曼陀羅

2019年11月13日

菊花雲便りNo.12:「グワシ!」のくわし

曼理皓歯……まんりこうしと読みます。柔らかい肌と白い歯の意味で、美人の形容。類義語には「明眸皓歯」「朱唇皓歯」「 宛転蛾眉」 「閉月羞花」など。


曼陀羅、曼珠沙華でお馴染みの「曼」の字には少なくとも、曼(マン)・ 曼(バン)・ 曼い(ひろい)・ 曼く(ひく)・ 曼い(ながい)・ 曼しい(うつくしい)の6種の読み方が存在するそうです。知らなかった!

美しいというと、斎藤史(さいとう・ふみ)の


みじか夜を美(くわ)しといひて惜しみつつやがて眠りにゆくばかりなる (歌集『朱天』昭和19年)


という短歌の「くわし」ですが、これは現代語の「詳しい」の語源の古語だそうで、精緻・繊細な美しさを現すのだとか。古典には椿や紫陽花の花を「くはし」と表現したものもあるそうです。


『まことちゃん』は「グワシ!」だったけれど、実は「くわし」だったとかは………ないだろうな( ̄0 ̄;)




rohengram799 at 09:15|PermalinkComments(2)

2017年03月11日

春光雲便りNo.9:ととのえる

東野圭吾の『夢幻花』が重版、重版で売れているらしい。新聞にはカバーを新しくして発売!とかあったけれど、そんなにおもしろいだろーか? 私にはどちらかというと、ハズレだったので、世間一般の感覚からズレているのかと、ちょっとばかり気になる(◎-◎;)



『めつむれば生死曼陀羅春の海』

東日本大震災から6年。新聞やテレビではここぞとばかりに特集を組んできますが、一度にうわぁ~!!と紙面や画面にあふれるので、かえって目をそらしたくなってしまいます。

春の海の句は玉崎千鶴子さんという方の遺俳集にありました。


『釈迦牟尼の掌の上にいて春の夢』(辞世句/玉崎千鶴子/1920.11.22―1997.3.9)


震災前に亡くなられていますが、東日本大震災関連の話を見聞きするときには、いつも思い出します。




東北在住で『とりぱん』という4コマ漫画を描いている、とりのなん子さんが、今週発売の掲載誌欄外に書かれていたコメントで、今日の記事は締めくくりたいと思いますm(__)m


また3・11がやってまいります。もう6年、まだ6年とも思います。あれからさらにあちこちで災害が起きました。そして昨今、極論を大声で押し通す人々が増えているようです。何か形の見えない危機感が、そのような風潮を生むのでしょう。しかしその不安は、なくなることはないのです。人種差別だのエセ科学だの、不安に具体的な形を与えてはいけません。明日また地が割れて海があふれるとしても、今日の日常をきちんと整えましょう。それが私たちの戻る場所になるからです。彼方の楽園ではなく、今のここに。






rohengram799 at 00:28|PermalinkComments(8)