のレタス(ちしゃ)ではないそう。ラプンツェルと呼ばれる野菜はオミナエシ科のノヂシャ、キキョウ科のCampanula rapunculusなど複数存在する。妊婦が食べると良い植物ではあるようです。日本だと妊娠中に食べると良いものってなんだろ?


長い髪のラプンツェルの方ですが、母親は妊娠中に魔女の庭のラプンツェルを食べまくっていました。妊娠中にあるひとつのものしか口に出来ない人っているみたいですね。川原泉さんの漫画で妊娠中に花ばかり食べているお母さんから生まれた女の子が、笑うたびに花がどこからともなく出現するというのがありました。ただ季節感はなく、また気のない笑い方だとアザミとかトゲのある花が出てきてました(^^;)))


グリム兄弟の童話ですが「初版では主人公が夜ごと王子を部屋に招き入れて逢瀬を重ね、結果として妊娠。それがばれてしまったため放逐されたプロセスを詳細に書いている」とWikipediaで調べたら書いてありビックリしました(*゜д゜*) 私、話を全部知らないので、うわぁ、単純に王子さまとメデタシ、メデタシではなかったのか・・・後世、かなり変更したんでしょうね(;´Д`)




今日は夏のような暑さでした。アイスが美味しくて食べすぎてしまう~お腹が痛くなる前にやめないと! 皆さまもお身体に気をつけて下さいヾ(・д・。)♪



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2016年07月03日

布雲便りNo.3:アンコ喰う女子

某マンガでの一場面……あんまんをはじめて食べた異国の方が「中に入っているこの黒いのは何ですか?」の質問に「アンコだよ、アンコ 発音まちがえないよーに気をつけろ」そして「ウ」じゃねーぞ、「ア」だぞと言う……「ア」と「ン」を離して発音してもまずいんだぞ……こんなことを言うお嬢さまたちが主人公、ではない、ホンモノのお嬢さまが登場する『暗黒女子』(秋吉理香子)を読み終わりました。


とある名門・聖母女子高等学院で起こった美しい少女・白石いつみの死は他殺か自殺か疑問の多いものでした。彼女は校内では誰もが憧れるアナスイのようなゴシック調の文学サロンを復活させます。お気に入りの仲間たちと本を読んだりお菓子を作ったり食べたり……そんな贅沢な時間がずっと続くと思っていたのに。


サークルメンバーの6人の少女それぞれが、いつみとの出会い、そのカリスマ性を小説に書いてきました。闇鍋パーティー状態でその朗読会が始まります。みんな彼女が持っていた「すずらん」と事件を結びつけ、犯人を特定するのですが、それぞれ違う人物を名指しするのです。なんで名指し?という違和感は朗読者として最後のトリを務める、現会長でいつみの親友である闇鍋奉行の澄川小百合の語りでわかるのですが……解説で“イヤミス”という言葉が使われていましたが、そう('_'?)と思う程度。なんだろ、女の子だったら誰でも考えたり想像したりするようなことを実行したのは、環境もあるのかもしれないけどスゴいなぁ……という程度。ワタシ、かなり汚れているのかしら(;´д`)


サークルメンバーのひとり、高岡志夜は在学中に執筆したラノベがベストセラーになった学生作家で、作品の手腕を買われ、サークルに入ります。彼女は『天空神の去勢』というタイトルの小説を書いたのですが「去勢? アレをアレする去勢? 神様が? 虚勢でなくて?」と思いながら、読んでいくとそれより前に刺激的なことが(笑)


映画『アマデウス』で出てきたという「ヴィーナスの乳首」というお菓子や(レシピは色々あるようです。映画に出てきたようにマロングラッセをホワイトチョコレートでコーティングした物 や、ガナッシュを絞り出し、チョコレートでコーティングしたものなど)「ヴィーナスの腕」という、ロールケーキとか……はじめて聞きましたよ! ロールケーキってかなり太いと思うんですけど(ーー;)

http://www.yukiko-omori-etre.com/contents/news/post-454.php



皆さまも大きな貝殻の中に立つヴィーナスの絵を見たことがあると思うのですが(花の女神フローラが身体を隠そうとしているヤツです)この『ヴィーナスの誕生』には、殿方が聞くも涙、語るも涙……以上のものがありました( ̄□ ̄;)!!


ウラノス(天空神)とガイア(大地の女神)が結婚して、最初の人類が誕生します。その息子たちの一人であるクロノス(時の神)は大鎌によって父親を去勢し、その投げ捨てられたホニャララの泡の中からヴィーナスが誕生したといいます。

http://www.paintweb.jp/text/venus.html

http://www.geocities.jp/tensinonomimono/yusai/yusai9/index.html



ああ、そうなの、そうだったの……( ̄~ ̄;) 「イヴはアダムの肋骨から創られた」をなんとなく思い出しましたが、これもいろんな解釈というか説があるみたいですね。こんなジョークもあるそうです( ̄0 ̄;)

「どうして聖書では女が男の肋骨から作られたことになっているのだろう?」
「神は盗品にはろくなものがないということを教えたかったのさ」



なんだかいろいろあった日曜日でした……ゆっくりあんこたっぷりのお饅頭を食べながら本を読みたい……「今宵はここまでに致しとうございます」……なんか昔の大河ドラマで聞いたセリフですが、おやすみなさいまし(+.+)(-.-)(__)..zzZZ





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2015年11月29日

暁雲便りNo.35:紫のウチとソト

『長く黒い髪と、重い十二単の下で、紫式部はどのような欲望をたぎらせていたのか。源氏物語の中に、そのヒントは隠されています。一つ一つの欲望をつまびらかにすることによって、源氏物語と紫式部とは、私達にとってより身近なものになるのではないかと、私は思っています。』


酒井順子さんの『紫式部の欲望』をイッキ読みしました! 源氏物語は大和和紀さんの漫画も途中で人物の区別がつかなくなり読むのをやめてしまい、宝塚の舞台も観たことがなく、昔見たテレビでは赤鼻の末摘花と生き霊の六条御息所しか記憶になく……それに名前だけ知っていても女だと思っていた人が男だったり……(((^^;) 


源氏物語は長保3年(1001年)には、ある程度完成したと言われる小説。全54帖に及び、文字数は約100万(400字詰め原稿用紙で約2400枚)の大長編。70年間にも渡るストーリーには、約500名の人物と約800首の和歌が登場……紫式部が才女だったとわかりますわ。


私は酒井さんの本を文庫で買ったのですが、200ページくらいで読みやすく、登場人物の性格も当時の風習・風俗などわかりやすく書かれていたし、巻末に簡単なあらすじや相関図もあって大変助かりました! 紫式部も今の私たち(?)と変わらぬ妄想をたくましくして「秘密をばらしたい」「ブスを笑いたい」「専業主婦になりたい」など、物語の中で日々の暮らしのストレスを物語にして発散していたのだと思える笑えるエッセイでした。解説は三浦しをんさん。「本書を読むとうなずきすぎて首がむち打ちになる。」……確かに! 学校の授業でもコチラを教材にしたらいいのに……と思いましたわ。


学校でちょっと思い出したことがあります。川原泉さんの漫画に『笑う大天使(ミカエル)』というお嬢様学校が舞台の作品があります。昭和60年代ですよ、昔話が好きですみません! 主役は巨大な猫をかぶった3人の娘さん(笑) 源氏物語を読んでレポート提出しなさい!という話があるのですが、架空のプレイボーイ(これも懐かしい響きがあるなぁ)光の君に腹を立てまくり、それぞれの印象は《知的ブレーキのあまり利かない性格か或いはブレーキ自体が存在しない質(たち)の「歩く煩悩様」の典型的な例》《性的衝動の赴くまま他を顧みる事無く自らの欲望を満足させなければ気が済まない「性衝動人」》《独りよがりの悩みで周囲の人々を不幸に巻き込むだけでなくさらにその執着心と多情さで不幸を拡大させるという「増殖ワラジムシ」》とかなり辛辣! 今の女子高生だったら光源氏にどんなキツい言葉を浴びせるのかしら? それともただギャハハ(o^ O^)シ彡☆と笑い飛ばすのかしら?



同じ望みでも「希望」というと清らかな関係、「欲望」というとドロドロなお肉の関係なイメージなんですが(あくまでおやぢなワタクシの場合)エーリッヒ・フロムという心理学者は『私たちの欲望は「外に対して願望を持つ」ということ』と言っているらしい。地位や名声、財産などを求めることは外の願望で、希望は内なるもの。紫式部には希望ではなく欲望を感じた酒井順子さんはさすが!なのかも(≧∇≦)



明後日はもう師走。気温も低くなってきました。皆さま、お身体に気をつけて下さいませ。




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2015年07月04日

星雲便りNo.5:生存戦略しましょーか(?_?)

7月に入ってから梅雨空が続いています。むし暑い……台風の進路が気になりますが、明日5日は都合で更新出来ないかもしれないので、本日二回目の更新です(^o^;)



経済産業省は1日、2015年2月の「ロボット新戦略」(日本経済再生本部)の決定を受けて(そんなのがあったのか!)製造産業局産業機械課(そんなのが…以下略)にロボット政策室を設置したと発表した……というニュース記事を読みました。 そして「羽田空港にロボ導入」(;・ω・)


清掃ロボはフロア構造を記憶し、24時間、館内を巡回。搬送ロボは指示した届け先に荷物を運ぶ。当面は空港内で販売される酒や飲料などの移動に活用。将来は航空会社と協力し、顧客の手荷物運搬にも用途を広げたいそうです。人が行う重い荷物の上げ下ろしで、腰にかかる負担を軽減する重作業支援ロボも導入とか…9月からを予定しているようです。なんだろう……サービス産業向けロボット開発がまだまだピンとこないし、なんか漠然とした怖さを感じるのは私の意識や知識が遅れているからかしら……。


『ブレーメンⅡ(ツー)』という川原泉さんのマンガがあるんですが……時は西暦2306年。少子化と宇宙進出によって人類はかつてない人手不足になり、対策としてバイオテクノロジーで知性を高められた働く動物たち「ブレーメン」が生み出されるのです。大型輸送船「ブレーメンII」は、ブレーメン達を船内全ての乗務員として雇用した画期的な宇宙船だったのです……! 


平然とした態度で挨拶をすませたものの、やはり抵抗があるキラ・ナルセ船長。船内を案内する甲板長のマエダくんは「こんな立派な職場で働けて嬉しくて仕方ない」というセーラー服が似合うカエルくんです!! 一流企業に就職出来て「だから我々は本当にラッキーなんです」とピカピカの職場で働けるのは自分たちが初めてだと。「他の仲間は大抵地球から遠く離れた場所で働いています」それは辺境惑星の鉱山、未開発星域の開拓要員だったり、植民地最前線でベース・キャンプの建設作業だったり……「条件が悪く、危険険を伴い、地味で忍耐力のいる辛くて厳しい重労働……そう人間の嫌がる仕事なのです。自分たちの身勝手さに「急に人間でいることが申し訳なった」く感じる船長。航海中もやっぱりいろんな差別や偏見があって……羽田での清掃ロボの話題にこの作品を思い出してしまいました。あ、全体的にどシリアスではなくお笑い要素もたくさんありますので、機会があれば読んで下さいませ。



そしてこの前、初野晴さんの『わたしのノーマジーン』を読んだのですが、舞台は終末思想にとらわれた荒れた世界。8歳くらいの知能を持ちしゃべることが出来るおサルさんがシズカという女性と暮らしはじめます。物語後半に介護ロボット開発に関わったという男性が出てきます。彼は「人間のいうことを聞かないロボット」の開発を命じられたのです。患者が暴れたり反社会的な行動を取った場合を想定して、無理矢理押さえつける機構を持つタイプ……。彼は謎解きの役割を果たすので、それが開発されたのか、どうなったかは未読の方の楽しみを奪ってしまうので書きませんが、こちらもう~んと考えてしまいました。ロボットをどんな目的で使うかは人間の意思なんですよね。


自分の知らないところで、ロボット以外にたくさんの研究がされていて、気がついたら「えっ( ; ゜Д゜)」なんてことがたくさんあるんだろうなぁと思いました。


ちなみに私が小さい頃欲しかったのは、パーマンのコピーロボットです←古いなぁ……ロボコンも懐かしい。皆さま、よい1日になりますように(´∇`)





rohengram799 at 21:42|この記事のURLComments(6)
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