梅雨

2022年06月14日

花香美雲便りNo.7:弟の指 

昨日は気温が高めでしたが風があり、なんかイイ気分(人 •͈ᴗ•͈)だったのに、今朝はどんより曇り空に…ずっと雨なのもイヤだけれど、コロコロ天気が変わるのもキツいですね。

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弟の指美しき梅雨の家                           

折井眞琴さんのこの俳句、弟は何をしているのかなぁ。梅雨でウンザリしている姉のために美味しいご飯を作ってくれているのか、雨漏りを修理しているのか、乾燥機から出した洗濯物をたたんでいるのか。義弟ならまた違う妄想にいってしまうけれど←ヤメナサイ(●`ε´●)

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買い物帰りに白いホタルブクロが咲いているのを見ました。あら、去年はなかった気がするけれど…とヨソのお宅の庭を見てしまいました……スミマセン💦 私の中でホタルブクロって山の中で見る植物だったし、紫系の花しか見たことがなかったのでコレも驚きでした。

蛍袋しまひ込んでも出る涙  
(荒井慈句集『仙人掌の花』より)
https://furansudo.ocnk.net/product/2868

荒井慈さんのこの俳句を読んだんだ後だったので、白いホタルブクロは紫の花がたくさん涙をこぼした後の花なのかな、などと思ったりして。

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ちくわは好きだけれどちくわぶはキライ!という話は前に書きましたが(※)こんなちくわがあるのは知らなかったです。
https://note.com/misterbucks/n/n80bfca8ae90e


ではでは、皆さま、楽しいことが見つかる火曜日でありますように✨



(※)http://blog.livedoor.jp/rohengram799/archives/50785558.html



rohengram799 at 08:10コメント(0) 

2022年04月20日

喜春雲便りNo.15:『つゆのひぬま』のであいもん

山本周五郎の小説に「つゆのひぬま」があって「梅雨の日、沼? ぬかるみ?」と思っていたら「露の干ぬ間」と書くようで……日が昇ったら消えてしまう露が消えていない間、短い間、儚い時間の喩えだそうです。麺類を食べるときのつゆが少なくて干からびてしまう、とまで想像する前に正しい認識が持ててよかったです (;^_^A

つゆのひぬま (新潮文庫) >> https://bookmeter.com/books/455214


「干」といえば「干菓子」。ダンナさんが『であいもん』という和菓子屋を舞台にしたアニメを見ているのですが「かんがし じゃないんだ」と言った時には、ハイ? となりました。かんがし、と読んだ人は私のまわりには今までいなかったのでビックリしました(;゜゜)
https://web-ace.jp/youngaceup/contents/1000154/

こちらのブログにはいろんな桜の写真が……御衣黄桜
がとても美しい🌸
https://fragie.exblog.jp/32649083/


週の半ば、皆さま、どうぞおだやかにお過ごし下さいませヾ(´ー`)ノ



rohengram799 at 08:15コメント(0) 

2019年06月13日

林鐘雲便りNo.11:鬼手仏心

今日はいいお天気でした。もしや空梅雨?と心配になりますが、午後は予定が変更になりバタバタしていたので、雨降りでなくてよかった!



さてさて……「鬼手仏心」という言葉があるそうですな。読み方は「きしゅぶっしん」。


仏教語からの造語で、鬼手菩薩心・仏心鬼手ともいうらしい。鬼手は化物の手、また相手を驚かすような奇抜な手法をいい、相手を救うために、内心は慈悲にあふれているのだが、外見は手荒な手段をとることにいう。転じて今は外科医のメスさばきをいうとか? やたら切りたがる医者はイヤですけど。医療ドラマや漫画は安定した需要?があるのか、廃れることはないですね。ただあまりお笑いに走る構成はやめて欲しいですわ。どんな作品でもそうでしょうが、医療関係は特にいろんな誤解を招きそうで……。




今日も新聞紙面には虐待や交通事故の記事が……(´;ω;`)


富山でわざわざよその飼い猫を何十匹もつかまえて、ストレス発散と残虐な行為をした男が逮捕されましたが、こういう輩を鬼の手で懲らしめて欲しいですわ。



最近はこちらのワイルドな猫ちゃんたちのイラストが好きです。皆さまもお気に入りが見つかるといいのですが(=゚ω゚=)

https://www.kakimono.biz/illustration





【追記】

鬼つながりで……週刊少年ジャンプで連載中、アニメも放送中の『鬼滅の刃』にダンナさんがハマり中。ジャンプの中では私も好きな漫画です。禰豆子(ねずこ)ちゃんの太ももがセクシー(///∇///) いや、お話も他のキャラもいいのですよ!

https://www.shonenjump.com/j/rensai/kimetsu.html



rohengram799 at 18:44コメント(2) 

2019年06月02日

林鐘雲便りNo.1:6月

6月になりました。昨日「衣更」の文字を見て、そうか! 衣更えか! となりましたが、先月が暑すぎて、皆さん、とっくに夏服なのでは?と思いました。もしかしたらこの言葉も「季節外れ」になっていくのかもしれませんね。



まだ関東は梅雨入りしていませんが、今日はまど・みちをさんの『あめのおと』という詩を……。




あめのおと


あめの おとってさ

くさに しとしと

いけに ぽちょぽちょ

ほどうに ぴちぴち

かさに ぱらぱら

とたんの やねには

たんたか たんたか

おもしろいんだよな

でもさ

あんなに たかい たかい

てんから ふってくる

とちゅうの おとって

ああ どんなんだろうなあ





まどさんは「詩がなければ死んでしまうというほどでもないですけど、書かずにはおられないのです。言葉が溢れ出てくるのです。」と言っていたそうです。



私は時々お疲れモードになってしまうし、溢れ出る言葉を吟味しないととんでもないことになってしまうのですが(-_-;) 今月もまたチマチマと更新していけたらと思います。


「林鐘(りんしょう)」は旧暦6月の異称だそうです。時期は少し先になりますが、むし暑い季節に森林浴のような空気感をお届け出来たらいいなと思います。静かなること、林の如く……な上品な記事を目指したい(笑)




では、今月もどうぞよろしくお付き合い下さいませ。



rohengram799 at 13:02コメント(2) 

2019年04月25日

春愁雲便りNo.24:ほとほと

なんだか梅雨時のようなムシムシしたお天気になっていますね。アツいからと薄着でいると夜には肌寒くなりそうで、何を着たらいいのだ?と悩んでしまいます。


高樹のぶ子さんの新刊は【二度と会えない大切な人と、ほんの一瞬でも再び触れ合えたら......。「季語」を縦糸に、忘れられない人との邂逅を横糸に、幻想的に紡がれた24のストーリー。】で、タイトルになった季語は下記の通り。

ほとほと/猫の恋/春の闇/エイプリルフール/翡翠/鳴神月/出目金/笹まつり/秋出水/月の舟/銀杏/牡蠣殻/寒椿/夜の梅/小町忌/帰雁/竹落葉/紫陽花/滝壺/星月夜/虫時雨/栗の実/身に入む/寒苦鳥


ほとほと 歳時記ものがたり >> https://bookmeter.com/books/13440011


「ほとほと」って季語なの(´・ω`・)? と思って調べた
新年の季語でした。

中国地方を中心にその年の幸福を予祝して小正月に行われた行事。簑や笠、風呂敷などで顔や体を隠して神の化身に扮した若者が家々をまわり、鏡餅などの縁起物を置き、かわりに餅や祝儀をもらった。家々の戸をたたくときの音、又は家々をまわるときに唱える「ほとほと」という声が名前の由来といわれている。

知りませんでした!(試し読みで「ほとほと」だけ読めました。)


「身に入む」は秋の冷気やものさびしさが、身に深くしみるように感じること。和歌では「身にしむ風」「身にしむ秋」などと秋の冷やかさとともにつのるものさびしさをあらわす言葉だった。


「夜の梅」………なにやら意味深と思うのはおやぢだからでしょうか?(笑)



「夜の梅小さな嘘を聞き流す」 成澤たけし


「夜の梅鋏のごとくひらく足 」 柴田千晶




梅擬(ウメモドキ)は秋の季語になるのですが、この俳句が好きです。


「愛していると言わず死ぬなよと言う梅擬」


恋人同士ではなくて、片想いの相手に精一杯気持ちを伝えているのかなと思う一句です。この句が収められた董振華(とう・しんか)句集はこちらです。

http://furansudo.com/archives/12352





rohengram799 at 12:52コメント(10) 
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