2018年09月23日

菊咲雲便りNo.13:おかれきし

少し前の新聞、読者投稿の文芸欄に「お彼岸」を「おかれきし」とよんだ孫が内定をもらった、ということを詠んだ歌が載っていました。なんというか・・・(´-ω-`)



「さびしさは秋の彼岸のみづすまし」(飯田龍太)

秋の彼岸が季語(ただの彼岸は春の季語)ですが、
みづすましは、夏の季語。季語が二つある季重りというヤツですが、そんなことを言うのは不粋でしょうねぇ。みづすまし以外のナニモノにもこのさびしさ、侘しさや切なさは出せない気がします。



「梨腹も牡丹餅腹も彼岸かな 」( 正岡子規)


この子規の俳句、好きです(*´∀`)




気温の変化が大きいです。皆さま、ご自愛下さいませ。



rohengram799 at 17:28|PermalinkComments(4)

2018年09月01日

菊咲雲便りNo.1:梨

9月になりました。今月のタイトルは9月の異名のひとつ「菊咲月」から・・・思い浮かんだのは花札の絵柄でしたが(^_^;)小菊のように可愛らしく日常・非日常を書いていけたらいいなと思います。またよろしくお願いいたします。




『友の子に友の匂ひや梨しやりり』(野口る理)


秋の味覚、たくさんありますが、このあたりはやはり梨でしょうか? 山梨だとブドウやモモの匂いの赤ちゃんかな?なんて思ったりして(笑) 友だちとの関係やその子を慈しむ気持ちが伝わってくるようです。「食べちゃいたいくらいカワイイ(ノ≧▽≦)ノ」という言葉を俳句にするとこんな感じなのかな?


http://yanesen7.blog105.fc2.com/blog-entry-731.html



rohengram799 at 15:46|PermalinkComments(2)

2014年12月08日

笑雲便りNo.11:幸せなっしー(´∇`)

1941年12月2日に発令された日米開戦の日時を告げる海軍の暗号電文「ニイタカヤマノボレ一二〇八」……このニイタカヤマは台湾にある玉山のことだそうです。


日本統治時代には明治天皇により富士山よりも高い「新しい日本最高峰」の意味で新高山と名づけられ、日本の学校でも「日本一の山」として教えられていたらしい……そして梨の「新高」(1927年に作られたナシの品種)もこの山にちなんで名付けられたなんて……全く知りませんでした!


ナシの栽培は古くからあったようで(弥生時代にはもう食べていたらしい)品種名が文献に現れるのは江戸幕府が行った特産品調査(1735年)。当時すでに150もの品種が記録されているそうです!『江戸者の梨を食うよう』ということわざがあるくらいですから(これは、江戸っ子が梨をシャリシャリと歯ざわりよく食べるように、さっぱりとした気性や、物事にこだわらない様子を例えたもの)夏は水菓子としてシャリシャリ食べて水分補給をしていたのでしょう(^◇^)


私が気に入ったのは『晩三吉(おくさんきち)』!! 10月下旬から11月上旬に収穫される晩生種で、貯蔵性に優れ翌年3月頃まで出回る。平均700gほどの大玉の品種で、やや酸味が強くさっぱりした甘味があって、全国各地で生産。食べたことはありませんが……「ばんさんきち」とも呼ばれるが、「おくさんきち」が正しい呼び方……「奥さん、吉」と勝手に変換して「一個たべたら幸せ100倍なっしー(≧▽≦)」になるのではないかと……!!


また『梨尻柿頭』(なししり かきあたま)という、梨はシリの部分、柿はアタマの部分がおいしいということをいうことわざも知りました。『梨と女は尻ねらい』もきっと同じ意味ですよね、品がないですが(-o-;)



今日は「トラトラトラ」というお座敷遊びの話を予定していましたが、下書きを消してしまったので(涙)時期外れの梨になりました(((^_^;)



皆さま、お身体に気をつけてまた1週間頑張ってまいりましょう。




rohengram799 at 09:52|PermalinkComments(2)

2014年09月04日

白雲便りNo.4:『三ヶ月』なっし~(´∇`)

9月の果物と言えばやはり『梨』かしら~千葉の松戸市には二十世紀が丘という地名があるのですが、今読んでいる『四十日と四十夜のメルヘン』(青木淳悟)には同じ松戸市の「三ヶ月」という地名が出てきました。


この話は、自分だけのメルヘンを完成させようとする「わたし」が主人公。しかし、つけ始めた日記はわずか4日間の現実さえ充分に再現できていないと気付く。そして、チラシの裏になぜか、7月4日から7日までの4日間の日記を繰り返し書いている。それは多分「わたし」の「小説の先生」の小説が、ある修道士の手記を下にして書かれたものであり、しかもその「先生」がもともと7年分もある手記を「修道士の生活はまったく同じことの繰り返しだから7日分の手記に書き換えちゃえ!」というとんでもない暴挙に出たことに深く影響されているらしい……。日付は4日間なんですが、ああ、こんなこともあったよね…って感じで前の日記に追記追記になっています。なんだか不思議な小説です。


この「わたし」はチラシ配りのバイトをしています。しかし、チラシを全部配らなかったりするのです……気持ちはわからなくもない。捨てないで自宅に持ち帰るので、スゴいことになっているんですが、ある日、千葉県松戸市に配布にいったという……そして「三ヶ月」という地名が出てきたワケです、ハイ(; ̄ー ̄A



まず松戸ですが、古代名は「馬津郷(うまつのさと)」その後マツサト→マツト→マツドになりました。現在の「松」は当字ですが、それは馬が多く配置された宿駅であったことと、松の木の多い里であったことにちなむそうです。


「三ヶ月」は“みこぜ”と読みます。地名の由来は諸説ありますが、『松戸市史』によると、中世の房総半島を中心に栄えた大豪族千葉氏(下総初代守護:千葉常胤)により下総の領地を治めてきた、千葉氏の家紋(月星に由来する家紋)の月の形から三日月を地名にしたことが有力とされていて、中世から「ミコツキ」「ミコツイ」とも呼ばれていたとか。それが「ミコゼ」と変化したということです。また三ヶ月では、スイカを作らない風習(切った形が三日月の形になるので)になっているとか……食べるのは大丈夫みたいです( ̄▽ ̄;)



松戸には「二十世紀が丘」という地名もありますが、正しい読みは「にじっせいきがおか」で、「にじゅっせいき」ではないそうです。1888年に松戸覚之助が発見した「二十世紀梨」に由来します。また、地区全体が下総台地上の小高い丘に位置するため「丘」をつけたそうです。詳しくはこちらをお読み下さいまし。


《松戸市の難読地名・珍しい地名》

http://blogs.mobile.yahoo.co.jp/p/blog/myblog/content?bid=diftuiheiji&id=6792692



「梨」は秋の季語、俳句もたくさんありましたが、私の好きな一句で「今日の日はサヨウナラ」です~皆さまの毎日がおだやかでありますように(@^^)/~~~



『梨を剥く一日(ひとひ)すずしく生きむため』(小倉涌史)








rohengram799 at 21:08|PermalinkComments(10)
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