空のお城通信~オスカー戯言日記~

空のお城へようこそ゚+(人・∀・*)+。♪ 自分の好きなこと、興味のあることを書いています。

タグ:成人の日

俳句の季語で次の季節が近づいて来ていることを表すものに「春隣(晩冬)」「夏隣(晩春)」「秋隣(晩夏)」「冬隣(晩秋)」がありますが、夏が隣というのは、汗だくなオッサンと狭いベンチにふたりでいるような気分になって、暑苦しい気持ちになってしまいます〜ベタベタした肌の感じとか、想像しなくていいのにしてしまう💦

山田富士郎さんのこちらの短歌は、なんとなく怖くもあり、残酷さもあるけれど「生きるってこういうことだと気づいた少年の夏」というノスタルジー的なものもあり(あくまで私の鑑賞)好きです。

蝉をとらへ仔にあたへたる母猫の眼の金色の永遠の夏





さてさて……今日は「成人の日」。各自治体の成人式も予定されていると思います。新成人たちにこの質問をしたら、なんとこたえるのでしょう? 国語の教科書にも載っていたそうですが、読んだ世代なのかな? 絵本もありました。





「最初の質問」 長田弘



今日あなたは空を見上げましたか。

空は遠かったですか、近かったですか。

雲はどんな形をしていましたか。

風はどんなにおいがしましたか。

あなたにとって、いい一日とはどんな一日ですか。

「ありがとう」という言葉を今日口にしましたか。



窓の向こう、道の向こうに、何が見えますか。

雨の滴をいっぱいためたクモの巣を見たことがありますか。

樫の木の下で、あるいは欅の木の下で、立ち止まったことがありますか。

街路樹の木の名前を知っていますか。

樹木を友人だと考えたことがありますか。



この前、川を見つめたのはいつでしたか。

砂の上に座ったのは、草の上に座ったのはいつでしたか。

「美しい」と、あなたがためらわず言えるものは何ですか。

好きな花を七つ、挙げられますか。

あなたにとって、「わたしたち」というのは、だれですか。



夜明け前に鳴き交わす鳥の声を聴いたことがありますか。

ゆっくりと暮れていく西の空に祈ったことがありますか。

何歳のときの自分が好きですか。

上手に年を取ることができると思いますか。

世界という言葉で、まず思い描く風景はどんな風景ですか。



今あなたがいる場所で、耳を澄ますと、何が聞こえますか。

沈黙はどんな音がしますか。

じっと目をつぶる。すると何が見えてきますか。

問いと答えと、今あなたに必要なのはどっちですか。

これだけはしないと、心に決めていることがありますか。



いちばんしたいことは何ですか。

人生の材料は何だと思いますか。

あなたにとって、あるいはあなたの知らない人々にとって、

幸福って何だと思いますか。



時代は言葉をないがしろにしている。

あなたは言葉を信じていますか。






自分に問いかける時間、考える時間、大切だなと思いました。そして、私は「言葉の力」を信じています。

本当なら今日が「成人の日」ってやっぱり思ってしまう。今日だったら月曜日に有休を取って土日月火の4連休に出来たのに!と思った人もいるかも?(^-^;


昨日は新聞にいつものようにサントリーの広告で伊集院静さんの「君に乾杯!」がありました。今年のタイトルは「ヤンチャでも困った大人でもかまわない。」。


【これだけは覚えていて欲しい。真の大人は自分だけのために生きない。お金がすべてと決して思わない。品性を得ることは人生の最高の宝物だ。】


昨日のニュースで見た、どうすればそんな格好をしようと思うのかという、バカの見本市みたいな人間たちにこの言葉は届くのでしょうか? 一生、そのスタイル(外見、服装)で生き抜けるならそれはそれでエライ!と思うけれど、また中途半端にチャラい格好で生活していくんだろうなぁ。




読売新聞の編集手帳に新川和江さんの『名づけられた葉』の一部が引用されていました。自分がポプラとプラタナスを混同していたことに気づきました。私もやっぱりアホな新成人と五十歩百歩なのかも……反省m(_ _;m)三(m;_ _)m




『名づけられた葉』  新川 和江


ポプラの木には ポプラの葉
何千何万芽をふいて
緑の小さな手をひろげ
いっしんにひらひらさせても
ひとつひとつのてのひらに
載せられる名はみな同じ <ポプラの葉>


わたしも
いちまいの葉にすぎないけれど
あつい血の樹液をもつ
にんげんの歴史の幹から分かれた小枝に
不安げにしがみついた
おさない葉っぱにすぎないけれど
わたしは呼ばれる
わたしだけの名で 朝に夕に


だからわたし 考えなければならない
誰のまねでもない
葉脈の走らせ方を 刻み(きざみ)のいれ方を
せいいっぱい緑をかがやかせて
うつくしく散る法を
名づけられた葉なのだから 考えなければならない
どんなに風がつよくとも


本当なら、という言い方もおかしいけれどもやっぱり「成人の日」は今日、1月15日だよなぁ、と思ってしまいます。



さてさて・・・詩人の森山恵さんと俳人の毬矢まりえさんのが共訳した『源氏物語』がなんかスゴいらしいです。お二人は姉妹。森山さんが妹です。


アーサー・ウェイリー(Arther Waley 1889~1966年)という人が、独力で翻訳した『源氏物語』の英訳版を、また日本語で訳したもの。左右社よりの刊行。定価3200円+税でなかなかのお値段ですが、 表紙がクリムトなのがステキ♪o((〃∇〃o))((o〃∇〃))o♪


http://sayusha.com/catalog/p9784865281637




光源氏は「ゲンジ」となり、物語はこんな風にはじまります(ふらんす堂さんのブログ記事より)。



・・・いつの時代のことでしたか、あるエンペラーの宮廷での物語でございます。

ワードローブのレディ、ベッドチェンバーのレディなど、後宮にはそれはそれは数多くの女性が仕えておりました。そのなかに一人、エンペラーのご寵愛を一身に集める女性がいました。その人は侍女の中では低い身分でしたので、成り上がり女とさげすまれ、妬まれます。あんな女に夢をつぶされるとは。わたしこそと大貴族夫人(グレートレディ)たちの誰もが心を燃やしていたのです。・・・



グレートレディ・・・なぜかマツコ・デラックスや渡辺直美さんの姿が思い出されてしまった! そして岸田今日子さんか市原悦子さんか、樹木希林さんか・・・彼女たちのナレーションが聞こえてきそう(笑)



♪You're my only shinin' star ずっと今まで困らせて ごめんね ・・・


中山美穂さんの歌声が脳内を駆けめぐる1日になりそうです。あ、私は『源氏物語』は読んだことが ないので、最終的に光GENJIイヤ光源氏がどうなったのかも知らないです。ひとりさみしく過ごしたのかしらん?


『道にはずむ成人の日の紙コップ』(秋元不死男)



はずむのはポップコーンか気持ちだけでいいんだけど……と思う、この一句。成人式は「大人の七五三」とも揶揄されていますが、七五三の子どもたちの方が素直に言うことをきくような……今年の成人式の話題はサワヤカなものがあるでしょうか?


今は「二十歳になったら成人」で年齢が基準になっていますが、世界ではその地域の人たちが定めた成人の儀式を行っているという国もありますよね。昔は日本も「1日に60キロの柴を刈って12キロ売り歩けたら一人前の男である」みたいな、年齢に関係なく、その行為が出来れば成人として認めるといったものがあったようです。これらの儀式は成年式・成女式などと呼ばれていたらしいです。現代で「成人として認められるもの」を年齢以外で決めるとしたら、何になるんでしょうね? 


明治以降になると、男子は兵役につく義務を課せられました。兵役につくためには徴兵検査を受ける必要があります。この徴兵検査が成人式の意味をもち、成人式制定のきっかけとなったそうです。戦後、兵役の義務がなくなったので、1948年の《国民の祝日に関する法律》によって「成人の日」は正式な祝日に……今はちっともhappyにならない1月の第2月曜日になっていますが(~_~;)



ワタクシの成人式はもう30年も前になってしまいましたが(バブルの恩恵はなかった…!)やはり成人式には着物でしょ!な親世代(笑)私も着物姿になりましまわ、オホホ。朱色の地に御所車やら手鞠やらの文様だった気がします。父の運転する車で親戚の家をまわりましたわ。あの頃はお腹にバスタオルを巻くくらいにはクビレがあったのに、今は……(´;ω;`)


着物の文様に「雪もち南天」とか「雪もち椿」とか、雪がのっかっているものがありますね。これはしなやかな枝葉が雪の重みに耐える姿をデザインしたものだそうです。「柳に雪折(ゆきおれ)なし」という言葉は、柳の枝はよくしなうので、雪が積もっても曲がるだけで、堅い木のように折れることがないことから、柔らかくしなやかな物は、堅くて強い物に比べて、かえって長持ちする、という意味で、しなやかにしたたかにいきましょうか、という意味にもなるようです。



「雪もち」で検索すると、和菓子が出てきたりしますが、雪の種類に『もち雪(餅雪)』ってあるんですね。融解が始まっていて、水分を多く含む雪のこと。雪の塊は餅のように柔らかく自由に形状を変えられるので、雪玉や雪だるまなどがつくりやすいそうです。「雪だるまの作り方」なるマニュアルによれば「まず手のひらで雪玉を作り、やわらかい雪の上で転がす。まんべんなく雪が付くように転がしていくと、雪玉はどんどん大きくなるので、ほどよい大きさを二つ作り、ひとつにもうひとつを重ねる。」の だそうです。


『源氏物語』の「朝顔」の段に「童女を庭へおろして雪まろげをさせた」とあるそうで……「雪まろげ」とは雪玉を転がし大きくする遊びらしいので、雪だるまの原形かも。


ついでに雪の家紋を調べてみました。思ったよりたくさんあってビックリ( ̄▽ ̄;)


http://kamondb.com/sizen/yuki.html



タイトルがいまいち思いつかず…雪の話で行き詰まった結果がアレです(O.O;)(oo;) 明日は私も仕事が休み~皆さまもゆっくり過ごせますように!!




昨晩もお風呂読書をするつもりだったのに、ダンナに本を取り上げられてしまいましたρ(・・、)バブも用意して準備万端だったのに…! バブといえば入浴剤ですが、今はいろんなのがありますね。パッケージだけ萌え系イラストの「入浴彼氏」やら「入浴彼女」やら……間違えて「お風呂彼氏」で検索してしまったら「彼氏が一緒にお風呂に入ろうって言うんです」みたいな記事ばかり出てきて焦りましたわ(;^_^A 「浴場彼女」でも危険ですが(違うヨクジョウの文字もありますからね!)検索はしてないですよ(゜゜;)\(--;)


お風呂では読めなかった星新一さんの『ブランコのむこうで』を読み終わりました。ある日学校の帰り道に、「もうひとりのぼく」に出会った主人公。鏡のむこうから抜け出てきたようなそっくりな顔!双子じゃないはずなのに…目に見えない糸で引っぱられるように男の子のあとをつけていくと、その子は長いこと歩いたあげく知らない家に入っていく。続いて中に入ろうとしたら……なんか知らない不思議な世界。亡くなったおじいちゃんがいて、話を聞いたらパパの夢の中だって!


そこから彼はあることをキッカケにして、いろんな人の夢を旅します。大人にはちょっと中だるみ的な感じがするかもしれないのですが「8.道」とそれに続く「9.赤ちゃんたち」はとてもよかったです。彫刻をすることに生涯を費やしてきた老人の話は大人に(『老人と海』の老人はライオンの夢をみますね)、「赤ちゃんたち」はこれからを生きる子どもたちにぜひ読んでもらいたいです。薄い本なので、本当に1日あったら読めちゃいます。新潮文庫のカバーイラストが可愛くて買ってしまいましたが、もとは『だれも知らない国で』という作品名でずいぶん前に発行されていました。星新一さんの公式サイトに、この本のことが書いてあります。


http://www.hoshishinichi.net/greeting/20080311.html


夢の中に潜入の話というと、くじら雲便りNo.28:ドリーム・ラッシュ(^_^;)?に書いた『夢のカルテ』がありますが、この話よりずっとファンタスティック♪です(´∇`)


今日のタイトルは、そう!あの一斉風靡セピアの『前略、道の上より』からですが(若い方は知らないかも)「ソイヤ、ソイヤ」という掛け声(?)がありますよね。これは漢字で【素意】と書いて「前々から抱いている考え・願い」という意味なんだそうです。知らなかった!調べてよかった(^o^)v 決意表明的な歌だと思うとまた、味わい深い歌詞でありますね。


明後日は《成人の日》、明日、成人式のところも多いと思いますが「素意や!素意や!!」を他人に迷惑をかけない形でアピールして、自分の道をつくっていって欲しいです。


*オマケ*

サモア語で「ソイヤ!」は「やめて!」という意味らしい……あの歌はソイヤ!を連発しているのですが、聞く人によっては「ヤメテ!ヤメテ!!ヤメテ!!!」になるのかと思うと……やめてっ(/´△`\)



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