東日本大震災

2019年03月07日

雛月雲便りNo.8:桃の涙・桃の眠り

3月になると急に東日本大震災の話題が出てきますね。今まで下らない芸能人の話題を取り上げていた情報番組が「復興はまだ遠い」とか言い出すのは、なんだかなぁです。何も取り上げないよりはいいとは思いますが。


そういう私も、槇原敬之さんの「Appreciation」という曲が「原発擁護」「いや違う」と騒ぎになっていたことを知りませんでした。自分の興味あるものしかやっぱりよく見えないんでしょう………う~ん、難しい。



さてさて、私の興味はあいかわらず詩や短歌、俳句です。辻征夫さんという詩人を初めて知りました。
この「桃の節句に……」は、大人になった今、父親がいなくなった今、心に沁みてきました。山梨の桃の花が咲くのはまだもう少し先です。




「桃の節句に次女に訓示」    辻 征夫

なくときは
くちあいて
はんかちもって
なきなさい
こどもながらによういがいいと

ほめるおじさん
いるかもしれない
ぼくはべつだん
ほめないけどね

ねむるときは
めをとじて
ちゃんといきして
ねむりなさい
こどもながらによくねていると

ほめるおじさん
いるわけないけど
とにかくよるは
ねむりなさい   




皆さまも夜はゆっくり眠って下さいね!



「Appreciation」(単語)の意味

https://hapaeikaiwa.com/2016/07/05/%E3%80%8Cappreciate%E3%80%8D%E3%82%92%E3%80%8C%E6%84%9F%E8%AC%9D%E3%81%99%E3%82%8B%E3%80%8D%E3%81%AE%E6%84%8F%E5%91%B3%E3%81%A0%E3%81%91%E3%81%A7%E8%A6%9A%E3%81%88%E3%81%A6%E3%81%97%E3%81%BE%E3%81%A3/



rohengram799 at 18:41コメント(2) 

2017年03月11日

春光雲便りNo.9:ととのえる

東野圭吾の『夢幻花』が重版、重版で売れているらしい。新聞にはカバーを新しくして発売!とかあったけれど、そんなにおもしろいだろーか?
私にはどちらかというと、ハズレだったので、世間一般の感覚からズレているのかと、ちょっとばかり気になる(◎-◎;)




『めつむれば生死曼陀羅春の海』


東日本大震災から6年。新聞やテレビではここぞとばかりに特集を組んできますが、一度にうわぁ~!!と紙面や画面にあふれるので、かえって目をそらしたくなってしまいます。


春の海の句は玉崎千鶴子さんという方の遺俳集にありました。


『釈迦牟尼の掌の上にいて春の夢』(辞世句/玉崎千鶴子/1920.11.22―1997.3.9)


震災前に亡くなられていますが、東日本大震災関連の話を見聞きするときには、いつも思い出します。




東北在住で『とりぱん』という4コマ漫画を描いている、とりのなん子さんが、今週発売の掲載誌欄外に書かれていたコメントで、今日の記事は締めくくりたいと思いますm(__)m




また3・11がやってまいります。もう6年、まだ6年とも思います。あれからさらにあちこちで災害が起きました。そして昨今、極論を大声で押し通す人々が増えているようです。何か形の見えない危機感が、そのような風潮を生むのでしょう。しかしその不安は、なくなることはないのです。人種差別だのエセ科学だの、不安に具体的な形を与えてはいけません。明日また地が割れて海があふれるとしても、今日の日常をきちんと整えましょう。それが私たちの戻る場所になるからです。彼方の楽園ではなく、今のここに。






rohengram799 at 00:28コメント(8) 

2012年07月12日

あかね雲便りNo.88:異邦人~ある日どこかで

九州は大雨とか…こちらは風は強いですが(早速ビニール傘が壊れました!!)雨は降ったりやんだりです。皆さま、どうぞお気をつけ下さいまし!!


昨日は『異邦人-fusion』(西澤保彦)を読みました。薄い本なのに読みごたえはあったな~と私は感じました。そしていろいろ考えてしまいました。


23年前にタイムスリップした主人公の影二。それは父親が殺されることになる数日前。父が死んでしまったことにより、実家の家業を継ぐため結婚することになった姉。姉は女性しか愛せない人だったのに…そんな姉のためにもなんとかしたいと奮闘する主人公ですが、40歳になってもスローテンポなまま~もっと焦るだろ、普通!!な場面でも「うーん」て考え込んじゃったりして…まぁそこがまたこの物語には良いのかもしれないのですが(((^^;)


父の遺体が発見された砂浜には、引きずられた跡があるのに、犯人の足跡がない。ナンデだ!?最後まで犯人もトリックも分からなかったワタクシですが…ラストシーンは悪くないなぁ、と思いました。


早い段階で明かされますが、彼は養子なんですよね。だから本当は従姉の「姉」に対しての複雑な想いがある…推理小説のような恋愛小説のようなタイムトラベルのような…不思議な作品。


もし自分が過去に戻れるなら…違う時間軸が本当に存在するなら…そんなことを思いながら、朝刊を開いたらこんな句がありました。


『人形に「もうすぐ地震をはるよ」と繰り返す子のひとり遊びは』


作者の大口玲子(りょうこ)は昨年の震災後、息子さんと仙台から宮崎へ移住されたそうです。ダンナさまは仙台にいらっしゃるようですが。


お人形さんに「大丈夫だからね」「怖くないからね」「もう地震はこないよ」…そう語りかけるひとりぼっちの女の子の姿がうかんできます。この子のそばにいて「大丈夫だからね」とやさしい言葉で力強く抱きしめてくれた大人は、子どもたちのためにふるさとのために、被災した町を動き回っているに違いない。自分にかけられた言葉を人形に伝えることによりまた自分を慰め励ましているのでしょうか…せつない。


『反魂香』という焚くとその煙の中に死者が現れるというお香の話があるそうですが、手に入れることが出来るなら……そう願う人の数はどれほどになるでしょう。違う世界で、たとえ親子になれなくても笑顔を浮かべた姿を見ることが出来るならどんなにしあわせか…。


『魔法少女まどか☆マギカ』のまどかを一心に想い、救いたいと願い闘う、ほむほむの姿がうかんできます。昔読んだ本に「すでに如来になる資格があるのに下界にどうしても救いたい人がいるから何度でも生まれ変わる…その人のことを菩薩というんだ」という文章がありました。本当かどうかは別にして、弥勒菩薩のお顔を見ると、そうかもしれない…とそんな気持ちになる私であります。




rohengram799 at 14:14コメント(9) 

2012年03月27日

ひつじ雲便り591:すみれ咲く頃、夢の吹く頃

明日の予報に傘マークが…なかなか晴れの日が続きませんね(~_~;)


『雨一滴すみれの国に落ちてきし』


「すみれの国」なんてアンパンマンのようなファンタジー世界です。濃淡取り混ぜての一面のすみれ畑…見てみたいですね。一面の菜の花はまだ見る場所がたくさんありそうですが、れんげ草は見かけなくなりました。淋しいかぎりです(T_T)


小さい頃、私の中で「すみれ=三色すみれ」でした(--;)そして阿久悠さんの作詞で桜田淳子ちゃんが歌っていた『三色すみれ』という歌が大好きでした。知っている人は少ないでしょうか?


♪手を出せば/散りそうな/そんな花びらを/大切に/胸に抱く/愛の三色すみれ ~


私の中では中学生の女の子に(淳子ちゃんもそんな年だった)キスして甘い言葉を囁き(「この花の思い出は二人だけの秘密」 「この花がとどいたらすぐに 駈けておいで」)だました大学生のイメージなのですが(笑)


そして、昨年書いた第460号:希望…春のすみれの寿美礼ちゃん、もう一歳のお誕生日を迎えたことでしょう。きっと可愛らしい笑顔やしぐさで、まわりの方々をしあわせにしているのではないかと思います(*^^*)


最初の句は河内静魚さんの作品です。宮城県出身の方です。





rohengram799 at 14:55コメント(11) 

2012年03月12日

ひつじ雲便り585:みちのくの…

昨日は非常に精神的にまいってしまい、帰宅後ソッコー布団でありました(--;)


しかし一晩たち、不平不満を書き散らかしただけで、自分が一年前に皆さまからたくさんお気遣いをいただいたことの感謝を忘れておりました(>_<)今さらではありますが、ありがとうございました。最近の地震に気がつくこともない(いつも揺れている感じがまた戻ってきた)自分にいささか不安がありますが(-_-;)


『みちのくの今年の桜すべて供花』(高野ムツオ)


昨日の新聞に載っていました。震災直後の句で作者は多賀城市の方だそうです。


昨日の陛下のお言葉、美智子さまのお着物姿に「イベントではない、追悼式典なんだ」と安心しました。こんなことを思うのは悲しいことですが。小さい子どもさんが語る言葉は画面を見ているだけで痛々しいので、なくても…と思ったりしましたが。


皆さま、今日1日おだやかにたおやかにお過ごし下さいませ。




rohengram799 at 10:18コメント(16)トラックバック(0) 
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