手紙

2018年05月12日

若夏雲便りNo.14:「母」という字

明日は「母の日」ですね。久しぶりに『ソナエ』を読んだら「母の日参り」という文字が・・・なんでも商売に結びつけるなぁと思ったのですが、亡き母に宛てた手紙コンテストの受賞作品はどれもよかったです。特に金賞はお鼻がツーンとしました。最後がまた男の子(笑)らしかった。 いくつになっても子どもは子どもなのです。

https://hahanohi-mairi.jp/award.html



小川未明の『おっぱい』にも、お乳を目薬がわりに、の部分があります。短い話ですが、おとなりの「よしおさん」の年齢が気になったのは私だけ?(笑)

https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/51512_48267.html




「母の詩を書く人」で一番最初に思い出すのは、やはりサトウハチローさん。母という字を書いてごらんなさい・・・・詩の中にいろんなお母さんの姿が見える。私はどんな「母」かしら? きっと横幅があり、ゆがんでよろけた「母」に違いない(;・ε・ )




『母という字を書いてごらんなさい』


母という字を書いてごらんなさい
やさしいように見えて むずかしい字です
格好のとれない字です
やせすぎたり 太りすぎたり ゆがんだり
泣きくずれたり・・・笑ってしまったり
お母さんにはないしょですが
ほんとうです


サトウハチロー





rohengram799 at 08:20コメント(8) 

2018年05月01日

若夏雲便りNo.2:てがみ

ベランダにこいのぼり🎏というお宅を何軒か見かけるようになりました。 近くの幼稚園でも園庭にこいのぼりがたくさん~5月だなぁって思います(笑) ◯◯協会ってたくさんあるな、と思っていましたが、こいのぼりもありましたわ。



【日本鯉のぼり協会】

http://www.koinobori-nippon.jp/




寺山修司さんの詩を読んで、こいのぼりも空の彼方へいる人たちへの手紙なのかなと思いました。



『てがみ』 (寺山修司)


つきよのうみに
いちまいの
てがみをながして
やりました

つきのひかりに
てらされて
てがみはあおく
なるでしょう

ひとがさかなと
よぶものは
みんなだれかの
てがみです





 

rohengram799 at 23:07コメント(6) 

2018年03月05日

桃月雲便りNo.3:えぴすとれー

新聞で水原紫苑さんの歌集『えぴすとれー』が紹介されていました。紫苑というと、どうしても宝塚の星組トップだった紫苑ゆうさんを思い出してしまう・・・(^o^;)



「えぴすとれー」って造語なのかなと思っていたら「歌は手紙でありたい」ということで、手紙を意味するギリシャ語をタイトルにしたそう。カタカナで「エピストレー」だったら、特に興味を持たなかったかもしれない。表紙を見たらとてもシンプルだった!


http://www.honamisyoten.com/bookpages/ST201713347.html




「世のなべて少女とならばおそろしき少女のむかで、少女のみみず」


この作品は別の書評で見つけたのだけれど、郷ひろみさんの♪処女と少女と娼婦に淑女~「How many いい顔」を思い出してしまった! 女だからこそよくわかる「少女」のおそろしさ・・・少年じゃダメなんだよなぁ!なんて思ってしまった!





rohengram799 at 18:45コメント(2) 

2016年12月17日

走雲便りNo.12:悲望〜ピンク色の化物(´;ω;`)

昨晩は寒かったですね〜冬至が近くなるにつれて気温もどんどん下がっていきます。冬の夜長、あつーい恋心を燃やす人たちもたくさんいるでしょうか?


今は長らく積ん読だった「悲望」という本を読んでいます。作者は小谷野敦さんという、博士号を持つ評論家です。だからでしょうか、内容は大学院生が主人公で大学院のことや留学先望みことなど、大学進学したことのない私にはほぉ!と思うことがたくさんあるのですが、この本のスゴいところはストーカーだろ・・・と言いたくなる男性のひとり語りであるところでしょうか。当事者には笑い事ではないでしょうが、ああこういう心境なのかと思ったり。


主人公は恋愛経験がない東大院生の藤井。同じ院生の響子さんを好きになりますが、相手にされずカナダ留学をしてしまいます。すぐに追いかけてカナダに行き、同じ寮に住めないかと努力(?)したり、手紙を書いたり・・・ノイローゼになりそうな響子さんは「諦めてください」と懇願の手紙を出すのですが、全くめげない‼




・・・下手をすると正気に戻ってしまいそうな自分を奮い立たせて書き上げた二枚程度の「ラブレター」は、まるでピンク色の化物だった。「天秤座のあなたの天秤の片方にあなたの片思いがたくさん乗っているなら、もう片方に私の思いを乗せて天秤を水平にしてあげます」などという言辞がずらりと並んで いるのである。恐らく私の無意識が、が、これはおかしい、と告げたのだろうが、私はそれをねじ伏せるように、急いで封筒に入れ、封をして、近くの郵便局からだした。・・・



83ページからの引用ですが、わかっているなら辞めろよ〜と思うでしょう、しかし、彼は翌日失礼なことを書いてごめんなさい!とまた手紙を書くのです・・・(´-ω-`)


彼のまわりの人たちもなだめたりけしかけたりでいろいろですが、時代が1900年前後から始まるので、何と無く自分の学生時代とダブるところもあり、そのあたりの雰囲気を思い出しました。 胸くそ悪い!という結末ではないと思います。独りよがりで自己完結しているなぁとは感じますが、響子さんは無事ですし。あといろんな作家や作品が出てくるので、その本を読みたくなってしまいました! 特に「罪と罰」ですね(笑)


前向きな妄想と実行力は、さすが東大院生と言うべきかしらん(^。^;) 同時収録の「なんとなく、リベラル」(どこかで聞いたような・・・?)もきつくやはり院卒の30歳になろうという女性の話で、註釈がいっぱい! 読み終わる時にはインテリになっているかしら( ・◇・)?



来週はクリスマス・イブですね。皆さま、風邪をひかないように気をつけて下さいませ。どうぞ楽しい土曜日にして下さい(*^^*)





rohengram799 at 08:48コメント(4) 

2015年12月16日

色雲便りNo.10:十二人の手紙

今日は井上ひさしさんの『十二人の手紙』を読みました。全部手紙形式なら読みやすかろう(笑)という単純な理由で買っておいたのですが、いやいや……これは奥が深い!


書き手と受け取り手の往復書簡であったり、一方的な手紙だったり……前の話(手紙)と関係ない話だと思っていると「あれ、この人は…」と意外なつながりがあって……技巧を凝らしたというより趣向を凝らした一冊。やはりスゴい作家さんですわ。手紙を書くまでの間、その手紙が相手に届くまでの間、自分は○○さんに手紙を出したつもりだけれど果たしてその人は実在するのか?なんてものも……。昔の雑誌の文通コーナーにはか写真入りのもありましたね。ちょっと懐かしさもあり、電話でもメールでもない、手紙の持つ魔力的なものも感じた作品でした。



この時期は年賀状の話題が多くなりますが、先月でしたか「年賀状50枚お買い上げの方にプレゼント第2彈は“さつまいも”♪」という郵便局のチラシがありました。第2彈ということは前も何かプレゼントしたのかい(;・∀・)と驚きました。他の地域の郵便局でも独自になにかやっていたのかしら?



「12」に関するウンチクみたいなものはあるのかな?と検索したら「12+1=稲」というのがありました。クイズのようで他に「10+12=鳥居 6+6=耳 3+12=トライ」など……理屈(?)は十二支でした。「01ね 02うし 03とら 04う 05たつ 06み 07うま 08ひつじ 09さる 10とり 11いぬ 12い」で「12+01=い+ね」だそうです。う~ん、頭の体操になったかしらん(^。^;)



年賀状の受付も始まりましたね。ますます気忙しくなります……!





rohengram799 at 20:16コメント(8) 
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