新樹

2012年05月26日

あかね雲便りNo.30:しんじゅ

『夏山は目のくすり成(なる)しんじゆ哉(かな)』


昔は真珠を目に当てると眼病に効果ありと信じられていたらしい…なんとなく納得してしまう私ですが、この句では「新樹が目のくすり」だと言っています。真珠と新樹~そうきたか!!(笑)


新樹とは若葉におおわれた初夏の樹木のことだそうです。新緑より面積が大きいイメージで、甲斐の山々が浮かんできます。私も小さい頃は「目が良くなるから緑を見なさい」と言われました。遠くの方がいいらしいのですが、かなり近くに山があるので、遠くで見る山というと富士山!という感覚になってしまいます(((^^;)


今日は父の誕生日です。昨年同様、病院で迎えることになってしまいましたが、病室の窓からもさわやかな緑の山々が見えます。兄がお見舞いにいってくれていると思います。私はこちらで用事があり、帰れなくてちょっと残念(´д`)


『しんじゅ』と打ち込むと「真珠」「新樹」のほかに「神授」という漢字が出てきます。神さまから有形無形、いろんなものを授けていただいているのだと、空を見上げたり、足元の草花を見たりしながら思います。


純米大吟醸に『神授(かむさずけ)』という商品があるみたいですが(((・・;)神事にお酒はかかせませんね。このお酒を神社に奉納(献上?)すると「おたがいさまでございます。今後ともよろしくお願いいたします」に近い間柄になる……ことはないでしょうが(--;)神さまから授かり預からせていただいた自然の恵み、その中からうまれたものを「どうぞお受け取り下さいまし」という気持ちになりそうな商品名です。←あくまで個人的な感想ですから!お酒は飲めません(>_<)





rohengram799 at 15:47コメント(13) 
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