果報

2021年05月11日

梅月雲便りNo.4:報いの果て

「この果報者!」という言葉を久々に聞いて、あらためて由来・語源を調べてみました。

「果報」は仏教用語で、前世での行いの結果として現世で受ける吉凶さまざまな報(むく)いのことだそい。吉ばかりではなかったのか。「果」「報」とも、現世で受け取る結果の意味。

「果報拙(つたな)し」といえば「受け取る果報が劣っている、運が悪い」。「果報めでたし」といえば「果報がよい、運がいい」。

日本では「果報」だけで「良い報い・幸運」として使うようになったらしいです。いつ頃からかはわかりませんけど、前向きなことだけ受け取ったのね(笑) なぜか『アンパンマンたいそう』の

♪もし自信をなくして くじけそうになったら
 いいことだけ いいことだけ 思いだせ

このフレーズがうかんできました (*´∀`)




仏教からの言葉ではないけれど「瑞花(ずいか)」という美しい言葉を知りました。

豊年の前兆となる瑞(めでた)い花のこと。転じて、雪の異名だそうです。 雪の異名って多いなぁ。雪がたくさん積もると、暖かな春に溶けた雪が雪が田畑を潤し秋には実り豊かに米が育つことから。「瑞(ずい)」は「めでたいしるし(=吉兆)をあらわす言葉。「瑞」は訓読みで「めでた(い)」と読めるとは知らなかったです。


rohengram799 at 19:15|この記事のURLComments(2)
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