橋本紡

2015年12月20日

色雲便りNo.14:横文字

時間に余裕が出来たので、夜も更新~1日2つ記事を書くのは久しぶりですわ。さてさて……新聞広告で見た『児童心理』最新号の特集は“レジリエントな子を育てる ”……レジリエントなんて初めて見たわ、聞いたわ~心理学用語なのかしらん?と気になり、とりあえず検索(・・;


レジリエンス(Resilience)は、一般的には回復する力、立ち直る力と訳される名詞で、これが形容詞になると「レジリエント」(Resilient: 回復力のある)に変化するそうです。ふむふむ……ということは、何か悲しいこと、めげてしまうようなことがあっても立ち直りが早い子に育てましょう!ってことかしらん? 大人でも凹むとなかなかもとに戻れないものですし、子どもだってもう平気!元気!!なように見えても、ずっとキズになる出来事ってあるんじゃないかなぁ……って、雑誌広告を見てあれこれ妄想しても仕方ないですね(◎-◎;)



話はかわりますが、森沢明夫さんの小説『夏美のホタル』が映画化されるそうです。森沢作品は映画化しやすいのかしらん? また私のお気に入り本『流れ星が消えないうちに』(橋本紡)も映画化されるとか……オリジナル作品を作れなくなっているのか、かつての角川映画のようにタイアップで本の売り上げを出版社が狙っているのか……。



少し前に病院関係のマンガにハマっていて(余談ですがドラマ『下町ロケット』に手術室に医療関係者以外が何人も入っていましたが、あれってアリなんですかね?モニター室にいるならまだわかるんですけど)『フラジャイル』という月刊アフタヌーンで連載されている病理医を題材しているものがあると知りました。


外科や内科医でも看護師でも保健師でもなく病理医メインかぁ~おもしろそうだから買おうかな~と思っていたら、これもTOKIO長瀬くんでドラマになるというじゃないですか( ̄□ ̄;)!! なんか今買うといかにもドラマ化に乗っかるみたいで、やっばりいいや……な気分になっています。


《fragile》はもろい、とかコワレモノの意味ですが、人の場合は「病弱な」や「虚弱な」という意味になるそうです。ELTの名曲はフランス語読みで「フラジャイル」ではなく「フラジール」ですね。冬の夜、この曲にどっぷりつかりたくなってきました。



クリスマスがある今週、皆さまのご予定は? どうぞよい1週間を(・ω・)ノ





rohengram799 at 22:22|PermalinkComments(8)

2013年08月04日

入道雲便りNo.15:おやぢ乙女の橋ものがたり

今日は『はしの日』ですね。「橋」「箸」などいくつか書いた記憶がありますが「橋の語源は調べたっけ?」と思い、カチカチとしたら、「端」と同源……「端」の意味から「間(あいだ)」の意味も持ち、両岸の間(はし)に渡すもの、離れた端と端を結ぶものの意味から、この構築物も「はし」というようになったそうです。離れたところにかけ渡すものの意味では「はしご」や「きざはし」などの「はし」食べ物を挟む「箸」も同源ということです。ふむふむ、そうなんだ~いつまで記憶に定着するかしら(--;)


そういえば、中学の時の学校文集というのかな~タイトルが『きざはし』でした。昔は年寄りくさいな~と思っていましたが、この年になるとう~む、と唸りたくなるネーミング(笑)あと宝塚の上演作品で好きだった『川霧の橋』を思い出します。懐かしいなぁ…原作は山本周五郎の『柳橋物語』と『ひとでなし』。いつか読もうと思いながら『さぶ』しか読んでいない(-_-)藤沢周平さんの『橋ものがたり』も読んだことがないので、こちらもいつか…あ、橋本紡さんの『橋物語~いつかのきみへ』は読んでいます(((^^;)


「橋」について隅から隅まで、端から端まで(!?)調べることはムリでしたが(゜o゜)\(-_-)高田敏子さんの『橋』という詩(教科書で読んだ人もいるみたいですが)をはじめて知りました。


少女よ
橋のむこうに
何かあるのでしょうね

私も いくつかの橋を
渡ってきました
いつも 心をときめかし
急いで かけて渡りました


あなたがいま渡るのは
明るい青春の橋
そして あなたも
急いで渡るのでしょうか

むこう岸から聞こえる
あの呼び声にひかれて


(高田敏子著『月曜日の詩集』より)



「少女よ」という漠然とした不特定多数から「あなた」というひとりに呼びかけが変わっていますが、これは呼びかけた本人より受けとる側の気持ちの変化でもあるのかな?と思いました。向こう岸には何があるのか、呼んでいるのは誰なのか?……少女から大人の女性に自立するための橋はどんなデザインなのかしら? 薔薇模様の欄干がステキな硝子の橋なのかしら? 「こわいながらも、通りゃんせ」ですね。私は後戻りしたら硝子の橋が粉々にかるくらい重量オーバーなおやぢになってしまったので、恐る恐る橋を渡る「かつての自分」をたくさんの“ものがたり”の中で出逢い、見まもりたいと思います。




rohengram799 at 16:55|PermalinkComments(4)

2012年04月21日

ひつじ雲便り605:「キュウ」な話?(((^^;)

一昨日と同じように夜中の更新になってしまいました。「カキカキするチャンスは今しかない!!」な気持ちです(笑)


今日の夕方には新月になるのに、満月にあわせて買った『月の裏側』はページが進みません(--;)
そして橋本紡さんの『九つの、物語』を買ってしまいました…前から読みたかった本で半額だったから~いつ読み始めるかわかりませんが、手元にあり満足(笑)


始…といえば、字は違う「初」、結婚して最初に鎌ヶ谷市初富に住んでいました。突然「初めての富かぁ~何だか縁起のいい名前だから、ずっとソコにいたらよかったかなぁ」なんて思い始めてしまった私…なんでも開墾した順番に名付けられたそうで、初富(はつとみ)二和(ふたわ)三咲(みさき)豊四季(とよしき)五香(ごこう)六実(むつみ)七栄(ななえ)八街(やちまた)九美上(くみあげ)十倉(とくら)十余一(とよいち)十余二(とよふた)十余三(とよみ)…になるらしいです。


九美上(くみあげ)なんてはじめて聞きいたわ~なんかハイカラだわ(*^^*)


あと鎌ヶ谷にも『軽井沢』があるんですが(((・・;)「涸・井・沢」で水の涸れた(涸れやすい)沢、荷物をかる(担)って運ばなければならない沢に由来するそうです…テニスコートの恋は生まれそうにない場所ですね(;o;)



rohengram799 at 01:23|PermalinkComments(7)

2011年10月30日

ひつじ雲便り528:橋物語~いつかのきみへ

『流れ星が消えないうちに』など私好みの作品を書いている(笑)橋本紡さん!今読んでいる『いつかのきみへ』もとっても心に染み込む短編集です。


水の都・東京の深川、6つの橋の名前がタイトルになっていて、そこを利用する(した)人たちの物語。私は『大富橋』という、高校生の話が特に好きです♪仕事でイライラしていたのに、休憩時間が終わったら「あら?なんか気持ちが軽いわ!!」って~どんだけ単純なんだ、お前は!!って言われそうですが(-_-;)


「橋」がタイトルに入った歌もありますよね。『面影橋』とか…古いな(;´д`)私は百恵ちゃんの『愛染橋』が一番好きかな♪


ヨーロッパでは『魔橋』(まきょう:devil's bridge)と呼ばれる橋があるらしいですね。悪魔が作ったと言われているとか…橋の形が変なのか、渡りにくいのかわからないですけれど(※)



反対に『天使が作った橋』とかはないんでしょうか?橋でなくてもいいですが…悪魔くんや宇宙人パターンはたくさんあるような気がするので、ちょっとラブリーなのがあったらいいのに(笑)


あと、子どもの頃に親から「橋の下から拾ってきた」と言われて(もちろんウソですが)エンエン泣いたものです(ToT)


ウチの近所の子どもは一回は言われたみたいですが、今言ったら大事になるのかな!?



追記※ https://tabizine.jp/2016/02/15/57671/


rohengram799 at 20:55|PermalinkComments(8)

2011年06月26日

第524号:流れ星が消えないうちに

『人間ってさ、川嶋が言うように、誰かに頼らないと生きられないんだよな。俺もちゃんとわかってるんだ、そういうの。だけど、ひとりで生きられるようにならなきゃいけないとも思っている。でないと、結局、ただもたれ合うだけになっちまうだろう。それじゃ駄目なんだ。ちゃんとひとりで立てる人間同士が、それをわかった上でもたれ合うからこそ、意味が生まれるんだ。』


高校生の時、こう言っていた加地くんは大学に進学せず、海外のあちこちに出掛けます。そして旅先で事故に遇います。友達の川嶋(巧)くんと恋人の奈緒子ちゃんの前から、この世界から突然姿を消してしまいました。


巧くんと奈緒子ちゃんはその後お付き合いをするようになり…という小説の題名が今回のタイトルです。ありふれた恋愛小説みたいに思うかもしれませんが、そこは違うんだなぁ( ̄ー ̄)


愛する人を何の前触れもなく失った人間が、また生きていこうと思うまでの物語。おおげさではなく、多分こんなふうに時間は悲しみや喪失感を癒してくれるのだと思いました。


立っている場所が変わると、同じ風景でも違うように見える……これは、加地くんの言葉でした。『覚えていた巧君が、お父さんに言った。そして今度は、お父さんがわたしに言っている。言葉や思いは、こうして巡っていくのだ。もうこの世にいないのに、加地君の思いは確かにお父さんにまで伝わっている。』


残された人間が生きていく意味はそこにあるのかも、と思うのです。残してくれたものを受け取り、また新しい人に受け継いでもらい、その人がまた次の人に…。


タイトルに「流れ星」があるのは3人を結びつけた学園祭のプラネタリウムによります。この場面もいいですよ~高校時代のあの中途半端な気分に戻って自分もそこで一緒に流れ星を見ている気持ちになってきます。そういえば、前の日に読んだ佐藤多佳子さんの『黄色い目の魚』も学生さんの話でした(((^_^;)


解説は重松清さん。この作品にぴったり!!最後は重松さんの文章に泣きました。おばあちゃんとずっと救助を待っていた少年の「星がきれいでした」という言葉を思い出します。今だからこそ、全く知らない作家さんのこの本が私を呼んでくれたのだと、信じたいです。私の手元に来てくれてありがとう…抱きしめたい一冊、皆さまにもおすすめです!!


『空を見上げるのは、祈りだ。傷つき、苦しんできたひとたち―永遠を生きることがかなわないからこそ愛おしい生を生きるひとたちが捧げる、歩き出すための祈りだ。ひとは繰り返し空を見上げ、繰り返し祈りつづける。
それに応えるかのように、夜空は流れ星を僕たちに見せてくれる。
どきどき、流れ星は一冊の書物に姿を変える。
僕は、橋本さんの小説を、そんなふうに読んでいる。』




rohengram799 at 08:52|PermalinkComments(14)
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