木皿泉

2022年01月15日

麗春雲便りNo.14:フェミニズム とは なんぞや (-ω- ?)

今日は「女正月」ですね。「正月」にも男女があるのがなんとも……女性は本当にゆっくり休めたんでしょうか?
https://halmek.co.jp/qa/918

向田邦子さん原作で『女正月』というドラマがあったようですが、私、新春の向田ドラマって見たことがないんですよね💦 存命だったらどんな作品を書かれていたのかなぁと考えます。

https://note.com/morino_sieni/n/ne63c274dd0bc

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いろいろな面白そうな本はないかとアチコチまわっていたら見つけた【フェミニズムを感じる「女の本棚」】というシリーズ。1回目は 古舘理沙 さん。はじめて聞く名前〜そしてフェミニズムがナンなのかよくわからない (; ̄ー ̄A

https://www.elle.com/jp/culture/music-art-book/g32706629/elle-feminism-book-cover-challenge-female-book-store-6uy-200604/

文庫本で紹介されていたらよかったな〜と思ったけれど、古い記事なので文庫になっているものもあるのかな? またいずれ調べてみようっと。

漫画が紹介されていたので、コチラは読んでみました。
【1122】2巻まで無料で読めます。
https://ebookjapan.yahoo.co.jp/books/yjsearch/405635/A001741200/

なんだかなぁ……と思ってしまった。この人たちは夫婦でいる意味があるのだろーか? 7巻で完結しているので、どうなるのか最後まで読んでみてもいいかなぁ、と考え中。渡辺ペコさんの漫画ってはじめて読んだかも。『昨夜のカレー、明日のパン』が漫画化されているのも、渡辺さんが描いていたのも知らなかった。 ドラマ化されたのは知っていたけれど(見ていない)。
https://relax-job.com/more/18484

夫婦関係だけでなく、内密出産とか精子提供トラブルとか、妊娠や出産に関する話題はビックリするようなことも多いですね。ブタの心臓を人間に移植のニュースも驚きましたが、倫理観というか気持ちがどこまでついていけるか……難しいなぁ、と思います。

あと「REDBOXJAPAN(レッドボックスジャパン)」というのがあるのですね。学校に無料の生理用品を詰めた赤いボックスを提供することで、生理中の若者を支援することを目的としたイギリス発祥のチャリティー団体の日本支部だそうです。

https://redboxjapan.org/

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体調管理が難しいですが、皆さま、あたたかくしてお過ごし下さいませ ♪(o・ω・)ノ))



rohengram799 at 09:55コメント(2) 

2016年03月26日

春雲便りNo.26:ブイブイv(・∀・*)

先月読んだ『20の短編小説』の中の木皿泉さんの話がよかったので、前からちょっと気になっていた『昨夜のカレー、明日のパン』を買い、一気読みしてしまいました。『春告げ坂』はちょっとひと休み(^^;)


『昨夜のカレー、明日のパン』はドラマにもなっていたのですね。脚本家が書いた小説だと『鴨川食堂』シリーズがありますが(こちらもドラマ化!)木皿さんの方が物語感が強い、小説っぽいと思いました。



7年前、25歳という若さであっけなく亡くなってしまった一樹。結婚からたった2年で遺されてしまった嫁テツコ、一緒に暮らし続ける一樹の父・ギフ。テツコにはの恋人の岩井さんという人がいるのですが、この人もまたなんというか不思議で面白い。一樹のいとこ・虎尾や若き日の一樹の母・夕子など、一樹を中心にしたした人々が主役になりそれぞれの心情を語る連作短編集で、こうして大切な人を亡くした日々を積み重ね、新しい発見があり、気づきがあり……それですべてが解決するわけではないけれど、それを繰り返していくうちに知らず知らずに強くなって少しずつ前に進んでいくんだなぁって思いました。なぜこのタイトルなのかは、読んだ人しかわからない……!?(笑)



話は変わりますが、ファッション雑誌にViVi(ヴィヴィ)ってありますよね。ダンナの職場で「アタシ、ずっとキャンキャンとブイブイは買っているんです(*^.^*)」と言っていた人がいたらしいです……いや、そんなオシャレ雑誌を買わない私でも知っている……CanCamは間違っていないけど、ブイブイじゃなくてヴィヴィだよ~表紙にも小さいけどちゃんとフリガナがあったもん!


そう言えば「ブイブイ言わせる」とかあったなぁ~とか思い出して、語源を調べてみたのですが、はっきりしたことはわからないのですね。意味としては幅を利かせている、影響力がある、イケイケである、勢いづいている、など……ですが、わかりきった(?)関西弁説→「若い頃ワシはそらぁもう、ブイブイ言わしとったんやで!」みたいなヤツ(笑)に不良が乗るバイクの排気音とか江戸の頃の小言や不平を言う、今でいう「ぶうぶう」に似た言葉じゃないかとか……どれもう~んで説得力はないですね(;´д`) 私はvictoryのVを繰り返して、力を誇示しているのかな、なんて思っていました。



今日はカレーパンでも食べようかな~な気分になったワタクシです。皆さまもどうぞテキな土曜日をお過ごし下さい(*´∀`)♪





rohengram799 at 11:11コメント(10) 

2016年02月29日

凍雲便りNo.16:もがいて候~2月の本棚

テーマは「20」という数字。原稿用紙20枚という制約の中で、20人の人気作家が綴った20の短編を集めたアンソロジー『20の短編小説』(小説トリッパー編集部編)が今月最後の一冊になりそうです。


朝井リョウ・阿部和重・伊坂幸太郎・井上荒野・江國香織・円城塔・恩田陸・川上弘美・桐野夏生・白石一文・津村記久子・羽田圭介・原田マハ・樋口毅宏・藤井太洋・宮内悠介・森見登美彦・山内マリコ・山本文緒(敬称略)が描いた近未来的な話、セクシーな話( 〃▽〃)やホロリとする話、考えさせられる話などお得な一冊だと思います。


好きな作品はいくつかあるのですが、木皿泉さん(夫婦で共同執筆する脚本家)の「20光年先の神様」は最初の一文から引き付けられました。


《祈りと呪いは違うという人がいるが、そんなことを言うのは、本当に人を呪ったことがない人なのだと和美は思う。》


和美はトージナホがいなくなればいいと思い続けていたけれど、中学を卒業してから40年経ってから病院で再会します。看護師と入院患者として。


《きっと二十光年先にいらっしゃるのだ。和美の願いが神様の元に届くまで二十年。神様がその願いを和美のところまで届けるのに二十年。四十年前に祈ったことを、今すぐキャンセルして下さいと祈っても、すぐにはかなえてくれない。そういう、取り返しのつかない時間の中に、私たちは生きているのだ。》


トージナホは亡くなり、和美はもう一度祈りなおしたいと何もなくなった部屋で思います。


《「みんなが、私のことを許してくれますように。そして、私が、みんなのことを許せますように」
先のことなどわからないが、そう祈ってしまうと、みるみる心が静まってゆく。たとえ、神様に届くのが二十年先でも、今の心はこんなに穏やかだ。そうか、これが祈るということか。祈りとは、今を生きるためにあるものなのか。》



和美の考え方を勝手だと思う人もいるかもしれないし、祈りが通じてトージナホが病気になったとは限らない。でもこういう気持ちを誰しも一度は持ったことがあるんじゃないかなぁ……。


タイトルから谷川俊太郎さんの『二十億光年の孤独』を思い出しました。この詩も合唱曲になっているのですね。


「人類は小さな球の上で
眠り起きそして働き
ときどき火星に仲間を欲しがったりする」……どんなカタチでも人間って誰かと何かと繋がりたいさみしがりのかまってちゃんなのかも(;^_^A そんな私ももがいて悩んであがいての2月の読書は少ない……ですがスープ以外は大満足でした。



《2月の本棚:計7冊》

「ぎやまん物語」(北原亞以子)「あこがれ 続・ぎやまん物語」(北原亞以子)「本をめぐる物語 小説よ、永遠に」(アンソロジー)「ゆうじょこう」(村田喜代子)「スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 今日を迎えるためのポタージュ」(友井羊)「ことり」(小川洋子)「20の短編小説」(アンソロジー)



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rohengram799 at 10:56コメント(6) 
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