江國香織

2017年12月14日

暮歳雲便りNo.14:愛を語れば

♪愛をつぐなえば別れになるけど こんな女でも忘れないでね・・・


これはテレサ・テンの名曲『つぐない』ですが、アンソロジー『短編伝説 愛を語れば』を読みました。純愛に不倫、結婚披露宴での問題アリアリなスピーチや、怪談めいたもの、ホラーテイストのものなど、鬼籍に入った方から現在バリバリの作家さんたち、19作品です。


http://comingbook.honzuki.jp/?detail=9784087456530




なかには飽きてしまうのもありましたが、トップバッターは江國香織さんの「ごはん」。一人旅に出たくなったアナタは、夜、会社から帰ってきたダンナさんにまっさきに告げます。


「九月に旅行にいってくる」と・・・さぁ、ダンナさんはなんというでしょう? 普通なら「えっ、ひとりで行くの?」とか「どこに行くの?」とか「何日くらい?」とかだと思うのだけれど、この話のダンナさんは、ぽかんとした顔でこう言ったのです。


「じゃあ、ごはんは?」



・・・うわぁ!となってしまった! まぁダンナさんがごはんの用意がしてあるかどうかをとても気にするキッカケはあったのだけれど、それでもなぁ・・・と思ってしまった。



ごはんの支度をするのは面倒くさい。私は料理も下手だし、頑張って作っても残されると腹が立つし、自分が食べなくなくても用意しないといけないのがイヤ・・・ワガママですみません。しかし、最近は料理をしないってボケるよね、と思うようになりました。手を動かさないし、調理や片付けの手順とか考えることもなくなるし・・・。



食べ物関連では小池真理子さんの「食卓」もよかったです。


「寂しい、というのではない。切ない、というのでもない。孤独、というのでもない。長く生きていればいるほど、わからないことが増えてくるのを女は感じる。
年をとったら、いろんなことが見えてくる、はっきりしてくる、賢くなる、というのは大嘘だ、と女は思う。としを重ねるほど、ものごとが余計にわからなくなる。混乱する。
若い頃、真実だと思っていたものがそうではなくなり、わかったつもりになっていたものが、実は何もわかっていなかったのだと気づかされる。」(p202)



読みながらうなづいてしまいましたわ。





あと中島らもさんの「微笑と唇のように結ばれて」では画廊を経営している男が主人公で、レイトンという画家の作品についての描写があり、実在するかのかと思って調べたら、いました。イヤだわ、物知らずで恥ずかしい。


「お手玉遊び」も美しい作品だ。透けるような薄絹をまとったギリシアの少女が、牛の趾骨(しこつ)の小片をあやつってお手玉遊びをしている。異様に紅潮したその頬は、お手玉に恋の占いでも託しているせいではないのか。(p294)



どんな絵なの~?とワクワクしていたのですが、私には・・・おやぢ心をくすぐるものは今一つありませんでした。趾骨も空中浮遊している紙くずにしかみえなかった(´~`;)


皆さまの感想は?


http://www.hitsuzi.jp/2011/03/1808sheep.html






rohengram799 at 09:25|PermalinkComments(6)

2010年09月15日

第265号:読書の秋ですね♪

本って本当にいいですねっ(^o^)/ ベタベタに手垢まみれのセリフを言いたくなるくらい、今日読んだ本はおもしろかったです!!


『天使の屍』貫井徳郎 角川文庫


私はいつも一度カバーをはずした状態の単行本をみるのですが(どんな趣味だよ~)「そう、コレコレ~カドカワ~」とまず満足(笑)


思慮深いはずの中2の息子が突然飛び降り自殺。真相を追求する父親だが、次の自殺者が…。「14歳」という、摩訶不思議な世界の子どもたち、そして理解しようとしながらも、同じ位置には立てない大人たち。ミステリーに分類されるのでしょうが、私はそういうのはあんまり考えないタイプなので…(((^_^;)


貫井さんの本は二冊めですが、期待通りハズレなしで、星3つです☆☆☆(笑)


もう一冊は『向日葵の咲かない夏』道尾秀介 新潮文庫…ヒモのしおりと葡萄マークがたまりませんわ! こちらは、初めて読む作家さんで、今から楽しみです!!


子どもに「お母さんの本を選ぶ基準がわからん…」と言われましたが(--;)まずはタイトル!! 江國香織さんの『流しの下の骨』とか赤江瀑さんの『ニジンスキーの手』とか…。
他は書評を読んで関心をもったもの、装丁の綺麗なもの(特にハードカバー)かな~。 あと、文庫の裏表紙のあらすじですかね!?


高村薫さんの『李欧』なんて……


《惚れたって言えよ―》


はうっ…やられましたっ!!(爆) この一言で即「お買い上げ~」でしたね!(確か講談社文庫) 斎藤一人さんが「中身で勝負!というけれど、外見も大事だよ~ん。まず、関心を持ってもらわなくちゃ~ね!!」みたいなことを書いていたと思うのですが、本もそうだし、ブログにも共通すると思いました。
ブログに使うイラストやタイトルなど~まずは興味を持ってもらわないとはじまらないですからね(^o^)v


あら、話がズレまくりましたね(((・・;)失礼しました(笑)


皆様のおもしろかったと思う本、ぜひ教えて下さいませ(*^^*)





rohengram799 at 22:41|PermalinkComments(5)
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