昭和天皇

2021年04月30日

純陽雲便りNo.22:卯月……あばよ (*゚ー゚)ノ

昨日は「昭和の日」でしたが、昭和天皇生誕120年についてのニュースもなかったような……。GW、コロナ、オリンピックとかの話ばかりでしたね。


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読売新聞(4/22)編集手帳に

さよならのくだけた言い方「あばよ」は、幼児語が元になって生まれたという。辞書編集者の神永暁さんが著者『悩ましい国語辞典』(角川ソフィア文庫)に取り上げている

とあって、新聞記者さんはいろんな本を読んでいるんだなぁ、と(笑) そして柳沢慎吾ちゃんの決め台詞や研ナオコさんの歌(*)を連想する「あばよ」が幼児語からとは……驚きでした。

幼児語の「あば」は『浮世床』(1813~23年)の中でも、髪結床から帰る客が「ハイあばよ」と……大人も日常で使っていたようです。 なんとなく戦後に出てきた言葉のイメージを持っていたので、ビックリしました。あば……♪Dancing Queen (**) の ABBA が浮かんできますが(笑) 詳しくはこちらで。

https://japanknowledge.com/articles/blognihongo/entry.html?entryid=285


*****


この前、カレンダーが3月から4月になったと思ったのに、もう明日は5月。あれこれ書いておきたいことはあったのになぁ、また来月以降に持ち越しだわ(;´∀`)


充電はおでことおでこ桜草 津田このみ



皆さまもカワイイ誰かと充電して、楽しいGWをお過ごし下さいませ。今月もお付き合いいただき、ありがとうございました。来月もよろしければまたご訪問下さいませ。お待ちしております <(_ _*)>



(*) https://sp.uta-net.com/movie/337/

(**) https://youtu.be/UUEyqBPbKWY




rohengram799 at 09:00コメント(4) 

2019年12月04日

黄冬雲便りNo.4:雪童子

土曜日には東京でも雪が降るとか? 天気予報でその話を聞いただけで寒いです⛄


詩というには長くないか?という大岡信さんの『雪童子』の一部をご紹介します。こういうことをやってみたい!



………

そんな冬のある一日、私はそこに面白いものを見てしまつた。
 机からふと眼をあげ、空地との境の簡単な柵の向うの、白銀世界を見やつた時、私は思はず凝視の姿勢になつた。
 いつ現れたのか、一人の子供が、雪原の真中に立つてゐたのだ。厚手のジャンパー様の上着、足にはかなり深い長靴、頭にはふさふさと耳たぶまで覆つて垂れてゐる毛糸編みの帽子。
 男の子か、女の子か、区別がつかないが、行動から見れば男の子だつたのだらう。五、六歳と見えるその子は、じつと雪を見つめて、立つてゐたが、やをら両手を前に揃へて突き出した。あつといふ間もなく、プールのへりに立つた姿勢で、一気に見えないへりを蹴り、ザブーン、飛び込みをやつてのけたのである。
 私は思はず声をあげて笑つてしまつた。ガラス窓の内側だから、その子にはもちろん聞こえない。気もつかない。
 だあれも見てゐない静寂な植木林の空地で、その子は何度も飛び込みをくり返し、やがてそれだけでは足りず、雪原の上に寝そべつて、はじめはゆつくり、やがて熱中して、空地の一方のはじから他方のはじまで、二、三十メートルの間をごろごろ、行つたり来たり、じつに無我の境地で、余念なく転がりはじめたのである。
 ガラス窓の内側から眺め続けながら、その子が今どんなに純粋な快感にひたつてごろごろ転がつてゐるか、私はうづくやうな思ひで感じてゐた。
 のぞき見してゐるのは妙に後ろめたいことだつたが、それがほんとに後ろめたく感じられるほどに、その子は無心に、無言の快感の叫びをあげてゐた。それから、フツと立ちあがつた。まつたく何一つ起こらなかつたやうに、全身で変貌し、次の瞬間、すたすたと歩いて、畑地の先の道路の方へ消えてしまつた。まるで、幻。
……



子どもの切り替えが見事すぎる!(爆) 全文はこちらのブログ記事をお読み下さいませ。

【雪童子】
http://privacy2011.blog.fc2.com/blog-entry-69.html





歌会始のお題に「雪」はあったのかな?と調べてみたら昭和24年歌会始に「朝雪(あしたのゆき)」がありました。

御製(天皇陛下のお歌)

庭のおもにつもるゆきみてさむからむ人をいとどもおもふけさかな





昨日、今日と地震がありました。12月というか寒い時期に地震が多いような気がします。皆さま、どうぞお気をつけ下さい。



rohengram799 at 12:00コメント(2) 

2018年12月17日

竜潜雲便りNo.22:宝積

今年もあと少し、平成もあとわずか、ということでいろんなまとめ記事や番組が増えましたね。そんな中、先月末発売になった『昭和天皇物語』3巻! メガネ男子のお若い昭和天皇の姿に胸がときめいてしまいます。


https://www.shogakukan.co.jp/books/09860177

https://sp.fnn.jp/posts/00305010HDK



昭和天皇が外遊前にやり残したこと、それが良子さまへの「しばしの別れの挨拶」だなんて~青春だなぁ、と思いましたわ。しかし、この作品はどこまで描くことが出来るのか、気になります。あと原敬暗殺事件をほのめかして終わりになっているのですが、彼が「宝積」という言葉を使っていました。


https://blog.goo.ne.jp/okudaidou/e/7d2826d431d3092a469d302288c676a4

http://blog.livedoor.jp/cremony/archives/1010736074.html



おそらくこの漫画を読んでいなければ、知らなかった言葉ですわ。知っていたとしても、こんなふうに日々を過ごせない・・・歴史も詳しくないどころか、ほとんど知らないし(-ω-;)



rohengram799 at 16:29コメント(0) 

2018年06月23日

芸香雲便りNo.24:人形の家

「人形の家」というと小説より(読んだことないし)弘田三枝子さんの歌を思い出すオバチャンでありますが、昭和天皇の博多人形があるのにビックリしました! こういうのって宮内庁とかに申請して許可をもらったりするんでしょうか? 蝋人形もあったし。


博多人形は似ていると言えば似ているけれど、昭和天皇より常陸宮さま(今上天皇の弟宮)に似ているような気がする!



【昭和天皇の博多人形の写真があるブログ記事】

http://blog.livedoor.jp/neoaira/archives/65779430.html


【昭和天皇の蝋人形の写真があるブログ記事】

https://ameblo.jp/isolationfromno13jp/entry-11510839104.html



あと「リボーンドール」というのもあるのですね。リアルすぎてちょっと怖いです・・・。

http://www.reborn-doll.net/


rohengram799 at 18:08コメント(2) 

2018年04月03日

清和雲便りNo.2:イソップ

『昭和天皇物語』2巻が発売になりました。表紙のメガネ男子の昭和天皇が可愛らし過ぎます!良子さまとのお姿が「青春の輝き」であります。

https://www.shogakukan.co.jp/books/09189825


試し読みでタカさんの「こゝろえ」が読めますが、タカさんの愛情にこちらも涙してしまいました。誰かに愛された記憶って本当に素晴らしい。


またイソップ物語の話がありますが、学習院初等科4年生だった10歳の時、母の貞明皇后からイソップ物語を教えてもらい、童話を書くことを発案、自分の名前を付けた「裕仁(ひろひと)新イソップ」と命名。第一作は「海魚の不平」。ホウボウやタイが他の魚の才能をねたむのを、目の不自由な別の生き物がたしなめるというもので「自分よりも不幸な者の在る間は身の上の不平を言ふな」との言葉を付けたそうです。
 

また、5年生の授業でカエルを解剖して帰ってきた後、トノサマガエルの解剖に挑戦。体内の器官を観察して箱に入れて庭に埋め、「蛙(かえる)」の神様として「正一位蛙大明神」の称号を与えたとか。



小学生の時の自分を振り返ると、恥ずかしいことばかりですわ。イソップ物語もなんか説教くさいイメージがあって、小さい頃も今もほとんど読んだ記憶がないです。これから気にして読んでみようかなぁ。



http://www.kunaicho.go.jp/about/history/history11.html

https://www.kufs.ac.jp/toshokan/gallery/113.htm



rohengram799 at 08:24コメント(2) 
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