恒川光太郎

2021年08月16日

金涼雲便りNo.16:青いイナズマ ヽ(ill゚д゚)ノ

『雷の季節の終わりに』(恒川光太郎)という本を読み始めました。春夏秋冬の他にもうひとつある「雷の季節」。その季節に姉がいなくなってしまった主人公。これから何が起こるのか、ドキドキします。

https://www.kadokawa.co.jp/product/200902000477/


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♪青い鳥って なんだろう〜

小学生の時だったと思いますが、NHKの劇場中継で劇団四季の『青い鳥』を見た記憶があります。当時、文通していたコと「面白かったよね」と感想を書きあったのですが、その後ちゃんと物語を読んだことがありませんでした。

宝石を調べていた時に「青い鳥とダイヤモンド」という記事を見つけて読んだら

……二人がかぶっていた帽子にダイヤモンドがついていましたね。……

帽子にダイヤモンド(´・ω・`)? 全く記憶になく……ビンボーなおウチのコたちがダイヤモンド('_'?) となってしまいました。多分『ヘンゼルとグレーテル』とかと一緒になって「貧しさに耐えかねて兄妹で親に黙って幸せ探しの旅に出た」とずっと思っていたのだと気がつきました。イヤだわ、恥ずかしい!


「青い鳥とダイヤモンド」
https://www.cgl.co.jp/knowledge/episode/03.html

「青い鳥 あらすじ」
https://4dimension-guide.com/blue-bird/


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チマチマと気になる話とか好きな俳句や短歌とかアレコレ保存していたのに、何をやらかしたのか消えている……今月は毎日更新だぜ!と思っていたのに……うう( TДT)

しばらく更新がなくてもお気になさらず……皆さま、8月後半もどうぞお身体に気をつけて安全にお過ごし下さいませ。



rohengram799 at 15:25コメント(10) 

2013年11月02日

わた雲便りNo.2:『夜宵』式ドキドキ(◎-◎;)

重松清さんの『きみ去りしのち』を読み終わり、今は柴村仁さんの『夜宵(やよい)』を読んでいます。恒川光太郎さんの『夜市(よいち)』はファンタジー系ホラーでしたが、こちらの「市(いち)」は‘心臓の悪い方はご遠慮下さい’に近いホラーかも(~_~;)


大晦日までの僅かな期間にだけ立つ「細蟹(ささがに)の市」。そこで手に入らないものはないという…ある者は薬を。ある者は行方不明の少女を。ある者はこの世ならぬ色を求めて、細蟹の市へと迷い込む……みんな仮面というかお面をかぶっていて、迷い込んだ人間は素顔のままなのですぐわかる。市守りのサザという人物に見つけてもらったらラッキー!で、そうでない場合は多分…ぎゃーっ!な運命が待ち受けているはず…商品として売られるとか! 双子の「あさなさな」と「ゆうなゆな」がまたブキミちゃんであります。私は勝手にマンガ『鬼灯の冷徹』の座敷わらしちゃんたちをイメージしているのですが、物語の終りはどうなるのかしら…ドキドキ(O.O;)(oo;)

タイトルにも使われている『宵』ですが、夜の時間区分で「ゆうべ」の次の段階。日没から夜半ごろまでをさすそうです。全く見たことも聞いたこともない『徹宵(てっしょう)』は、夜どおし起きていること。徹夜は庶民な響きですが、こちらはなんか高貴なイメージがするのは私だけ?


最初、記事タイトルを『ヨイヨイゞ(^o^ゝ)≡(/^_^)/"』にするつもりしだったのですが、調べたら「よいよいとは、アルコール中毒や脳卒中によって手足が麻痺したり、口がもつれるといった症状のことで、差別的要素が強い言葉である」とあってビックリ( ; ゜Д゜)盆踊りの振り付けというのでしょうか、アレもこの動作というかしぐさからのものらしいです。知らなかった……(´д`)今はあまり耳にしないのも、良い表現ではないからなのですね。


「聞いた?あさなさな」「聞いたわ、ゆうなゆな」「なんて無知」「なんて無恥!」………くく、双子のこの言葉が聞こえてくるような気がする~!!


文化の日を前に、ひとつ言葉の歴史を学んだのだっ!と開きなおることにします……(-_-#)





*前の記事のお返事遅れます…人( ̄ω ̄;)





rohengram799 at 23:05コメント(3)トラックバック(0) 

2012年08月07日

あかね雲便りNo.115:ちょきんぎょ

本日は最寄り駅でドラマの撮影とか~多分、電車内の撮影でしょうが、久しぶりかも…。以前、戦隊モノの撮影があったのですが、売店があるのにまた撮影用の売店がつくられていて…なんだかへんな感じでした(((^_^;)


へんな感じと言えば…今、『夜市』(恒川光太郎)を読んでいます。第12回日本ホラー小説大賞受賞作
なのですが、ホラーというにはちょっとファンタジーとミステリーがまざったようなお話。


大学生のいずみは、高校時代の同級生・裕司から「夜市にいかないか」と誘われた。出かけた岬の森では、妖怪たちがさまざまな品物を売る不思議な市場が開かれていた。夜市では望むものが何でも手に入る。小学生のころに夜市に迷い込んだ彼は自分の弟と引き換えに「野球の才能」を買った。甲子園にも出場したが弟を売ったことにずっと罪悪感を抱いていた。そして今夜、弟を買い戻すために夜市を訪れたのだ……。同時収録の「風の古道」もおもしろく読んでいます。コドウって音だけなら鼓動もあるなぁ~って…人外のものたちの鼓動も息づくのが古道なのかも、なんて思いました。


表紙に金魚のイラストがあったのですが、埼玉の中学校プールに大量の金魚というニュースにはビックリしました!!お祭りの売れ残りではないかという話でしたが、池とかでなくプールとは~本当だとしたら、いい大人が何をやっているのでしょうか(´д`)金魚をつかまえて、また掃除して……金魚はどうするんでしょうね?お疲れさまの中学生諸君、何年か先には笑い話になるかもね(*^^*)


そうそう、金魚と言いますと「大出目錦 やあ楸邨といふらしき」(加藤楸邨)という句がユーモアがあって私は好きですが、小さい子の浴衣や手ぬぐいは赤い金魚の模様が可愛らしくていいですね。


金魚柄は金運がアップすると聞いたことがあります。昔でいう農協さんの「ちょきんぎょ」のグッズ(ペットボトル入れ)を愛用していますが、私の金の魚はスイスイどこか違う世界を泳いでいるようです…ぐすん(;_;)




rohengram799 at 17:00コメント(13) 

2011年06月13日

第513号:脳内図書委員!?

朱川湊人さんの『花まんま』『いっぺんさん』を読み終わり、う~ん満足!だったので、今度は少し違う人の作品を…ということで『草祭』なるタイトルにひかれ、文庫本を買いました。


作者は恒川光太郎さん、お初です!!現在は沖縄在住。そして私より…若いっ(~o~)昭和48年生まれ…はぁ~と何故かため息(笑)


『竜が最後に帰る場所』
…どこかで見たタイトルの作者でもあるので、案外この本も書評を読んでいたのかもしれないな、と思いました。


物語は「美奥」という奇妙な土地が舞台で神話や民話の世界に近いかも。読みやすいけど、内容は深い。朱川さんはホラーの要素が多いけど、恒川さんはファンタジーが強いかな?


読み進めていって「ん?」と思ったのが『くさのゆめがたり』(美奥がどうしてできたかみたいな話)のこの文章。


【絹代はいつもやさしかった。いつだったか何故そんなにやさしいのかと問うと、誰かからやさしくされたら、それを十倍にして周囲の人に返さなくてはならない。やさしさは巡っていつか自分に返ってくるものだから。】


私、最近似た文章をどこかで読んだような……そう!朱川さんの『かたみ歌』に収録されている「夏の落とし文」だ!! 弟に“兄ちゃんは、なんでそんなに優しいの?”ときかれてこう言ったんだ…。


【優しくされて嬉しいと思ったら、お前も誰かに優しくしてあげろよ。そしたらいつか、世界中のみんなが優しくなるから。】


今まで本を読んできて、短期間で似た言葉に出逢ったのは、今回がはじめてかも(((・・;)


格言や名言集を好んで読んでいると似た言葉に出逢うけれど、まだまだ新顔(笑)の作家さんだし。恒川さんのは、何冊か手にしていた一冊で、棚に返す可能性も大だったから、不思議なカンジです(((^^;)


こんな時期だから、今まで目にしてきた雑誌や新聞の記事から「脳内図書委員」が厳選してくれたのかもしれない(^-^)v



rohengram799 at 00:23コメント(11) 
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