備忘の果実 〜オスカー戯言日記〜

好きなことを好きな時にチマチマと書いています(⁠๑⁠˙⁠❥⁠˙⁠๑⁠)

【空のお城通信〜オスカー戯言日記〜】(2010.3.17〜2021.10.31 )からタイトルを変更。(2021.11.7〜)

斉唱

菫青雲便りNo.5:どす黒い思い

昨日は原田マハさんの『星がひとつほしいとの祈り』という短編集を読みました。2年くらい前に千葉の高校入試の国語の問題に「斉唱」の一部があって、読んでみたいな~と思って調べたら、この本に収録されていたのです。しかし、探している時には見つからないものですね( ̄~ ̄;)


「斉唱」は母と子の確執がじっくり描かれているのかと思ったら違っていましたわ。あと「沈下橋」は酒井法子の逃亡事件がネタですか?って感じで興醒めしました。7作品あるんですが、原田マハさんって不倫関係を書くのが好きなのか?と思ってしまう~あとカタカナ職業の人とか、わりといい仕事についている女性が多くて、ちょっとウンザリするかな~って、コレはひがみかしら(; ̄ー ̄A


表題作が一番よかったです。主人公は売れっ子コピーライター(笑)で、出張先で不倫中の上司と別れた後に道後温泉へ。宿でマッサージを頼んだら、盲目の老婆がやって来た。マッサージはうまくて文句はないのだけれど、あまりに上品な口調が気になって彼女の過去を知りたくなる。彼女が語ったのは、深窓の令嬢・箱入り娘だった自分と献身的な女中ヨネとの暮らし、そして戦争がもたらした悲恋・・・とってもよい話だったのに、最後が8月だから夢でもみたかな?的なオチになっていて、えーっ!とガッカリしました。中島京子さんの『小さいおうち』にちょっと共通するところがあるかも?



一番最初の「椿姫」もやっぱり不倫関係で妊娠して・・・の話。連絡がつかないから相手の会社まで行くとかひくわ~(´-ω-`) そして中絶代を30万要求されて、26万しかないといいながら大金(男には違うんだろうなぁ)をそろえて渡す不倫相手にもひくわ~! ひとりで産んで育てるみたいなことをにおわせて結局は堕胎した女にゲンナリしました。



産婦人科医院で制服姿の女子高生が出てくるんだけど、4月3日の読売新聞の人生案内に「高校生の娘が彼と裸の写真」という見出しがあったのを思い出しましたわ(◎-◎;)


相談者は40代のお母さん。ふたりは小学校生のときに知り合い、今は別の高校に通っているけれどSNSを通して再会したらしいとのこと。彼氏はよく夕飯も食べにくるそうで、お母さんの評価は悪くないみたいです。ふたりには話をして注意もしたようです。今は真剣でも別れた後になにがあるかわからないですからね。リベンジポルノとか。しかし、私が気になったのはこの文章です。



「しかし、娘がもう処女でないと考えると、どす黒い思いが消えません。」



ショックです、とかではなく「どす黒い思い」ってなんなんでしょうか・・・これは娘に向けられたもの? 母親としての気持ち? まだ学生なのにとか、自分が高校生の時はそんなことは・・・みたいな潔癖な部分や嫉妬心みたいなもの? もう同じ「女」の立場になったのね、みたいな? なんなんだろう? ウチには息子しかいないからわからない。 父親は息子が高校生で経験者だと知ったらどんな気持ちになるのか?



作品では相手の男の子が父親になる自覚があるようで、救われた気分になりました。いろいろ事情で産まない選択をする人がいるし、仕方ない子供のあると思う。でもこの女はキライ(*`Д´)ノ!!!「夜明けまで」という作品ではシングルマザーの女優が出てきて、いい話と言えばそうなんだけど、でもやっぱり、そんなにまわりの人間がいろんなことを許せるものかなぁと・・・。



あら、どす黒い思いを抱いているのは・・・もしかしたらワタシなんじゃ・・・Σ(-∀-;)

氷雲便りNo.6:大試験

『母情より父情がかなし大試験』(田島澪)


明治の始めには進級試験を「小試験」卒業試験を「大試験」と言ったようでこの季語が生まれたようです。でも現代では入試ですよね、きっと。なんだろう、母親ほど口うるさく言わないけれど、本当はスゴく心配している父親の姿が浮かんできます。 でもうまく言葉にして伝えられないオヤジ……うう、その心情を思うと切なく哀しい(´;ω;`)……子どもの試験の時刻になったらドキドキしていそう!!



『入学試験子ら消ゴムをあらくつかふ』(長谷川素逝)


自分の県立高校入試は3月中旬だったので、新聞に千葉の公立高校入試問題と解答の別刷りがあってちょっとビックリしてしまいました(;^_^A この俳句を読んで「ウワァ、間違えたぁ~!!」と焦って用紙が破れるのではないかというくらい、ゴシゴシとやった昔を思い出しました(笑)



国語の問題に原田マハさんの『斉唱』があり「ああ今っぽい!!」って思いましたわ。私はこの作品を知らないので、どの作品集に収められているんだろ?と検索していたら『星がひとつほしいとの祈り』の中の一編でした。本屋でタイトルだけで恋愛物だと思って敬遠していたのですが、違った~!
「斉唱」はトキのお話のようです。


原田さんは鶴とかトキとか、大きい鳥がすごく好きなんだそうです。佐渡島に行って「トキを田んぼに戻す会」で話をいろいろ聞いたそうです。平和と鎮魂の想いを込めた作品だそうです。今度探してみようと思います。



もう必死に勉強することもないワタクシですが、本を読むことだけは続けていこうと思っています。今日読んだ『ランチのアッコちゃん』(柚木麻子)読みやすくて面白かったです!! あと大阪を舞台にしたアンソロジー『大阪ラビリンス』から岩坂恵子さんの「おたふく」を読みました。きつねうどんが食べたくなりました←食べ物ばかりだった……( ̄▽ ̄;)



皆さまも♪あったかいんだからぁ~(笑)な出来事を楽しんで下さい(´ー`)ノ



メッセージ

名前
メール
本文
記事検索
月別アーカイブ
プロフィール

オスカー

QRコード
QRコード