備忘の果実 〜オスカー戯言日記〜

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タグ:津軽百年食堂

4月の発売日からずっと探していた森沢明夫さんの『ライアの祈り』を今月になりやっと入手し、じっくり読める日を待っていたワタクシでしたが、今日イッキ読みしました~!


青森三部作と言われる『津軽百年食堂』『青森ドロップキッカーズ』の名脇役だった桃子が主役の最終作品です。メガネ販売店の八戸店で店長を務めている彼女は、明るく姉御肌のアラフォー! それまで住んでいた実家のある弘前から転勤を機に八戸に越してきたばかり。既に店の後輩たちから頼られ慕われる存在となっていますが、彼女は離婚経験者。前向きな人生になんだかまだ踏み出せずにいました。


そんなある日、桃子は若い桜に誘い出され、しぶしぶ街コン風地酒パーティに参加。「人数合わせ要員でバツイチ」とおどけて名乗った桃子と気があったのは、40代後半の無精髭の男・クマゴロウこと佐久間五朗。桃子は彼を見たとたん、遠い記憶が一瞬蘇ったような感じに襲われ、驚き戸惑います。何とも風采のあがらない考古学者だった彼の誘いで遺跡発掘に目覚めた桃子。古代の人々の豊かで人間愛に満ちた暮らしを知ることで、背負ってきた様々な呪縛から解き放たれていきます。


不器用な二人の恋物語と縄文時代がリンクするお話。とても読みやすい文章で、自分の中で映像化出来そう!ですが、来月映画が公開されます(笑)


桃子の離婚理由……未だに子どもが出来ない嫁はイラナイ!発想の人がいるのが悲しいですが……次世代に繋げるのは子どもだけではないと思うのです。子どもを産んだ私が言っても説得力がないかもしれませんが、精神的な遺産の後継者には誰もがなれると思うのです。優しさや思いやりって性別も年齢も国も関係ないと思うし……。お互いがお互いの幸せを願う気持ちが空回りしないように、どちらかが先に幸せになるって悪いことではないと思うのですよね。笑顔を見せることで相手が幸せを感じて、それをまわりが見てまた幸せを感じる……そういうささやかなことが幸せなんじゃないかな、ということを伝えるのは血のつながりがなくても出来ることですし。


輪廻転生の物語というと昔、週刊少女フレンドで連載されていた『海のオーロラ』を思い出しました。ルツとレイという1組の男女がムー大陸→古代エジプト→邪馬台国→ナチス・ドイツ→未来の地球と転生しながら、愛を貫こうとする姿を描く壮大な物語でありました。『ライアの祈り』は個人の恋愛というより人間愛にあふれた作品かな。



縄文時代って稲作の始まった弥生時代よりもイマイチな暮らしぶり、みたいに教えられてきましたが、全然そんなことはなくて、獲物を分けあい、助け合い、思いやりをもって自然と共存しながら豊かに暮らしていたんだなぁと思いました。


『縄文美術館』(写真集みたいな本)も表紙が「石のアンパンマン」みたいでおもしろかったし、よく教科書で見た縄模様の土器だけでなく、笑っている顔とかヴィーナス的な像とかイノシシやクマなどいろいろあったし。手形・足形も残しているんですよね。ちゃんと焼き物で、子どものもありました。ぎゅうと握った棒みたいなのとか、歯形まであって「赤ちゃんに土(粘土?)食わせたんかい!!」と縄文人にツッコミをいれたくなるような(笑) 記念に残したかったのかしらん? 足のサイズ23.5のも残っていて「かわく前のコンクリートに足跡つけちゃった!!」みたいでしたよ。


『ライアの祈り』と『是川縄文遺跡』
http://marugoto.exblog.jp/21280720/



ちょうど新聞に新聞に「ロンドンで開かれたサザビーズのオークションで、日本の古美術収集家のコレクションだった「土偶」が約101万3000ポンド(約1億9000万円)で落札された。落札予想価格7万~9万ポンドの11倍以上の高額だった。」という記事が載っていて、ザビーズジャパンによると、この「土偶」は縄文時代のもので、このオークションに土偶が出品されるのは初めてだということもわかり……『落札者は不明だそうですが……もしかして……(笑)』と森沢さんブログにコメントしたら『そうです。あの土偶は、ぼくが落札しました!(嘘です)』という大変ノリのいいお返事を下さいました(≧∇≦) 「ちなみに、ぼくは、銛の先端につける黒曜石の矢尻を持っています。縄文時代に作られた本物ですが、これは売りません(^_-)」とも(^o^;)




いろいろな場面で「こんなことあったよ、私も」ということが多くて……座談会があったら「このセリフがたまらん!」「だよね!」「この場面がいいっ!」「やっばり?」とかもう話したくて共感したくてたまらない感情が溢れだしてしまいそう!! 皆さまもこの本を読んだら、親元に帰りたくなったり、泣き虫な自分をヨシヨシしてあげたくなったり、美味しい海の幸や地酒に舌鼓を打ちたくなるのではないかと……あと遺跡発掘作業に参加したくなるかも…! キャラ的には『サンダー・バー』のマスターがイチオシなので、ぜひ彼に逢いに本のページをめくって下さいませ(*^^*)



『ライアの祈り』にたくさんの方々が出逢って幸せを感じてくれますように……という一読者の「外野の祈り」の記事でした(@^^)/~~~



もう梅雨明けしたんじゃないの?というような昨日、今日の暑さ!! 明け方は地震があり(皆さまは大丈夫でしたか?)落ち着かない土曜日のスタートになりました。今夜は満月、気持ちも真ん丸でゆたかに過ごしたいのですが、どうなりますか(^。^;)


あまりにもむし暑いので、気分だけは涼しくなろうと、時代小説アンソロジーの『冬ごもり』を読んでいます。「人や動物が、冬の寒い間、家・巣・土の中などにこもって過ごすこと」が冬ごもり。夏だとクーラーガンガンの部屋におこもりなのは人間だけかしら? この言葉は、冬ごもりした草木が春になり芽をふく意から「春」「張る」にかかる枕詞にもなっているようです。


本所の蕎麦屋に正月四日、毎年のように来る客の正体は?の池波正太郎先生の『正月四日の客』新川の酒問屋で神棚から出火。火元の注連縄にはこよりに包んだ髪が…なんで!?の宮部みゆきさんの『鬼子母火』……今は松本清張さんの『甲府在番』を読みかけですが、他に南原幹雄氏『留場の五郎次』宇江佐真理さんの『出奔』山本一力さんの『永代橋帰帆』など冬を舞台にした時代小説短編集で、やはり作家陣の技量が違いますね。昨日読んだ『世話焼き長屋』もよかったですが、こちらはまたその上をいきます(^◇^)


池波先生のお話ですが、蕎麦屋「さなだや」は『鬼平犯科帳』にも登場する店で、第2巻「蛇の目」に登場するのと同じ場所、同じ設定になっているそうですね。源兵衛橋の北詰めにある蕎麦屋で、頑固な親爺と大女のおかみさんが切り盛りする店、という表現がされているとか。「あ、この人はあの話にも出てきた…!!」というのは同一作家作品を読み続けている人間の楽しみでありますね(≧∇≦) マンガですが、前に書いた『大逃亡』に出てくる沼重三は『スケバン刑事』にも登場します。


この「真田そば」そについては『上田 刀屋 池波正太郎も食した真田そば』と下記のサイトをご覧くださいませ。

http://www.h5.dion.ne.jp/~kisin-an/tisin/sanada.html


本を読む前に担々麺を食べていた私は「辛い≠唐辛子」的な発想になっていたので「イヤだわ、恥ずかしい…先生、ごめんなさい(;>_<;)」と謝りながら読み進めました。食通にはなれなくても、時代ごとの食材とか名物とかは把握しておきたいものですね(◎-◎;) お蕎麦の話では『津軽百年食堂』が好きです♪



さて反省もそこそこに「そば」から「そばかす」を連想……アニメ『るろうに剣心』のオープニングはたしかJUDY AND MARYの《そばかす》だったよね、と……剣心の声がカナメちゃん(宝塚のトップだった涼風真世さん。この後のトップが天海祐希さんです)だったのも違和感アリアリだったことなどを思い出しつつ「そばかす」について検索( ̄▽ ̄;)


一般的には「そばかす」ですが「化雀卵斑(じゃくらんはん、Ephelides)」と言うそうです。皮膚にできる色素斑(しみ)のひとつで「文字通りスズメの卵(卵殻)の模様に色や形が似ていることから名付けられた」とありました。理由はわかるけれど、言葉の響きにチャーミングさが微塵も感じられない……!!



紫外線が強烈な毎日、お顔のお手入れをしっかりとして、皆さまは美肌をお守り下さいね。私は……顔に7つの星という名のシミがあるオバチャンなので、もういいや( ̄ヘ ̄)




スーパーの食品売り場がクリスマス&お正月商品になってきました。「いつものところにいつものモノがない」「いつもの値段じゃない」←もちろん高い!!という感じで、買い物しるのも疲れます(--;)


今の時期はリサイクルショップのチラシも多いですが、その中にこんなのがありました。「お酒高価買取」←まぁいいんですが、その後の「天災などで割れてしまう前に」……わからなくはない、たしかにそうだけれど、あまりいい気分ではないですよね(~_~;)


さて、昨日紅白歌合戦、出場歌手の曲目が決まりましたね。紅白特別バージョンメドレーとかありますが、一曲を大事にじっくり聴かせて下さい!!という気持ちもあります。徳永サンなんかは「レイニー・ブルー」が良かった。森さんは「襟裳岬」が良かった…などブチブチとオバサンらしく文句タラタラ(笑)あと、細川たかしサンには「望郷じょんから」を歌って欲しかった~なぜなら『津軽百年食堂』を読み終わったから!!


明治時代の津軽・弘前で地元の蕎麦を出すお店があり、今は三代目が家を継いでいます。四代目になるかどうかの陽一は東京暮らし。同郷でフォトグラファーを目指す七海と知り合いますが、彼女はりんご農家のひとり娘。さぁ、家業も恋もどうなる、どうする!?(笑)いろんな年代と人物が混ざった構成になっています。それがまた飽きずに読めたのかも。


初代の賢治と奥さんになるトヨとの「なれそめ」もいいですが、私が一番好きな登場人物は賢治の友達のひとり、変わり者の「法螺吹きよっちゃん」です。よっちゃんは津軽塗を生業にしていて、お店を出したら「馬鹿の俺が馬鹿に馬鹿を重ねて塗った日本一の螺鈿の引き出しを作ってやんべさ」と言うのです。津軽塗は「津軽の馬鹿塗り」と言われるくらい塗っては乾かしの工程を繰り返すのだそうです。果たして、よっちゃんは約束の品物を持ってきました!!でも「俺がこれを贈る相手は、まだここにはいねえ」と言います。賢治でもトヨでもなく…じゃあお腹にいる赤ちゃんに?トヨのお腹の中の小さな命に優しく語りかけるよっちゃん。


「おい、二代目。俺の声、聞こえっか? この螺鈿はよ、おめえの孫に作ってやったんだ。だから、悪りぃが、おめえのもんでもねえ。俺はきっと、おめえより先に死んじまって、この世からいなくなっけども、孫の代までしっかりと俺の心意気さ受け継いでいってくれ。いいな、頼んだぞ」


物語全体を通しての本当の主役はよっちゃんではないかと思ってしまいました。いつも笑っているような表情のよっちゃん、イメージはたのきんトリオ(知らない人もいる!?)の野村義男さんですわ(^3^)/


受け継がれる命と心…「こぎん刺し」「津軽塗」「津軽そば」など青森について知りたいことが増えました!私も津軽塗の物入れが欲しい~サンタさん、お願いします!!( ̄▽ ̄;)


《津軽百年食堂》

http://www.shogakukan.co.jp/books/detail/_isbn_9784094085822


冬晴れではありますが、乾燥していますね~夜中あたりからノドがイガイガし始めました。皆さまもお気をつけ下さいませ。


前から読みたかった『食堂かたつむり』(小川糸)を買いました!なぜか『かもめ食堂』と言いたくなってしまうのですが…そして作者の小川糸さんも、母が若い娘さん時代、洋裁道具などを買っていたお店が「小川毛糸店」だと言っていたことを思い出し…(((^^;)昔ながらのお店で、私も若い娘さん時代にレース編みの材料一式買いにいきましたが…今は田舎の物入れにあるたくさんの紙袋のどれかに押し込まれているでしょう(--;)


まだ読みはじめたばかりなので、恋人に家財道具一式を持ち逃げされ(おばあちゃんの形見の糠床はあった!!)ショックで声を失った倫子ちゃんが故郷に帰ったくらいです。食堂を開くために今、頑張っています!!本当に自分のやりたいことが見つかったら、出来ない…なんてことは考えなくてガンガン前向きに行動できちゃうんだな~って思いました。


あと『津軽百年食堂』(森沢明夫)も買いました!ついでにマンガ『深夜食堂』も買うか~なんて考えるくらい《食堂》という言葉に哀愁を感じています。田舎には何軒か食堂がありましたが、今は一軒のみ…まぁコテコテの身体にはあまり優しくない濃い味付けなのですが(-.-)あとデパートの食堂も懐かしい!!『孤独のグルメ』のゴロ~さんみたいに、はじめてのお店でも気負いなく入れたら…あちこちの食堂でオムライスとか天丼とか食べてみたいっ!!


もうひとつの憧れは食堂車です。列車での優雅な長い旅をより贅沢なものにしてくれる食堂車~『銀河鉄道999』にもありましたよね。お金持ちの象徴のような気がするビンボーライフまっしぐらな私。持ち上品な紳士・淑女の皆さま方がいて…ちょっと事件が起きそうな(2時間ドラマ見すぎ!!)一度はのんびり旅してみたいです。駅弁もまたいいのですけれどf(^^;


タイトルはワタクシの耳に聞こえたのと(;o;)のんびりマイペースで自分だけの「大切なかなしみ」を背負って生きていきたいなぁ…という願望からです。o@(・_・)@o。


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