消防士の祈り

2013年05月29日

ヒコーキ雲便りNo.46:チンカホウ

更新をサボって…イヤイヤ休んでいる間も本は読んでいたので、時間もあるし、本日2つ目の記事をカキカキφ(..)


タイトルの「チンカホウ」皆さまのアタマに浮かんだのはどんな文字でしょうか? 「珍家宝」?「沈下砲」 ? ワタクシの読んだ本のタイトルは『鎮火報』でありました!!本を読むまで知らなかったのですが、消防車が消火活動を終えて署に帰る時に鳴らす「チンチンチーン」というアレがそうなんだとか。現場に行く時は「どいて、どいて、急いでいるんだから!!」のウ~ウ~!!というけたたましいサイレンとはエライ違いです。


主人公の大山雄大(おおやま・たけひろ)は名前もデカいが身体もデカい~!!「ボクも亡くなったお父さんみたいな立派な消防士になるから、お母さん見てて!!」なんて話ではなくて……「アツい消防野郎なんてまっぴら御免」目指すは9時5時の事務職というまだまだ新米の二十歳の消防士。不法滞在の外国人が暮らす木造アパートで火災発生!現場に出動した時に“水をかけると広がる炎”に疑念を持ち、独自の調査を開始。しかし、第二、第三の凶行が…。


真相を探るうちに消防士としての仕事の意義、それぞれの正義、人助けをして亡くなった父親への正直な気持ちに気づき、遺影に語りかける最終章など
全編主人公の語りで進むのですが、オモシロイ~イメージ的には今のタレントさんを知らないので、『太陽にほえろ!!』に出ていた頃の渡辺透さんを思い浮かべて読みました(((^^;)


一緒にヤンチャしていた悪友の裕二、引きこもり乙女系中年・謎多き男の守などキャラクターがはっきりしているし、それぞれが抱えているモノの重さも含めて、ガッツリ堪能した作品。自分も主人公と一緒になってヘロヘロになって走り回っている気分になりました(笑)


「鎮火報」も知りませんでしたが、消火栓にメーターがついていて消火作業に使った水道代が消防署に請求されるということを知り、またまたビックリ(゜□゜)池や公園の水なんかでもおおよその使用量の請求がくるそうです。勤務中の買い出しも禁止とか、身近な存在なのに消火活動意外は全く知らないことばかり……コレがわかっただけでも本を買って良かった~と思いました。600ページ近くあるので「長い!!」と敬遠される方は講談社文庫の解説だけでも読んで欲しいです。


雄大の職場仲間もクセモノ揃いですが、私は星野さんがタイプ!なぜ自衛隊をやめて消防士になったのか、どういうタイプの人か、ぜひ本文を読んで確認していただきたいです←なんだかんだ言って読みなさい!ってこと…(゜o゜)\(-_-)


警察小説ってたくさんありますが「消防士を主人公にした作品ってあまりきかないな」と思っていたら解説でも同じ感想がありました。マンガでも『め組の大吾』(読んだことがない)『火消し屋小町』(ドラマになりましたね)くらい? 絵本だと消防車とかたくさんあるんですけどね~ご存知の作品がありましたら教えて下さいませ。




rohengram799 at 17:30コメント(11) 
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