早稲田女

2016年01月05日

祥雲便りNo.2:Dark Red

昨日、仕事始めの皆さま、お疲れさまでした! ダンナも出勤でしたが、インフルで欠勤の人がいたそうです。昼間はアツいくらいですが、朝晩はそれなりに冷えますからね~油断したのかしら? しっかり治してまたバリバリ働いてほしいです←いつもバリバリ働く人かはどうかは知りませんけど( ̄0 ̄;)



昨日は『早稲女、女、男』(柚木麻子)を読みました。早稲女=ワセジョは文字通り「早稲田大学に通う女子学生のこと」で主人公は、就職を控えた早稲田の4年生である早乙女香夏子。その香夏子を、日本女子大、慶應大、立教大、学習院、青学などといった他大学の女子たちの目線から語った連作小説であります。


彼女たちにとってワセジョ・香夏子は「年中デニムにすっぴん」「いつも男子と喧嘩してばかり」「自虐トークには辟易」「面倒臭い」などなど……大学生活の体験がない私にはイマイチわからないこともあったのですが(合コンとか)リアルな女性の本音がけっこう詰まっていて、早稲田女がどうかというよりなんかモヤモヤするというか、香夏子頑張っていい男と出逢うんだ!という気持ちにもならず……読後感がよいとは言い難い一冊になりました。


さてさて、早稲田といえば思い出すのが、中退した広末涼子でもマラソンの瀬古さんでもなく……やはりスクールカラーのあのエンジ色! 箱根駅伝でもエンジに白のWマークがまぶしかったですね~白い手袋もしているとまたたまりません!(笑) 横文字でカッコよく「Dark Redのタスキ」とか中継で言われることはないのかしらん? 漢字だと「臙脂色」でまたイメージが違いますが、黒みをおびた深く艶やかな紅色のこと…と説明されていました。


名前の由来には、中国の春秋戦国時代の国家「燕」の赤い脂の色からという説や、中国の紅花の一大産地「燕支山」からなどいくつかの説があるそうです。表記も『烟脂』『燕支』『焉支』など……読めない!


色名は古くからあったことがわかりますが、一般的に使われるようになったのは化学染料が広まった明治中期頃からだそうです。現在でも臙脂虫(えんじむし)などから採集された天然の色素は、友禅や紅型の染料として広く利用されているそう。臙脂虫はカイガラムシの一種。あえて画像検索はしませんでした(^。^;)


エンジムシ……早稲田は演劇も盛んだよね、早稲女の付き合っていた彼も戯曲を書くんだ!な人だったし……でアタマの中には「演じ虫」の文字が。演劇バカ・役者バカというより、田舎から都会に出てきて、早く馴染まなくては!とあれこれいろんなタイプの女性を研究し「ワタシは女優」と言っていろんなキャラになりきろうとガンバる……でも、どれも中途半端になってしまって、自分の根っこある大事なものに気づかない、なんか痛々しい女の子を連想してしまい……「早く綺麗な蝶になれるといいね」などと勝手に物語を作ってしまうワタクシでした。



週末には気温がグッと下がるようですね。皆さま、体調を崩されませんようにお気をつけ下さいませ。





rohengram799 at 08:36コメント(4) 
メッセージ

名前
メール
本文
記事検索
月別アーカイブ