挨拶

2019年06月07日

林野雲便りNo.5:朝


「朝」 山本純子



おはよう、
って言ったら
おはよう、
って言われて

また会ったから
おはよう、
って言ったら
おはよう、
って言われて

あら、
さっきもたしか
言ったわね
と思いあたると
今のは明日のぶんですよ
と、するっと
わきを抜けられて

わたしも
明日の分を言ったのかな

明日も会う人でよかったわ

明日も会う人ばかりで
よかったわ


一日がはじまるのである







金曜日の朝、なんかいいなぁ、と思った詩を見つけたので(笑) どうぞよい週末を♪(o・ω・)ノ))


rohengram799 at 07:24|この記事のURLComments(4)

2018年05月06日

若夏雲便りNo.8:お疲れ!

ニュースでは行楽地の様子、高速道路の渋滞、帰国ラッシュなど、みんなGWに出掛けたよね!みたいな雰囲気になっていますねぇ。潮干狩りの様子がよく流れていましたが、なぜ「お父さん」「お父さん」を連呼するんでしょう? こういう時でないとお父さんの出番はない!みたいに・・・バケツにたくさん入っていないとダメおやじみたいなコメントとかやめて欲しいですね。



自分の誕生日に買った『通勤電車で読みたい詩集』に載っていたトーマ・ヒロコさんの詩がとても気に入りました。こんな気持ちになりますよね。学校に行く、それだけで疲れる。あったよ、そんな時代! (化粧はしないけど) 初デートのところとか、ウンウン、となる人が多そうだし、休日も納得。 シンプルで有り難い言葉だなと思いました。





『ひとつでいい』トーマ・ヒロコ


挨拶はひとつだけでいい
おはようも
ありがとうも
さようならも
おやすみも
もう要らない

朝一番の学校で
「お疲れ」と声をかけてきた同級生
起きるだけで
ご飯を食べるだけで
消耗するエネルギー
バスに揺られて化粧して
何度か停車をくり返し
やがて見えてくる校舎
バスを降りた瞬間
家に帰りたくなる

初デートの帰り道
家まで送ってくれた彼氏の「お疲れ」
スカート、目力(めぢから)主張、鈴のような笑い声
慣れないことから
もうすぐ解放される
しかしまだ油断はできない
彼の車が左折するまで
笑顔で見送らなくてはならない
左折すれば
彼もホッとため息つくだろう

家でごろごろするだけの休日でも
夕方になれば
肩が凝り
脚がむくんで
目がしょぼしょぼする

おはようも
ありがとうも
ごめんなさいも
さようならも
おやすみも
もう要らない
この世を生き抜くためには
挨拶はひとつでいい
「お疲れ」だけで事足りる



rohengram799 at 15:36|この記事のURLComments(4)

2016年03月07日

春雲便りNo.7:ピン!とこな……い

週刊少年ジャンプで連載中の『背すじをピン!と~鹿高競技ダンス部へようこそ~ 』(横田卓馬)というマンガが好きです~内容はタイトルのまんまです。姿勢よく読みたいのですが、難しい~姿勢も性根も曲がっているような……( ´△`)


なんか似た言葉で「ピンとこな」とかなかったっけ?と思ったら『ぴんとこな』でした~ドラマでやってましたね。見たことないけど(^o^;) 「ぴんとこな」は、歌舞伎の用語で「男らしく芯のある、二枚目」を意味するんだそうです。知らなかった!


芸能関係者が昼夜を問わず挨拶する時に「おはようございます」と言っていますが、これも歌舞伎からだそうです。江戸時代には蝋燭で今みたいに明るい照明器具がなかったっので、日没前に公演は終了。しかし、今とは違い 芝居が長時間だったので、関係者が顔を合わせるのは朝や午前中。なので「おはようございます」……その風習が残って今でも使われているらしいです。役者の顔が白く塗られているのも、暗かったので「見栄え」を良くするためだと言われているそうです。


「愛想尽かし」も相思相愛の男女が縁を切る場面から。「縁切り場」とも言うそうですが、世代的に世良公則&ツイストの『銃爪(ひきがね)』を歌いたくなる……!


♪あいそづかしの言葉が 駄目なあんたに似合いさと いつもオマエは笑うのさ


以前、ダイアモンド☆ユカイさんが替え歌で『キリがねえ』というのをテレビ番組で歌っていました。


♪2年7組のブリーフが 浮気男に似合いさと いつも女房は履かすのさ
子供も集まる銭湯で 脱衣所 ブリーフばれる 記念撮影される俺
一年ブリーフ履き潰して 品質低下が否めない
ゴムが伸び伸びになっちまったよ
ユルいユルい 辛い辛い
ブリーフの卒業 女房にねだる


「ゴムが伸び伸びになっちまったよ」……ここからサビの「ユルいユルい」にいくのがたまりません(≧▽≦) あ、ツイストの歌は本当にカッコイイので先にYouTubeなどで本家(?)のツイストを聞いてから、替え歌を楽しんで下さい!



今日は1日、この替え歌でムカつきトリガーを引かずにすみそうです。皆さまもどうぞ楽しくお過ごし下さいませ♪




rohengram799 at 14:20|この記事のURLComments(10)

2010年12月18日

第363号:愛だろ、愛!

毎日、あちこちの語源サイト巡りをしていますが『君に決めた!!』と言えないタラシなオスカーでございます(´д`)


時代によって「お疲れさま」「ご苦労さま」の使い方もさまざまで、上下関係にこだわっているのは現代人だけ?という印象(笑)


「苦労」をするのは未熟者。目上の人は熟達してるからそんなことはない。が、人間である以上、多少とも仕事をすれば誰しも「疲れ」るのはまぬがれない。だから、目上には「ご苦労さま」でなく「お疲れさま」を使用。


という話を読みました。フム!


あと、ご苦労さまは、自分(たち)に対して、何かをしてくれた時…具体的には配達がわかりやすいかな~宅配便のお兄さん(今はオジサンが多いが)や郵便屋さんとかには『ご苦労さま』って言ってるかも…ありがとうもプラスしていますが。ウチのダンナさんもマンションのお掃除の人には『ご苦労さまです』と言っていたな~。


お疲れさまは『共同、共通空間での仲間意識がある言葉』という話も~うん、うん、そんな感じ(笑)


結局のところ、相手に対しての『思いやり』が根っこにあれば、目上の人であっても『遠路はるばるご苦労さまです』で不都合はないわけです。まぁ私がこだわっているのは、使い方云々ではないのですが…むにゃむにゃ('~`;)


外国語で『お疲れさま』に該当する言葉があるのか?…今はそんなことに関心がいっております(笑)
ご存知でしたらぜひお知らせ下さいm(__)m


あっきー様のブログから久々に聴いた『 Love is all』ーこんなフレーズがあります。


『愛だけは越えられる すべてのものを
真実の愛ならば 眠らない』


愛が、ワガママな「I」にならぬよう、皆さま、オスカーを厳しくチェックして下さいませ。 あ、でも「やさしい言葉」で諭して下さいね。 根っこは《おとめ(妖怪)》ですから(((^^;)



rohengram799 at 08:41|この記事のURLComments(18)

2010年12月14日

第356号:お疲れさま禁止令(~_~)

昨日、仕事に行ったら奇妙な張り紙がしてありました。


『今週は“お疲れさま”を言わない一週間にします』


…おくちをポカンと開けたまま数秒固まりましたよ……「疲れたをむやみに連発しない」ではなくて「相手に言わない」「使わない」んだそうです。


お店の方からの提案というか意見で、実際浸透するかと言えば、今までの経験からいうと「そんなの知らない」スタッフもいるので、おそらくうやむやなままなくなるでしょう…(--;)と思いたい。


理由も書いてありましたが「疲れていない人にこの言葉を使うのはおかしい」「違う言葉でコミュニケーションをとろう」「例えば“ありがとう”と言ってみる」とか言われましたが、職場でのわずかなすれ違いの短い間に……ですか? 


「私、何かあなたに親切にしましたっけ?」とか1日1回は「“ありがとう”と言ってあげなきゃ!」みたいなイタイおばさんに見えます?…とかえって落ち込んでしまいますわ、私。根本的に意味が違うのでは?


『お疲れさま』には今の時期なら「寒い中大変だったね」という“いたわり”が感じられます。


日本語の挨拶は会話から成り立っていると聞いたことがあります。
『さようなら』も、左様なわけで失礼します…が短くなったものとか。挨拶は人がこみ合う様子が一番の意味らしいので「ちょっとごめんよ、道をあけとくれ~」みたいなところからきたのかな?などと勝手に想像しましたけど(笑)


『お疲れさま』を禁止するのではなく、記号化しているから一言プラスしましょう♪じゃダメなのかな~『ゆっくりやすんでね』『助かったよ』『いつもありがと』とか。


間違えて上司に『ご苦労さまです』とか言う人が出てきても知らないよ? うーん、納得できないまま明日は出勤!何か職場意識に変化があるのでしょうか?( ̄▽ ̄;)




rohengram799 at 15:26|この記事のURLComments(8)
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