水銀燈が消えるまで

2013年01月04日

くじら雲便りNo.4:今日までそして明日から

今日から仕事!!という方も多いのでしょうか~私は今日まで仕事で明日ようやく休みです(^o^)←タクロ~さんの歌の話ではありません(笑)


毎年、お正月ギャンブラー出陣の予測が外れ、大変苦労しています……まぁ曜日の並びも違いますから仕方ないのですが、年配のお客様が目立ちます。お正月はウチでゴロゴロとテレビを見ていて欲しいです~と言いながら、自分のダンナさんがウチにずっといるとイライラするという(--;)


昨日は歌人の東直子さんの小説『水銀燈が消えるまで』を読みました。「水銀燈」ときくと、大臣復活!の麻生タンの好きな薔薇乙女のひとりを連想してしまう方もいるかと思いますが(笑)『長崎くんの指』を改題した短編集です。


舞台となるのは郊外の寂れた遊園地「コキリコ・ピクニックランド」でちょっと世の中からはみ出したワケありの人たちが集まってくる…何かこれといった前向きな結論が出てメデタシ!メデタシ!!というよりはまだまだどこかをさまよっているような雰囲気の話で、東さんのつくる歌の世界がそのまま物語になったみたい。ピクニックランドでも目立つのはやはり観覧車。観覧車の操作をしているオジサンと愛人にクビにされた元・美人秘書のマリアさんの『アマレット』が私は一番好きです。


最寄り駅近くの商業施設にも観覧車があって、目立つのですが、1日に何人も乗らないと思います。私も乗ったことがない~ダンナは高い所はイヤだ!というからもちろん乗らないし…てっぺんで止まったらどうする!?(((・・;)と考えてしまうみたいです。まぁ眺めて楽しい場所なんてあるのかな?という疑問もあります(~_~;)筑波山とか富士山が見えるという話も聞きますが、私の富士山は山梨に帰って見る富士山しかあり得ない!!


しかし、ちょっと寂れた遊園地ってなんか心ひかれないですか?完全に廃墟だと心霊スポット化していそうでコワイですが、適度に廃れていると騒がしくない分、ノスタルジーに浸れるからかなぁ~乗り物もゆるゆるスピードで私のようなオバサンにはちょうどいい( ̄▽ ̄;)


『中央線、南北線に東西線、どこへもゆけてどこへもゆかず』


この東さんの歌のようなここ数年のワタクシですが(気持ちはいつも別世界ですけど)メリーゴーランドに乗っている子どもを見るお父さんお母さん、おじいちゃん、おばあちゃんたち……かつてのお子さまたちが今のお子さまをいとおしく見つめ、手をふり笑顔になる、そんな光景を探しにどこかの遊園地に行きたくなってきました(*^^*)


皆さま、楽しい週末を!!




rohengram799 at 10:40コメント(10) 
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