春隣

2022年11月08日

水霜雲便りNo.5∶「はじめ」の火曜日

おはようございます☀

上空で散り散りになるちぎれ雲 神もむしゃくしゃするんだろうな

昨日(11/07)の読売歌壇で俵万智さんが選んだ一首。 投稿者は神戸市の方。出雲での会議も荒模様だったと聞きますし、神さまもいろいろあるに違いない!


そして昨日は立冬でしたね。すっかり忘れていました。でもせっかくだからとアタマを働かせ、短歌を作ってみました(笑)

歳時記にふたりの名前を見つけたぞ
オレ冬「はじめ」ヤツ「はると」なり

「冬初め」「冬はじめ」は文字通り♪冬が始まるよ~な時期。「春隣り」は♪どこかで春が生まれてる〜な、もうすぐ冬が終わって春が来るよ~な時期。まぁ「はじめ」ちゃんは四季を通していつも一番になれる名前ですね。「はじめちゃんが一番!」という漫画もありました。読んだことないけど⁠(^_^;)
https://shogakukan-comic.jp/book?jdcn=091331810000d0000000

「はじめ」に使える人名漢字には「玄」「統」「新」などがありました。一字でなんとカッコいいのでしょうか(⁠๑⁠˙⁠❥⁠˙⁠๑⁠) まだ飽きずにnoteにはちょっと違うパターンをつぶやきました。BL短歌にならないように気をつけたつもり(_ _;)


今夜は「皆既月食&天王星食」だとか…天文マニアにはたまらない夜になりそう✨
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221107/k10013883111000.html


ではでは、おだやかなよい1日になりますように(⁠。⁠・⁠ω⁠・⁠。⁠)⁠ノ⁠




rohengram799 at 10:20コメント(4) 

2022年03月04日

春和雲便りNo.4:春隣 春となり 花となり

マネキンの大胆ポーズ春隣

昨日の読売新聞・地域版よみうり文芸で秀逸に選ばれていた四街道市 大庭芳郎さんの俳句。着ている洋服も明るい色なんだろうなぁ、となんだかウキウキしてくる一句だなと思いました。

* * * * *

先月行われた千葉県公立高校入試、国語の試験問題には『手のひらの音符』が……都内の書店が「良い小説を読むと幸せな気分になれます!」という手書きPOPからどんどん人気がでた小説だとか。タイトルしか知らなかったけれど、読んでみようかなぁ📖

https://www.shinchosha.co.jp/book/120561/

* * * * *

毎朝、自分のブログやpixivなどをチェックするのですが、記事を書かずに読み専門(スキは押しまくり、コメントもちまちま書いてますが)のnoteで「noteをはじめて3周年記念!」のお知らせが……noteってやたらこういう私的にはいらないお知らせが多い(´ε`;)
noteでは主にショートショートを読んでいます。実話怪談物とか寝る前に読んで ヽ(ヽ゚ロ゚)ヒイィィィ! ((( ;゚Д゚)))ガクガクブルブル!! しております。

* * * * *

明日、関東はかなりあたたかくなるようです。桜の開花予想も早くなるでしょうか?

次の更新まで少し間が空くかもしれませんが、皆さまもどうぞお身体に気をつけて、楽しい週末をお過ごし下さいませ ♪(o・ω・)ノ))



rohengram799 at 16:45コメント(6) 

2015年01月19日

福雲便りNo.17:温め鳥

昨日はホラーにガチガチしていたワタクシですが、今日は『温め鳥』という言葉を知りました。「ぬくめどり」と読むようです。


冬の寒い夜、鷹(たか)が小鳥を捕らえてつかみ、足をあたためること。また、その小鳥。翌朝その小鳥を放し、その飛び去った方向へその日は行かないという……冬の季語になっていました。実際は食料として小鳥を運んでいたのだと思いますが、そうは考えなかった古人もいたわけですね。寒い季節だからこそ余計に命を奪う行為ではなく、温かさを貰うこととして考えたかったのかも。


『温め鳥由の字に宀(うかんむり)かぶす』(中村堯子)


「ウはウチュウのウ」で由にうかんむりをつける「宇」になりますね。放された小鳥はそらの広さ、自由を感じたことでしょう。『ぬくめどり』という鷹匠のドキュメンタリー映画も作られていたようですね。



「鷹」で俳句を検索していたら「馬糞鷹」というキョーレツな文字が……なんですか、これは!! チョウゲンボウという、おおよそハトほどの大きさしかない小型の猛禽類のことでした。江戸時代前期からの呼び名らしいです。



昔、長元坊という不思議なお坊さんが凶作に苦しむ村に現れました。村を見下ろせる崖の上に座り、飯も食わず数日間ずっと眺めています。日に日に痩せていく長元坊でしたが、ある時、村人の何人かが彼にに村を救ってもらおうと供え物を持って行こうとして、河原で亡くなってしまいます。
村人はその事件の悲しみに暮れながら、長元坊に話しました。それを聞いた長元坊の体は大きく揺れて、やがてその身体は崖底へと落ちてしまいました……。翌年、村は豊作に恵まれます。村には飢饉から自分達を救ってくれた村人達と、長元坊の墓が建てられました。その後、作物の出来を確認するように、畑を見下ろすタカが見られるようになり……村人はいつしかそのタカのことを「チョウゲンボウ」と呼ぶようになった、という逸話があります。


こんないい話がある一方で「まぐそだか」と言われてしまうのは……その大きさに見合って獲物は小さく、ネズミなどの小動物、昆虫、コウモリやカエル、果てはトカゲなども襲って食べます。大昔に鷹匠などがこのチョウゲンボウを鷹狩に使うため飼育したものの、上記のようにろくな獲物を獲ってこなかったため……「馬の糞のように役に立たない鷹」という意味で「馬糞鷹」という蔑称で呼ばれてしまいました( ̄~ ̄;)


まぁ人間が勝手につけている名前なので、鳥たちには全く関係ない話かもしれないですね。案外、もっとカッコいい名前をつけて、お互い呼びあっているのかも(^◇^)




今日はなんとなくあたたかい1日、俳句の季語には「春隣」という言葉もありました。「春近し」と同意ではありますが、こちらの方がぽかぽか感があるような……。


『叱られて目をつぶる猫春隣』(久保田万太郎)


ふにゃ~な猫の表情が浮かんでくるような一句で好きです。皆さまも、ガチガチなハートと身体がほにゃらん♪と和む何かに出会える1週間になりますように(*´∀`)ノ





rohengram799 at 12:57コメント(6) 
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