怪異

2020年09月25日

涼秋雲便りNo.12:雀 と 椿

「送り狼」ならぬ「送り雀」がいるとは知りませんでした!


和歌山の那智勝浦町にある妙法山によく現れたという話です。夜、山道を歩いていると、「チチチチ……」と鳴きながら飛んできて、どこまでもついて来る。この鳴き声の後ろにはオオカミが現れるとされ、道で転倒するとすぐに襲われてしまうので、雀送りの鳴き声を聞いたら、転ばないよう足元に注意をしながら歩いたそう。また、田辺市本宮町では、夜雀がついている間はオオカミが山の魔物から守ってくれている証である、という話も……。

http://www.norichan.jp/noyama/bird/aoji.htm



綺麗な女の人がずっと泣きながらついてくるのと、雀がついてくるのとどっちが恐ろしいかしら……と思ってしまったのですが「椿女」という妖怪もいるのですね。こちらは山形のお話。


城下を2人の男が歩いていると、峠道に女がいた。その女が、男に吐息を吹きかけると、何とハチに変わってしまった! 女は近くに咲いていた椿の花の中へ姿を消してしまい、男が変身させられたハチも椿の花の中に吸い込まれて……やがて花は地面に落ちる。残されたもう1人が花を拾うと、ハチは既に死んでいたそうな…。椿にまつわる怪異は他にもありました。


https://learn-tesou.com/uranai/post-255/



老いながら椿となつて踊りけり


三橋鷹女の俳句を思い出した金曜日でした。



皆さま、どうぞ楽しい週末をお過ごし下さいませ(*・ω・)ノ





rohengram799 at 09:20コメント(0) 
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