枝豆

2016年07月12日

布雲便りNo.12:枝豆

明日は『オカルトの日』だとか……それに合わせたわけではないのですが、岡本綺堂、小泉八雲、橘外男、池田彌三郎などの怪談全15話を収録した『見た人の怪談集』を読み終わりました。なんというのでしょう、怖い((((;゜Д゜)))と思うものばかりでなく不思議だったり、イマイチよくわからなかったり(文体や文字が古い…差別用語がバンバン出る時代の作品がほとんど)いろいろなのですが、小泉八雲の蒲団にまつわる怪談は怖いというより切なく美しい物語だと思いました。訳した人がうまいのかしらん?



今は『海馬』の最初の作品「鰻」を読んでいますが、ウナギさんという名字の方がいるみたいですね。ウナギにあう名前はいったいなんなのか? また「じゅん菜でウナギをつなぐ」なんてことわざ(?)もあるとか……どちらもヌルヌル(◎-◎;) じゅん菜でウナギは縛りようがありません。転じてぬらりくらりして要領を得ないこと。「ひょうたんでナマズを押さえる」ともいうそうです。



夏と言えばビールに枝豆!のイラストなどよく見かけますね。


『枝豆やこんなものにも塩加減』(北大路魯山人)


作者は『美味しんぼ』ではお馴染みの、陶芸家で料理の研究家としても有名だった魯山人(笑) 「こんなものにも」とは枝豆をバカにしてるのか(`Δ´)と庶民は思ってしまいますが、ちょっとした匙加減一つで味は変わりますね~! 句の出典は不明だそうですが、辻嘉一さんという懐石料理「辻留」の主人が書いた『味覚三昧』(1979)とい本から(だと思われる)の一文がコチラ!


「塩水を煮立たせた中へ大豆を入れ、蓋をしないで茹でると色よく茹であがります。しかし、本当の旨味は、水から塩加減の中でゆっくり軟かく茹でて、蓋をしておき、冷えるのを待っていただくと、その味わいは素晴しく、歯ざわりはむっちりとして、味が深いものですが、退色して茶っぽくなり、いくらでも食べられるので気をつけましょう」。


ムッチリとした奥深い味わい……よく聞く「素材本来の味」ってヤツですか!? お店ではツヤツヤしたグリーンの枝豆が見た目もよくて美味しそうに感じますが、自宅だったら別にいいかも……なんか小麦色に焼けた肌のムチムチな、昔懐かしいヤマンバギャル姿の娘と縁側に並ぶオヤジを想像してしまう~「お前ももうそんな格好は卒業しないとな」と缶ビールを渡して涼みながら、都知事選の話なんかしたりして(^。^;)



うなぎの神様・三嶋(みしま)神社についてはコチラで!
http://kyoto.wakasa.jp/detail/25/502/





rohengram799 at 23:59コメント(8) 

2016年06月06日

閑雲便りNo.8:むぅむぅ(・ε・` )

今日は6月6日、絵描き歌のように雨ザーザーでなくてよかった~でも久しぶりに「かわいいコックさん」を描いてみたいかも(≧∇≦) 


ゾロ目でなんとなく「ムームーの日」な気分になり、あらためてアッパッパーならぬムームーについて調べてみました。


ムームーは、ハワイ語「muumuu」から英語を経由して日本に入った語で、ハワイ語では「短く切る」「切り取られたもの」という意味があるそう。アメリカ本土の宣教師がハワイの女性に着せた、長くゆったりとしたガウン風のドレスが始まりで、ハワイの気候に合うよう袖や襟を短くしたことから、「ムームー」と呼ばれるようになったといわれているそうです。


日本では、1961年(昭和36年)頃から普及し始めたらしい。ちなみにアッパッパーですが、はてなダイアリーによると

頭からかぶるだけのワンピース(部屋着・簡単服)。 服装は、「ムームー」に似ている。戦中戦後直後に流行した。 語源は「UP A PARTS」。 服装が大らかな雰囲気をかもし出していることから、「能天気」「アホ」という表現で使われていることもある。


建築用語にもアッパッパーがあって、ここは何も無いとか、抜けてるとか言う意味で使われるそうです。解体中のいろんなものを運び出してガランとした感じでしょうか?



さてさて、6月はジューンブライドの季節でもありますね。挙式は秋でもプロポーズしてご挨拶に行く殿方もいらっしゃるかも……そして待ち受けるおとーさん!!


『娘を盗りに来し若輩へビール注ぐ』(加藤喜代人)


「父の日」にやって来て「お義父さん」とか言われたらなんか複雑だろうなぁ、と思ったり……『子が出来て川の字なりに寝る夫婦』から『子だくさん州の字なりに寝る夫婦』で、将来大家族になる可能性を語られたりしたら、おとーさん、ますます複雑な気分になるかしら……!?



麦酒(ビール)・ビヤガーデンは夏の季語ですが 、枝豆は秋なんですよね。別名「月見豆」ともいわれ、露地物は旧暦の7月、今でいう8月以降(立秋すぎ)に収穫されるので秋の季語なんだそうです。ビールと枝豆はセットなのに、俳句の世界では離れれ離れの運命に……( ̄▽ ̄;)



皆さまには、人やら食べ物やら本やら……いろんな良縁がありますように(*´∀`)ノ






rohengram799 at 08:10コメント(6)トラックバック(0) 

2011年08月14日

ひつじ雲便り485:夏なのにアンニュイな気分

女性週刊誌の占いによると今週のワタクシは「アンニュイな気分」らしいです(((^_^;)


アンニュイと片仮名ですと気だるく低血圧なおね~さんのイメージですが、実際のワタクシは夏バテしたトドのようなおばさんであります(-_-;)


しかし、夏なのに…とつくのは何故なんでしょうね?夏はみんな元気ハツラツ!!で海に山にお出かけしないといけないのかしら…。


春なのにアンニュイ…春だからこそ似合いそうだし、秋なのにアンニュイ…こちらも思索の秋で悪くなさそう~(^o^)


冬なのにアンニュイ…これは夏以上にイメージがわかないというか(((・・;)なんか問題外な気が(笑)


今はあまり「フレキシブル
」とかもききませんね。はっきりした意味がわからないので、使いようがない言葉って、私にはたくさんある気がします。


『枝豆や実なき男捨てるべし』(柴田佐知子)


こんな輩が仕事場にたくさんいて、今日はウンザリandゲンナリで更新が夜になりましたが、それなりに元気にしております。前の記事のお返事は明日までお待ち下さいましm(__)m



rohengram799 at 20:43コメント(9)トラックバック(0) 
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