2017年08月16日

竹春雲便りNo.15:旱星(ひでりぼし)

う~ん、なんだかこの1週間の天気予報を見ると梅雨時期のような・・・。



梅雨に関する言葉ってたくさんあって「梅雨夕焼け」というのもありました。夕焼けだけなら夏の季語なんだそうですが、「梅雨」がつくと雨上がりのしっとりした、またあざやかさな雰囲気が伝わってきます。「梅雨の闇」という、柳の下にユーレイ的な(笑)季語もあるそうです。


梅雨の合間の晴れは嬉しいですが、長雨と同じであまりに長く続くと困ってしまいます。「旱梅雨(ひでりづゆ)」という季語があるそうですが、「旱星」もありました。しかし、日の下に干すの一字、よく意味を表していますね~!




「旱星」は雨の無い、ひでり続きの夜に見える星のこと。炎天続きの夜にひでりを象徴するような星。火星やアンタレスなどの赤い星をいうらしい。


『旱星われを罵るすなはち妻 』(西東三鬼)


三鬼はどんな失態をやらかしたのか、もともと恐妻家なのか、イライラして八つ当たりされたので外に出てきたのか・・・いろんな場面が浮かびます(;´∀`) 



『旱星食器を鳴らす犬と石 』(秋元不死男)


昼間の暑さからいくぶん涼しくなり、食欲復活!のワンちゃんでしょうか? アルマイトの食器に顔を突っ込み、ガツガツエサを食べている愛犬を飼い主さんが「おいおい、そんなに慌てて食べるなよ」と苦笑しながらもあたたかいまなざしを向ける姿が浮かんできます。星空とワンちゃん、そしてご主人さま・・・物語が生まれそう(笑)





ワンちゃんつながりで・・・日本サービスドッグ協会という、引退した補助犬(盲導犬・介助犬・聴導犬)たちの医療費や介護用品の支援などを行うNPO法人があるそうです。

http://www.servicedog.or.jp/



rohengram799 at 08:58コメント(4) 
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