栗本薫

2011年07月30日

第547号:二十歳の本棚

ワタクシ、朝の憩を求めてマクドナルドに来ております。思ったより人が多く、涼しくない…職場の事務所の方が涼しい気がする(-.-)y-~


試験の終わったヒョロヒョロくんが「何か読むものない?」と言ってきたので、若者だからな!!と『流れ星が消えないうちに』をさしだしました。読み終わったというので「あのプラネタリウムのシーンとかフォークダンスのシーンとかグッ!ときただろ!?」ときいたら「いや、お父さんのその後が気になって~」…なぜ若者たちでなく脱サラを考えてお母さんとケンカしている親父を気にするんだ!?


私が二十歳の頃読んでいたものといえば…栗本薫さんの『真夜中の天使』(滝さんLOVE!!)『翼ある者』とか福永武彦さんの『愛の試み』『草の花』とか赤江爆さんの『獸林寺妖変』『アンダルシア幻花祭』『ニジンスキーの手』『正倉院の矢』など…わかる人にはわかる耽美&お耽美系ばかりで…SF系は新井素子さんを少し…今の方がはるかにいろんな人の本を読んでいる気がしますわ(((^_^;)


彼の友達は恩田陸や井坂幸太郎、東野圭吾と若者らしい読書を楽しんでいる様子!私が東野圭吾さんで好きなのは『手紙』と『ある閉ざされた雪の山荘で』『宿命』『分身』かなぁ~。


「ホラホラホラーよ」系より、ほっこりした話が読みたいという彼の希望に合う、オススメの本があれば教えて下さいまし(^∧^)
もちろん私も本屋にGO♪ですわ(^o^)v


rohengram799 at 09:17コメント(13) 

2011年05月11日

第482号:カネゴン、バルタンに泣かされる(T-T)

休憩時間に本を読むと困ることがあります…この前みたいに、大笑いしたいのにこらえなくてはいけない時と、大声で泣きたいのに我慢しなくてはいけないとき…。


前の記事に書いた『モノレールねこ』に収められている、一番最後の物語《バルタンの最期》。


タイトルからわかると思いますが、大きなハサミがあるザリガニが主人公(?)です。美味しいエサにひっかかり、フータと「お父さん」と「お母さん」の家族になりました。


犬と違って散歩にもいかないザリガニは(笑)毎日家にいますから人間界を少しずつ知るようになります。フータやお父さん、お母さんの悩みや優しさも…そしてこう思うのです。


『俺たちザリガニは、たとえ命よりも大切なこの両のハサミを失ったとしても、見事再生させることができる……脱皮することによって。
人間もそうだといいのに、と思う。傷ついた心とか、無くしかけた自信とか。そういうものが、魔法みたいに、簡単に癒えてしまえばいいのに。』


ここてすでにお鼻がツーンだったのに、その最期に「バルタン、お前は、お前ってヤツはぁ~」ああっ、もう~泣きたい、泣きたい!!大声で子どもみたいに泣きたいよぉ!!


最近は解説文が読みたいので、文庫を買うのですが、そこにも「参ったなぁ。まさかこの歳になって、ザリガニの話で泣くなんて思いもしなかった。」という文章が…。


こんな気持ちになったのは栗本薫さんの『遥かな草原に』を読んだ時以来かもしれない…<ミッキー>の死を聞いた時と同じかなしみの色に染まる自分を感じます。


他のお話もとてもいいです。映像よりラジオドラマでお願いします!!そんな短編集です。あ、電車の中で読むのも避けた方がいいですよ…顔があげられなくなるから。




rohengram799 at 14:43コメント(8) 
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