星空

2011年07月21日

第538号:星空派と青空派

皆さま、台風の被害などありませんでしたか?昨日から妙に涼しく「秋!?」みたいですわ(-_-;)


今日からまた仕事ですが、窓拭きの仕事をしている青年が主人公の『青空のルーレット』という本を読みました。窓拭きは生活のため、本当は大きな自分だけの夢を持っている野郎たち(笑)の物語です。典型的なイヤミな経営者にムカつきまくり!!
でもラストはカッコいいので、ドラマでみたいかも(*^^*)


作者の辻内智貴さんは音楽活動もしていたようで、同時収録の『多輝子ちゃん』は歌がキーポイントなので、やはり音楽をしていた人なんだと思いました。


文中に「歌は何か人の役にたたなくちゃいけないよ」「歌なんて、飲めも喰えもしないんだから、何か小さくても、人の心の足しになるような歌を、おれたちはつくらなきゃいけないんだ」という言葉があり、辻内さんもそう思ってやってたんだろうなぁ、実際に音楽をつくっていた人の言葉だと思い、お鼻がツーンとなりました。


ブログタイトルは、作者のあとがきからいただきました(笑)青空派と星空派にわかれる…ウソです、なんて書いていましたが案外当てはまるのかな?彼は青空派!!


…青空というのは、あれは、けして、空の表皮などでは無いのである。ペラリと剥ける様な、そんな、それだけのものでは無いのである。青空というのは、あれは、背中に永劫の宇宙(やみ)をズシリとかかえて、それでもニコリと笑ってみせている、痛々しい笑顔のようなものである。リウマチに痛む足をこらえながら、それでもニコニコと幼い孫に手を引かれてみせる、老婆の深々とした笑顔である…


青空を見上げる機会があったら、この言葉を思い出して下さい。皆さまは、どんなことを思うのかしらん…先週、仕事の休憩時間に読んでいた私はまたハンカチで目頭を押さえてしまいましたよ(T-T)



rohengram799 at 11:58コメント(19) 
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