備忘の果実 〜オスカー戯言日記〜

好きなことを好きな時にチマチマと書いています(⁠๑⁠˙⁠❥⁠˙⁠๑⁠)

【空のお城通信〜オスカー戯言日記〜】(2010.3.17〜2021.10.31 )からタイトルを変更。(2021.11.7〜)

森絵都

咲雲便りNo.3:ふたりだけのメモリー

♪今日は楽しいひな祭り~でしょうか? 桜餅を買って母の写真の前にお供えしました。


ウチには雛人形はないのですが、広告とか見るとお顔もお衣裳もかわってきていますね。私の知っている右大臣と左大臣は白髪頭でしたが(ダンナが言うにはそういう役に就くまで年数がかかるんだよ、だからおじいさんなのは仕方ない…だそうで)今はイケメン大臣もいたりして……(^◇^) 歴史のある雛人形はお顔が凛々しいというかコワイくらいの気品がありますよね。



さてさて、前の記事に書いた浅田次郎さんの8つの短編集『姫椿』ですが、どの話もうーん、と生きてきた年月の重さを感じる作品でした。私がこの本を買おうと思ったのはラジオの朗読で『オリンポスの聖女』が取り上げられ、そのあらずじと感想を書かれたブログを読んで「おもしろそう!」と思ったからです。



一郎には学生時代から7年間同棲生活を続け、別れてしまった女性がいます。名前は典子。時は流れ、今の彼は妻と3人の子供と仕事にもめぐまれ順調な生活を送っていると言える40代。一郎は仕事で訪れたオーストラリアのシドニーで、大道芸イベントに遭遇します。色々な大道芸のなかで、白い石造だと思ったものが、パフォーマンスであることに気がつき驚愕します。見物客たちも、それが石像だと思いこんでいるからか、像の前には誰ひとり立つものがいません。やがて、白い石像は言葉ではなく身体で彼に語りかけるのです。その言葉は……本を読んで下さい(笑)


ラストシーンはとても美しかったです。長い年月を越えて彼に届いた彼女の気持ち……ふたりはちょうど学生運動が盛んな時代が青春時代。バンバンの『いちご白書をもう一度』の♪僕は無精ヒゲと髪をのばして学生集会へも時々出かけた
就職が決って髪を切ってきた時 もう若くないさと君に言い訳したね……が浮かんできました。



『シエ』(けものへんに解で「シエ」)は人気の高い作品のよう。「顔は麒麟、額に鹿の角を持ち、足には牛の蹄、尻尾は虎、体は鱗に被われた中国の伝説の生きものだという。体の割に頭が大きくちょっと間が抜けてみえて憎めない」……これは浅田さんの考えた架空の生き物かしら? 中国語ではカニの意味だと前にきいたので。


シエは人の不幸を食べて生き続ける伝説上の動物。とあるペットショップでシエと出会ったスーちゃんはシエを飼うことに決めます。9年間自分の分身のように思ってきた唯一の家族だった猫のリンが死んでしまったショックもあったので、この奇妙な生き物と同居することに。


コインロッカーベイビーだったスーちゃん、ダメンズと付き合っちゃうスーちゃん……シエを相手にひとり愚痴ることも。そんなシエと別れる時が来てしまった!……スーちゃんに「不幸の分だけ、ちゃんと幸せになれるよ」って、自分は人の不幸が好物で五千年生きてきたけど疲れた。自分の不幸を食べてくれる人は誰もいないのだから…………って「毎年桜が咲いたら、ほんのちょっとだけでいいから、ぼくのことを思い出してね。」……電車の中で読まなくてよかった……( TДT)



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氷雲便りNo.17:カラフル(・ω・)

月末にきてバタバタしています。水曜日は夜にブログ更新じゃ!と早目に帰宅したらダンナがなかなか寝ないので、ケータイを操作出来ず(ダンナはブログのことを知らない)……(´;ω;`)



文部省唱歌だと思いますが『四季の雨』というのがあるのですね。春の雨は「水に輪をかく波なくば、けぶるとばかり思わせて降るとも見えじ春の雨」……これは春雨のイメージかな~と思いました。昨日はまだまだ本格的な春には遠い雰囲気の雨に感じられましたが、ダンナと休みが重なったので朝イチで映画『アメリカン・スナイパー』を観賞してまいりました!朝ごはんをしっかり食べたので、今回はポップコーンはナシです(笑) 奥さん、ダンナさんは戦地にいるのだからやたら電話しない方が…とか赤ちゃんがあきらかに人形とバレバレだったとか、アメリカンジョークがイマイチわからないとか、敵側スナイパーのまつ毛が長くてくるりん♪とスゴいカールしていたとか、あんなに遠くまで見えるのか!と驚いたりツッコミいれたり(もちろん心の中で)ではありましたが、普通の奥さんや可愛すぎない子どもたちがよかった……へんに美談にしてなかったし……。ラストのニュース映像(だと思う)から無音のエンドロールの構成は好きです~いろんなことを考えました。


本編上映前の予告で『風に立つライオン』を見たダンナ、最初私が映画化の話をした時は「ふーん(゜.゜)」だったのに「ちょっと観てもいいかも…」だそうです。大沢たかおさんで医者が似合うというか、あまり気張った感じがなくいいかな、と思っています。昔NHKで帚木蓬生さんの小説『アフリカの蹄』をドラマ化した時も主人公の医師役だったので、私の中では彼は「アフリカのお医者さん」になりそうです(´∇`)



さてさて、今日は森絵都さんの『カラフル』を読みました。以前に皆さまからすすめていただいたのにすぐに読まなくて今になってしまいましたが(O.O;)(oo;)


死んだはずの「ぼく」の魂にむかって天使が言った。「おめでとうございます、抽選にあたりました!」(;・ω・) ぼくは輪廻のサイクルに戻るために、下界にいるだれかの体を借りて(天使業界では「ホームステイ」という)前世で犯した悪事を思い出さなくてはならなくなった。 乗り移ったのは「小林真」という自殺したばかりの14歳の少年。真は絵を描くのが得意な以外は、親友と呼べる友だちもいな冴えないヤツ。父親は自分だけよければいい偽善者で、母親はフラメンコの先生と浮気中。しかも、好きな女の子は、中年オヤジと援交中( TДT)………でもでも「世界はたくさんの色に満ちている」ことに気付き始めるぼく。ラストは「そう来たか!」という感じ。中学生が主人公なので中学生に読んでほしいのはわかるけれど、大人に読んでほしい。そして子どもに苦しくても何度失敗しても生きているのが大事なんだと伝え続けてほしい。ただ「この本いいから読んでみなさい」と親からすすめないでほしい。悩んだり辛い時に自分から探しだしてほしい一冊だなぁって思いました。


真のクラスメイトに「唱子」っているのですが、なぜか「帽子」に見えて仕方なかったです……「ぼうし」とか子どもの名前につけるワケがないのにナゼだ~疲れているのかしら? 疲れには甘いものよね!で『甘い罠』という8人の作家さんの短編集を読み始めました(≧∇≦) 今月はこの本が〆の一冊になりそうです。



皆さま、カラフルな週末をお過ごし下さいませ♪


琥珀雲便りNo.6:ご多幸を…!!

最近読んだ本3冊に立て続けでナゼか「たこ焼き」が登場しました! 歩きながら食べられて、一皿買って誰かとわけあえるというのがいいのかしらん? お好み焼きや焼きそばはちゃんと席に着いて食べるものって感じだし、立ち食いそばやうどん一杯を恋人同士がわけあう姿とか悲しすぎるし、たい焼き一個を半分にするのも頭かシッポかでなんかもめそう←私だけか(~O~;)


タコのことを考えていたら、新聞コラムに「ひっぱりだこ」(多くの者が人気のある物や人を手に入れようと争うこと。皆に求められること)の語源や由来について書かれていたのですが……タコの干物を作る際、足を四方八方に広げて干された形に由来する。昔はその形から、はりつけの刑やその罪人を表す言葉として「ひっぱりだこ」は使われていた……みたいなことが(;゜∀゜) いつの間にか今の意味に変化していったみたいですが、コワイじゃなイカ!!←(゜゜;)\(--;)


また『蛸の糞で頭に上がる』ということわざがあるなんて(ー_ー;) 蛸の胴が頭のように見えて、糞が頭にあると考えたところから、自分は思い上がって得意になっているが、他人からはいやしめられていることのたとえなんだそうです。


「たこ」と打ち込んだら「胝」という漢字もあり、なんだ、コレ(・_・?)と思ったら「ペンだこ」とかの「たこ」でした。あと「倶胝(じゅんてい)」という単語があり、これは千万または億をさす古代インドの単位で、七倶胝とは無限大の意味だそうで……倶胝観音なるものの存在も初めて知りました。画像検索するといろんな仏像を見ることが出来ます。




森絵都さんの短編集『風に舞いあがるビニールシート』にこの仏像が出てくるらしいので、探して読みたいと思います。


皆さまのご多幸を祈願して今日はこの辺で(*´∀`)ノ




恋雲便りNo.15:三冊読めば…かしましい?

体調の悪さは人疲れ(仕事がらみの)もあったのかしらん……と思うくらい、休みを楽しんでいるワタクシ、この前から女性作家の作品を三冊続けて読みました(*´∀`)♪



一冊目は瀬尾まいこさんの『天国はまだ遠く』。主人公は23歳のOL・千鶴。自分の日常の息苦しさに耐え切れなくなり、冬のある日「どうせ死ぬなら誰も自分のことを知らない土地で」と日本海の小さな村へ辿りつきます。 ムサイ男がひとりいる風変わりな民宿で通院中にためておいた睡眠薬を飲みますが、結果は丸一日爆睡(;´д`) 仕方なく何もない土地でなんでもない日常を過ごすうちに少しずつ気持ちの変化が起きて「帰る」ことを決心。居心地がいいけれど自分の場所ではない……まぁよくある話と言えばよくある自分探しの旅・雪国パターンみたいな。ウダウダしていた期間は3週間。民宿の田村さんとナニもなし(笑) 別れ際にマッチを渡されるのですが、この場面にも全くときめかなかったですわ。


千鶴に感情移入出来ませんでした~仕事もきちんと「退職します」と言ったわけではなく、辞表を上司の机の引き出しに…とか、なんか全体的に甘ったれでワガママという印象ばかり。多分、この本の前に『ふがいない僕は空を見た』(窪美澄)を読んだから余計に…ではないかと。彼らの「生きること」に対してのもがきのたうち回るような息苦しい姿勢と違って、彼女はたいして手も汚さずキレイな場所に逃げ込んだというふうに感じてしまったんだと思います。民宿のマッチの場面も「また何かイヤなことがあったらココに来ればいいや」みたいなお気楽さがうかがえて……これはもっと若い時に読んでいたら、また違う感想になったのかなぁ……本を読むタイミングというか、順番って大事かも……と思いました(◎-◎;)



二冊目は森絵都さんの『異国のおじさんを伴う』……コレはもう本屋で見て即!買いましたよ~ナニ、このタイトルは(≧▽≦) いろんな内容の10作品、短編集なので読みやすいです。語りは男性目線もあったりしますが、主役は女性ですね。(『ラストシーン』は違うかな、キョーレツなオバサンはでできますが…心理劇みたいでした)新婚旅行先でホエールウォッチングに行った夫婦。みんなから「彼女の幸せはキミにかかっている!」と言われて「女のひとりくらいは楽勝で幸せに出来る、フフン」と腹の中で毒づいていたのに、自分は船酔いでヘロヘロ、クジラどころじゃない(x_x)一方、彼女はクジラに大興奮!大満足して片手にビール( v^-゜)♪……「この生命体を俺は幸せに出来るのか。」と思う場面で笑ってしまいました!! 他にも勘違い息子が気の毒な『母の北上』や『クリスマスイヴを三日後に控えた日曜の……』新宿伊勢丹に買い物に行った30代女子の話など(最後がまたイイ!)どの話も女性が前向きでスカッ!としました。他にも短編集が出ているようなので、お風呂DE読書用に買いたいですわ。



そして読み終わったばかりなのが、原田マハさんの『でーれーガールズ』です。時代は1980年、場所は岡山。佐々岡鮎子は東京から引っ越してきたばかりで、なかなか馴染めない。無理に「でーれー(すごい)」と方言を連発して同じクラスの武美に馬鹿にされ( ´△`)ところが、自分をモデルに描いた恋愛漫画を偶然、武美に読まれたことにより、急速に仲良しさんに……このあたりは女子高生だからでしょうか(笑)武美は鮎子の現在進行形の恋愛が描かれていると信じているけれど、実は鮎子の妄想彼氏なのです。だんだん彼にのめり込む武美、本当のことを言うべきか……こんな事があった高校時代を懐かしむ鮎子は売れっ子漫画家として母校の創立記念講演会に招かれ、同窓会でクラスメイトと再会するのです。


学生時代の話は同世代なので、懐かしさがいっぱい!制服のリボンをいかに可愛く結ぶか、学生鞄をブタ鞄にしない工作(?)とか聖子ちゃんカットや針金のネームブローチとか(笑) ただラストは「えっ(゜д゜)」そう言えば…みたいな事は書いてあるんですが、それでもやっぱりなんでこうしたの( ・◇・)?という気持ちになりました。別のラストもあっただろうに……って思いました。ちなみに学校は、原田さんの出身校がモデルらしいです。サイトで制服も見られます(笑)


《山陽女子中・高等学校》

http://www.sanyojoshi.ed.jp/



『天国はまだ遠く』は加藤ローサと徳井義実(チュートリアル)で映画になっていたんですね。う~ん、ふたりとも美形すぎてイメージに合わないなぁ。『でーれーガールズ』も来年映画公開だそうですが、女子高生は昭和っぽい雰囲気の女の子がいいんですけどね~近未来的な学園ものなら今どきの女の子でいいんですが、私たち世代の過去を懐かしむにはちょっとあか抜けない子がいいのですわ。



三人三様のたくさんの女性の物語に満足しました! 瀬尾さんはちょっと辛口っぽくなってしまいましたが、好きな作家さんなんですよ(^。^;) 好きなだけ好きな本が読めて、日頃のイライラも解消した気がします。さて、次は何を読もうかな(´∇`)




にじ雲便りNo.21:ちょ~本人\(◎o◎)/

明け方、また雪が降ったみたいですね~また近くの空き地が白い! 昼間はあたたかかったのになぁ。

さて、スーパーは節分とバレンタインのごちゃごちゃなディスプレイ……コレってクリスマスやお正月のおあまりじゃないの?みたいなパッケージのものも見かけますが(-_-;)

テレビでチョコの祭典みたいな話をしていたのですが(伊勢丹の「サロン・デュ・ショコラ」というイベントなのかなぁ)チョコをたくさん買っている人はまぁよくいますが、「シェフ(と言っていたと思う)にサインをしてもらっている人もいます!」とその人に話をきいていたのですが……なんか「このチョコを作った‘張本人’がいるんですよ」と言っていたような……張本人(´・ω・`)? コレはいい意味ではないような……大変失礼な発言ではないかい?

念のために調べてみたら「事件を起こす原因となった人。悪事などを企てた首謀者」とあり、決してステキで美味しいチョコを作った外国の方に対する誉め言葉ではないことを確認しました(´д`)舞い上がってつてしまい「えっ、ウッソ~、まぢ、ちょ~本人!? ウケる~!!」みたいな……(-""-;)

いつも思うのですが、あきらかに間違った言葉を使っている人のインタビュー映像をなぜ放送するの~なぜその時に「その使い方は間違っていますよ」と教えてあげないの~! 成人式では「ご両親に感謝しています」とか言っている参加者がいたし……全国区で恥さらし((((;゜Д゜)))

張本人って「張本」と「人」からなる言葉なんだそうです。張・本人ではないらしい。「張」は「弓に弦を張る」など緩みなく引き締める→「物の表面を覆うように広がる」「張り巡らす」→「催す」「設ける」の意味にもなったよう。「本」は「根本」。なので「張本」は根本を施す意味から、後に続く事柄の手はずを前もって準備しておくこと、物事の原因を表し、悪事を起こす原因の意味となり……その原因となった人の意味で「張本人」になったそうです。


あと前にスイーツマラソンの話を書きましたが、チョコマラソンとかもあるんですね。「給チョコ所」とか、走っている途中でチョコって食べたいでものですかねぇ……いくらのんびり走ってたとしても、口の中がアマアマでかえって気持ち悪くなりそう……って言ってはいけないことだったかしら( ̄▽ ̄;)


チョコレートを食べながら走るマラソン大会「Choco-RUN(チョコラン)

http://www.sportsone.jp/choco/


チョコレートがタイトルに入った本ってたくさんあるのかな? 森絵都さんの『アーモンド入りチョコレートのワルツ』という短編集がよかったので(お菓子作りの話ではないですが)他にもあったら読んでみたい(*^^*)

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