森鴎外

2023年05月17日

だし雲便りNo.11:水曜日の佐藤サン🥸

こんにちは🐥 タイトルの佐藤サンは「佐藤春夫」氏です⁠(笑)


「家出人人相書」という佐藤春夫の詩があります。「人相書」ってこういうヤツだったっけ(⁠•⁠ ⁠▽⁠ ⁠•⁠;⁠)?


「家出人人相書」  佐藤春夫


三十歳の肉体を秘め

十七歳の情操を香はせ

柔和にして暴虐

能く暗中に化粧し 又

泣くこと巧みにして猫属なり

女の目には極めて不快

若き男の目にはまばゆし



いわゆる文豪と呼ばれている人たちが誰と同世代なのかわかっていないワタクシ、コチラも佐藤春夫作品。『思い出』というタイトルから恋愛絡みかと期待していたら違った!


……いつか「我等」という雑誌の出版祝いに、銀座尾張町のライオンの二階で、特別親しい者が集って一緒に酒をのんだ時、一座の者が気むずかしがらぬように先生が酒のさかなにデカメロンの特にわいせつな話を笑いながら話された。そのころわいせつ本の発売が禁止されたころであったが先生は「読み方が悪いのであって、上手にユーモアとしてみればわいせつもわいせつではない。笑わずに読めばわいせつにも我々はユーモアの美しさを感ずる」といっておられた。……


森鴎外との思い出〜まさか『デカメロン』が出てくるとは! 

【思い出】
https://www.aozora.gr.jp/cards/001763/files/58824_66741.html

【森鴎外記念館】
https://note.com/nareura/n/n1abecc19cf9a


そして意外な童話(?)も書いていた。おもちゃは本物になれない……ちょっとせつない。

【おもちゃの蝙蝠】
https://www.aozora.gr.jp/cards/001763/files/61269_77135.html


家の中にいるとヒンヤリしているのに外に出るとギラギラでキツい〜(⁠@⁠_⁠@⁠;⁠) 風邪気味の人も頭痛が続いている人も多いようです。どうぞ皆さま、体調には十分お気をつけ下さい。よい1日をヾ⁠(⁠˙⁠❥⁠˙⁠)⁠ノ


rohengram799 at 11:15|この記事のURLComments(8)

2023年03月07日

柳絮雲便りNo.3:花坂おやぢの火曜日

こんにちは🐥

昨晩は【東映アニメーションが「劇場版 銀河鉄道999」無料配信】を知り、懐かしくYouTubeで見てしまいました~ガラスのクレアちゃんが何回見ても泣ける(⁠´⁠;⁠ω⁠;⁠`⁠)

https://nlab.itmedia.co.jp/nl/articles/2303/07/news082.html

そしてお彼岸がある3月だからか、テレビ版アニメのナレーションにあったこの言葉も思い出したりします。(第42話 フィメールの思い出)

『思い出は、心の中にあるもう一つの宇宙だ。その宇宙は、その人が死んだとき、その人と一緒にどこかへ行ってしまう。誰も手を触れることはおろか、見ることさえできない。それは、その人だけの宇宙なのだから…』




◆伊藤比呂美さん
インタビュー記事を読んで森鴎外が好きだと知りました。
https://www.kateigaho.com/migaku/41611/3/

今、鴎外の『鼠坂』を青空文庫で読みかけ放置中😅
https://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/45618_25532.html

【鼠坂】
https://sakamichi.tokyo/?p=244


◆椿
病む父が花とよびし死のことを椿咲く日は思ひて黙す

馬場あき子全歌集より。読売新聞で知りましたが、父上の言った花は何だったのか? 季語だと花は桜なんだけれど、ポトリと落ちる椿だったのか。 椿ってお寺にあるイメージが強いです。全く霊感のない私が一度だけ小学生時代使っていた通学路の坂道、椿の木の下にいるお坊さんの姿を一瞬だけ見たことがあります。アレは何だったのだろう?

椿は鷹女の句も好きです。

老いながら椿となつて踊りけり    三橋鷹女


◆天皇誕生日のニュース画像にもあった山茱萸 (さんしゅゆ)。別名「春黄金花(はるこがねばな)」とも呼ばれるそうで、何だかんだウキウキする(笑)
https://www.hana300.com/sansyu.html

大阪に「茱萸木(くみのき)」という地名があって、サンシュユがたくさん咲いていたのかな?と思いましたが、由来を調べたらり茱萸が多数あったことから名付けられた説と、1263年(弘長3年)の太政官符に「佐志久美岡」とあり、そこから転じて茱萸木となった説など諸説あるそう。
太政官符とは、律令時代に中央省庁から地方に発せられた公文書のこと。茱萸が多数生えていたことから茱萸木となった説が記載されているのは1736年(享保20年)「河内志」。年代としては「佐志久美岡」のほうが信憑性が高いようです。

しかし律令時代! 市町村合併とかで消えてしまったり縁起を担いで文字を変えたりとかありますが、ずっと残っているのは歴史の勉強のきっかけにもなる気がします。花や植物の地名ってなんかいいなぁと思ってしまう😄

あ! 「くみのき」って「久美の木」とか言って、久美ちゃんとの待ち合わせ場所の符丁として使ったりして……と考えてしまう〜「友待つ雪」という、消え残る雪の姿が次の雪が降るまで友人を待つかのよう…という表現を読んだ時も「友松 幸」ちゃんとかカワイイ💕「トモくんを待つユキちゃんとかトモちゃんを待つユキオくんとか」……妄想していたわ💦 春だもの、仕方ないよねぇ🥸🥸🥸




ではでは、皆さま、はなやかな気持ちでお過ごし下さいませ💐


rohengram799 at 13:40|この記事のURLComments(6)

2020年12月07日

天泉雲便りNo.5: 冬(とボケ)がはじまるよ〜🎶

外出先から帰宅してマスクを外すつもりがメガネを外してしまったワタクシです……皆さ〜ん、お元気ですかぁ? (陽水さんのコマーシャル風)


読書メーターのまとめで画像がまだ出ない漫画があるので、今日はまとめ記事を先に。隙間時間の穴埋めにどうぞ(((^^;)




■スーシャルディスタンス

https://www.jti.co.jp/coexistence/sucialdistance/index.html


萩尾望都さんの漫画に『王妃マルゴ』(*)ってありますが、このアントワネットさまとゴルゴ13の組み合わせって……。タバコをどんなに値上げしても買う人は買うし、マナーが悪い人は減らないような気がする。

(*)
http://cocohana.shueisha.co.jp/story/hagio/margot/index.html



今年の秦野たばこ祭りは中止になりました。この名称も謂れを知らないとなんだ?となりそうですね。

https://rarea.events/event/36872




■月刊みんぱく

新聞に「月刊みんぱく」とあったので「民泊」の専門誌か、スゴいな!と思ったら「国立民俗学博物館」の雑誌だった(´Д`)

https://www.minpaku.ac.jp/museum/showcase/bookbite/gekkan


■竹虎雪虎

くりからもんもんのデザインかと思ったら、食べ物でした🍴 この漫画は知らなかったです。

https://mangashokudo.net/entry/blog-entry-449.html



■サフラン

ふらんす堂さんのブログに森鴎外の随筆のサフランが素晴らしい、と書いてあったので青空文庫で読んでみました。サフラン繋がりで小川未明の童話も。未明のちょっとホラーっぽい雰囲気はやはり素敵(〃艸〃)


「サフラン」 森鴎外
https://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/685_20311.html

最後に出てくる 尾竹一枝 について
http://kabulaya.way-nifty.com/kiseki/2012/05/post-4701.html


「砂漠の町とサフラン酒」 小川未明
https://www.aozora.gr.jp/cards/001475/files/53464_53046.html


■鬼滅の刃

最終巻、読みました。連載時より加筆、修正されて物語がわかりやすくなった気がする。あとやっぱりグロい場面がいくつもある〜!桔梗屋信玄餅やリカちゃん人形のコラボなど、ここはちょっとなぁ…な気持ちがありますが。

https://www.shonenjump.com/j/sp_kimetsu_np/


私がこの作者さんがいいな、と思ったのは単行本1巻にあった「感謝の言葉」の中のこの文章です。

……漫画は、水や食べ物と違って生きていくために必ず必要なものではありません。それを買ってもらうということは、とても難しく、大変なことです。本当にありがとうございます。……


また二次創作で楽しませてもらいます。皆さんの想像力や考察力は素晴らしい…! YouTubeなどで 無断転載されている作品も多く…これは本当にやめて欲しい(`Δ´)



■ハリール・ジブラーンの名言

何かでこの人の名前を知り、検索。

http://earth-words.org/archives/6337



■ゲーム

今は「エバーマージキングダム」(**)というスマホゲームをやっていますが、昔プレステで遊んでいて好きだった「土器王紀」の記事を見つけました。 ケマポン、懐かしい! ゲーム中、次に進めない場面があったのだけれど、ダンナさんとふたりでなんで、なんで〜!ずっと攻略本なしでやってきたのに〜! で、その攻略本も書いてないじゃん!で、もう1冊別なのを買ったら「差し込んだ剣を引き抜く」だけだったという………全く思いつかなかったおバカさんな私たち……はぁ… となったのも今となっては楽しい思い出(笑)

http://teruterugame.blog.jp/archives/7953382.html?utm_source=jpnews&utm_medium=115&utm_campaign=8


(**)こんなヤツ。私は今レベル25です。
https://mobile.twitter.com/yuriboh8




ではでは……今週もご安全に♪(o・ω・)ノ))


rohengram799 at 09:00|この記事のURLComments(0)

2019年08月25日

燕月雲便りNo.9:こころ

朝晩は涼しくなってきましたが、昼間はダラダラと汗をかくのはかわりません(;・ε・ ) 体調管理が難しいですね。



なにかのテレビ番組を見ていて、ダンナさんが夏目漱石の『こころ』を知らないというので「高校の(現国)の教科書に(一部だけど)載ってたじゃん!」と言ったら「栃木と山梨じゃあ違うんだよ!」と……いやいや、いくらなんでもそれはない気がする。「こころ」「舞姫」「山月記」はテッパンではないか? 長男が使っていた教科書があるので確認したら、ちゃんと載っていたので懐かしく読み返してしまった!




さてさて……『MAMOR』最新号(10月号)を買ってしまった。いつもはパラパラ立ち読みなんですが、「自衛隊の精強さを示す美しい日本の儀じょう」をじっくり読みたくて……以前トランプ大統領が来日した時にテレビで見ましたが、儀じょう隊の皆さんの美しさが印象的だったので。はー、皆さん、日焼けした笑顔も素晴らしい(*´∀`)♪

https://www.fusosha.co.jp/magazines/detail/4910082731098



「儀じょうの基本は相手の安全を保障し、歓迎するということ」


そのために厳しい訓練があって……歴史漫画とかで「捧げ銃(つつ)」「担え銃」等見ることがあるけれど、実際にそれをするのは大変。「捧げ銃」は受礼者に対して最高級の敬意を表す敬礼のひとつで、姿勢を微動だにせず保持するだけでなく、まばたきもほとんどしないそう。


またゆっくり読みたいと思います(*´ー`*) 興味を持たれた方はぜひ『MAMOR』を本屋さんで見つけて下さいませ。ついでに『秘伝』もよろしく(笑)




rohengram799 at 11:46|この記事のURLComments(4)

2018年11月27日

竜潜雲便りNo.7:わたくしの杯

昨晩は久しぶりに青空文庫で森鴎外の『杯』という短編を読みました。寓話のような説話のような・・・最初はなんかほのぼのした雰囲気だったのに、あれ? って感じに。同じ銀の杯を持つ7人の少女の後にあらわれた8番目の娘は・・・。


【森鴎外・杯】

https://www.aozora.gr.jp/cards/000129/files/688_23234.html



サントオレアは矢車草のことだそうです。すみれ色より濃い瞳の色なんでしょうか? 「わたくしの杯は大きくはございません。それでもわたくしはわたくしの杯でいただきます。」 母国語で言ったであろうこの言葉、彼女の強い意思を感じます。石川遼くんのお父さんが彼にこの作品を読ませた、という記事がありました。古いものですが「そうか、彼も読んだのか~」と意味なくニンマリしたワタクシです(*´∀`)


https://www.news-postseven.com/archives/20150513_321569.html?PAGE=2

rohengram799 at 12:58|この記事のURLComments(2)
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