彼岸
2020年09月19日
涼秋雲便りNo.10:今は昔… 秋分の詰め合わせ
今は昔……で始まる『今昔物語』の中から漫画化された「人殺しの悪人が僧になり旅する話」を読みました。
https://www.pixiv.net/artworks/84154992
現代語に訳されている方もたくさんいらっしゃるのですね。
https://hon-yak.net/19-14/
古典はとにかく言葉が難しいし、時代、背景もある程度わかっていないと(-ω- ?)なので、文章よりも漫画である程度の内容を把握してから現代語訳を読んで、きちんと古文で読む……という手順を踏まないと全く理解出来ない気がします(;´д`)
高校時代の古文の先生は腰に手拭いを引っ掛けている姿が似合いそうな、年配の男の先生で、一番前の席だと「息が臭い!」「唾がかかる!」とみんなイヤがっていました。若いイケメンの先生だったら、ヤル気満々になっていたかも(笑)
*****
前々から気になっていた「いちよう、知っています」「いちよう、出来ます」という文章……一応との違いを調べて、やっぱり「いちよう」じゃなくて「一応」であってるじゃん!とホッとしました。でもいずれごちゃごちゃになってしまうのかなぁ。
【一様と一応の違い】
https://eigobu.jp/magazine/ichiyou
*****
某漫画の二次創作を読んでいたら「勧工場」という言葉が出てきました。かんこうじょう? 工場を勧める? デートでそんなところに行くわけないだろ!とひとりでツッコミを入れながら、全部読んだ後に検索。読み方は かんこうじょう ではなく かんこうば でした(-∀-`; ) 授業で習った記憶にない言葉だ。
【勧工場】
明治・大正時代、多くの商店が一つの建物の中で種々の商品を陳列・販売した所。デパートの隆盛とともに衰退。勧商場。博品館。
https://japanknowledge.com/contents/nipponica/sample_koumoku.html?entryid=1128
*****
「はしゃぐ」という漢字を書けますか? 意外な漢字でビックリしました。文章ならその前後から「燥ぐ」が読めなくても、こう読むのかな?と想像出来ますが、これだけ見せられても、私は絶対わからないです(-_-;)
https://meaning.jp/posts/1386
*****
「爪」を検索中に見つけた胡粉ネイルの「桃真珠」……ネーミングが素晴らしい(*≧∀≦*) 他の色の名前も素敵! 自分には全く縁がないものです、見るのは楽しいです。綺麗なモノは心を豊かにしてくれるから大好き(*´ω`*)
https://www.gofun-nail.com/newitem2016-kagayaka
*****
北村薫さんの「円紫さんと私」シリーズが漫画になっていた! ちょっと私のイメージとは違うけれど、漫画から小説を読んでくれる人が増えたらいいなと思う………って、私も最近は全く読んでいないのだけれど(´ε`;)ゞ
http://to-ti.in/product/enshisan_watashi
*****
暑さ寒さも彼岸まで……どうぞ皆さま、お身体に気をつけて下さいませ ヾ(´ー`)ノ
https://www.pixiv.net/artworks/84154992
現代語に訳されている方もたくさんいらっしゃるのですね。
https://hon-yak.net/19-14/
古典はとにかく言葉が難しいし、時代、背景もある程度わかっていないと(-ω- ?)なので、文章よりも漫画である程度の内容を把握してから現代語訳を読んで、きちんと古文で読む……という手順を踏まないと全く理解出来ない気がします(;´д`)
高校時代の古文の先生は腰に手拭いを引っ掛けている姿が似合いそうな、年配の男の先生で、一番前の席だと「息が臭い!」「唾がかかる!」とみんなイヤがっていました。若いイケメンの先生だったら、ヤル気満々になっていたかも(笑)
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前々から気になっていた「いちよう、知っています」「いちよう、出来ます」という文章……一応との違いを調べて、やっぱり「いちよう」じゃなくて「一応」であってるじゃん!とホッとしました。でもいずれごちゃごちゃになってしまうのかなぁ。
【一様と一応の違い】
https://eigobu.jp/magazine/ichiyou
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某漫画の二次創作を読んでいたら「勧工場」という言葉が出てきました。かんこうじょう? 工場を勧める? デートでそんなところに行くわけないだろ!とひとりでツッコミを入れながら、全部読んだ後に検索。読み方は かんこうじょう ではなく かんこうば でした(-∀-`; ) 授業で習った記憶にない言葉だ。
【勧工場】
明治・大正時代、多くの商店が一つの建物の中で種々の商品を陳列・販売した所。デパートの隆盛とともに衰退。勧商場。博品館。
https://japanknowledge.com/contents/nipponica/sample_koumoku.html?entryid=1128
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「はしゃぐ」という漢字を書けますか? 意外な漢字でビックリしました。文章ならその前後から「燥ぐ」が読めなくても、こう読むのかな?と想像出来ますが、これだけ見せられても、私は絶対わからないです(-_-;)
https://meaning.jp/posts/1386
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「爪」を検索中に見つけた胡粉ネイルの「桃真珠」……ネーミングが素晴らしい(*≧∀≦*) 他の色の名前も素敵! 自分には全く縁がないものです、見るのは楽しいです。綺麗なモノは心を豊かにしてくれるから大好き(*´ω`*)
https://www.gofun-nail.com/newitem2016-kagayaka
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北村薫さんの「円紫さんと私」シリーズが漫画になっていた! ちょっと私のイメージとは違うけれど、漫画から小説を読んでくれる人が増えたらいいなと思う………って、私も最近は全く読んでいないのだけれど(´ε`;)ゞ
http://to-ti.in/product/enshisan_watashi
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暑さ寒さも彼岸まで……どうぞ皆さま、お身体に気をつけて下さいませ ヾ(´ー`)ノ
2019年03月18日
雛月雲便りNo.18:彼岸入り
『毎年よ、彼岸の入りに寒いのは』
今日は彼岸の入り。正岡子規のコレが浮かぶ日ですねぇ(笑)
昨晩はダンナさんが耳掃除中に寝てしまいました。ひざまくらを外したいのに外そうとすると目覚め、またホジホジしろとうるさい……のはわかっているので、『春や春』を読みながら大人しくダンナさんを寝かせました。夢中になって読んでいたら夜中の1時半になっていましたヾ(@゜▽゜@)ノ
春や春 (光文社文庫) >> https://i.bookmeter.com/books/11868677
俳句甲子園で披講された俳句の中で一番好きだったのが、コレ!
『桃すする雨よ昨日の一言よ』
うひゃー(*゚∀゚) 高校生が詠んだものだから、友だちに言い過ぎたのか、気になる一言があったのか………くらいで済ませればいいのに、おやぢなワタクシに「エロスの神の使者」がやって来て、ロマンチックではない違う世界にワタクシを誘うのですヾ(o≧∀≦o)ノ゙
話は変わりますが、バレンタインデーの「3倍返し」について、ステキな詩を見つけたのでお読み下さいませ!
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10875312
【披講と名乗り】
https://koto-haiku.com/haiku-gathering-247
今日は彼岸の入り。正岡子規のコレが浮かぶ日ですねぇ(笑)
昨晩はダンナさんが耳掃除中に寝てしまいました。ひざまくらを外したいのに外そうとすると目覚め、またホジホジしろとうるさい……のはわかっているので、『春や春』を読みながら大人しくダンナさんを寝かせました。夢中になって読んでいたら夜中の1時半になっていましたヾ(@゜▽゜@)ノ
春や春 (光文社文庫) >> https://i.bookmeter.com/books/11868677
俳句甲子園で披講された俳句の中で一番好きだったのが、コレ!
『桃すする雨よ昨日の一言よ』
うひゃー(*゚∀゚) 高校生が詠んだものだから、友だちに言い過ぎたのか、気になる一言があったのか………くらいで済ませればいいのに、おやぢなワタクシに「エロスの神の使者」がやって来て、ロマンチックではない違う世界にワタクシを誘うのですヾ(o≧∀≦o)ノ゙
話は変わりますが、バレンタインデーの「3倍返し」について、ステキな詩を見つけたのでお読み下さいませ!
https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=10875312
【披講と名乗り】
https://koto-haiku.com/haiku-gathering-247
2019年03月06日
雛月雲便りNo.7:ハカいする力 💋
昨晩テレビで戒名の話をしていました。金額云々の話は何回か聞いていたので、特に驚きはなかったのですが、住職のセンス、文字のチョイスに関してはたしかに(。-∀-)と思いました。私、祖父の戒名はいいなぁと思って好きだし、ちゃんと覚えているし、書けますが、両親のは………覚えていないし書けない……特に母は寒い時期に亡くなったからか「霜」の字を使われているのが、私としては寒々しさが増して何だかかなしくなってしまうのです(。・´д`・。)
暑さ寒さも彼岸まで、と言いますが、先月のカラカラ天気から一変、今月は雨が多いような……。前に「ソナエ」で骨壺のプレゼントがあってビックリ!の話を書きましたが(※)今はカラフル(といっていいのか?)な骨壺やペット用のものもたくさんあるのですね。言われないとオシャレな置物だと思ってしまいそうです。
https://www.e-butsudan.com/special/kotsutsubo/
あと、外国のお墓ってキスマークがたくさんついているのがなんとゆーか、破壊力が半端ない気がする! そのひとつとしてオスカー・ワイルドのお墓を………お墓のデザインもスゴい💋💋💋
https://blog.goo.ne.jp/141sekizai/e/79e4dd6315d7336464a882de3d7a9bc3
(※)http://blog.livedoor.jp/rohengram799/archives/50771790.html
暑さ寒さも彼岸まで、と言いますが、先月のカラカラ天気から一変、今月は雨が多いような……。前に「ソナエ」で骨壺のプレゼントがあってビックリ!の話を書きましたが(※)今はカラフル(といっていいのか?)な骨壺やペット用のものもたくさんあるのですね。言われないとオシャレな置物だと思ってしまいそうです。
https://www.e-butsudan.com/special/kotsutsubo/
あと、外国のお墓ってキスマークがたくさんついているのがなんとゆーか、破壊力が半端ない気がする! そのひとつとしてオスカー・ワイルドのお墓を………お墓のデザインもスゴい💋💋💋
https://blog.goo.ne.jp/141sekizai/e/79e4dd6315d7336464a882de3d7a9bc3
(※)http://blog.livedoor.jp/rohengram799/archives/50771790.html
2018年10月04日
稲熟雲便りNo.7:会いに行くよ
久しぶりに長田弘さんの詩を読みました。春のお彼岸の頃にピッタリの詩なんでしょうが、会いに行くのに季節は関係ないかなと思って。私は寝る前にこっそり会いに行ったりしています。手ぶらですが、気持ちだけ持って。
『 花を持って、会いにゆく』 長田 弘
春の日、あなたに会いにゆく。
あなたは、なくなった人である。
どこにもいない人である。
どこにもいない人に会いにゆく。
きれいな水と、
きれいな花を、手に持って。
どこにもいない?
違うと、なくなった人は言う。
どこにもいないのではない。
どこにもゆかないのだ。
いつも、ここにいる。
歩くことは、しなくなった。
歩くことをやめて、
はじめて知ったことがある。
歩くことは、ここではないどこかへ、
遠いどこかへ、遠くへ、遠くへ、
どんどんゆくことだと、そう思っていた。
そうでないということに気づいたのは、
死んでからだった。もう、
どこにもゆかないし、
どんな遠くへもゆくことはない。
そうと知ったときに、
じぶんの、いま、いる、
ここが、じぶんのゆきついた、
いちばん遠い場所であることに気づいた。
この世から一番遠い場所が、
ほんとうは、この世に
いちばん近い場所だということに。
生きるとは、年をとるということだ。
死んだら、年をとらないのだ。
十歳で死んだ
人生の最初の友人は、
いまでも十歳のままだ。
病に苦しんで
なくなった母は、
死んで、また元気になった。
死ではなく、その人が
じぶんのなかにのこしていった
たしかな記憶を、わたしは信じる。
ことばって、何だと思う?
けっしてことばにできない思いが、
ここにあると指すのが、ことばだ。
話すこともなかった人とだって、
語らうことができると知ったのも、
死んでからだった。
春の木々の
枝々が競いあって、
霞む空をつかもうとしている。
春の日、あなたに会いにゆく。
きれいな水と、
きれいな花を、手に持って。
『 花を持って、会いにゆく』 長田 弘
春の日、あなたに会いにゆく。
あなたは、なくなった人である。
どこにもいない人である。
どこにもいない人に会いにゆく。
きれいな水と、
きれいな花を、手に持って。
どこにもいない?
違うと、なくなった人は言う。
どこにもいないのではない。
どこにもゆかないのだ。
いつも、ここにいる。
歩くことは、しなくなった。
歩くことをやめて、
はじめて知ったことがある。
歩くことは、ここではないどこかへ、
遠いどこかへ、遠くへ、遠くへ、
どんどんゆくことだと、そう思っていた。
そうでないということに気づいたのは、
死んでからだった。もう、
どこにもゆかないし、
どんな遠くへもゆくことはない。
そうと知ったときに、
じぶんの、いま、いる、
ここが、じぶんのゆきついた、
いちばん遠い場所であることに気づいた。
この世から一番遠い場所が、
ほんとうは、この世に
いちばん近い場所だということに。
生きるとは、年をとるということだ。
死んだら、年をとらないのだ。
十歳で死んだ
人生の最初の友人は、
いまでも十歳のままだ。
病に苦しんで
なくなった母は、
死んで、また元気になった。
死ではなく、その人が
じぶんのなかにのこしていった
たしかな記憶を、わたしは信じる。
ことばって、何だと思う?
けっしてことばにできない思いが、
ここにあると指すのが、ことばだ。
話すこともなかった人とだって、
語らうことができると知ったのも、
死んでからだった。
春の木々の
枝々が競いあって、
霞む空をつかもうとしている。
春の日、あなたに会いにゆく。
きれいな水と、
きれいな花を、手に持って。
2018年09月23日
菊咲雲便りNo.13:おかれきし
少し前の新聞、読者投稿の文芸欄に「お彼岸」を「おかれきし」とよんだ孫が内定をもらった、ということを詠んだ歌が載っていました。なんというか・・・(´-ω-`)
「さびしさは秋の彼岸のみづすまし」(飯田龍太)
秋の彼岸が季語(ただの彼岸は春の季語)ですが、
みづすましは、夏の季語。季語が二つある季重りというヤツですが、そんなことを言うのは不粋でしょうねぇ。みづすまし以外のナニモノにもこのさびしさ、侘しさや切なさは出せない気がします。
「梨腹も牡丹餅腹も彼岸かな 」( 正岡子規)
この子規の俳句、好きです(*´∀`)
気温の変化が大きいです。皆さま、ご自愛下さいませ。
「さびしさは秋の彼岸のみづすまし」(飯田龍太)
秋の彼岸が季語(ただの彼岸は春の季語)ですが、
みづすましは、夏の季語。季語が二つある季重りというヤツですが、そんなことを言うのは不粋でしょうねぇ。みづすまし以外のナニモノにもこのさびしさ、侘しさや切なさは出せない気がします。
「梨腹も牡丹餅腹も彼岸かな 」( 正岡子規)
この子規の俳句、好きです(*´∀`)
気温の変化が大きいです。皆さま、ご自愛下さいませ。