空のお城通信~オスカー戯言日記~

空のお城へようこそ゚+(人・∀・*)+。♪ 自分の好きなこと、興味のあることを書いています。

渡辺淳一

桃月雲便りNo.4:愛欲深き・・・

読売新聞朝刊の読売歌壇、読者投稿の短歌を読むのが楽しいのですが、2月26日の小池光氏が選んだこの歌にうーん、となりました!


『雪の夜の寒き心を温(ぬく)めむと愛欲深き小説を読む』(常総市 渡辺守さん


評:作者は高齢の方。一人暮らしをされているようである。そういう境遇でも「愛欲深き」小説を読むときがある。人間存在の奥行きであろう。厳粛な真実である。



愛欲深き小説・・・作者が渡辺さんだったので、真っ先に渡辺淳一さんの本かしらん?と思いましたが、他にも高樹のぶ子さんとか小池真理子さんとか? 愛憎ではなく愛欲としたところが素晴らしく人間らしくて、また老練な感じが。ただエロさを求めているわけではないのですよね。何か燃え上がるもの、身体の奥から突き上げる衝動がまだ自分にはあるんだ、って確認したい、心身ともに寂れてしまわないように、という気持ちなのかなと思いました。



小説ではないけれど、鈴木春信の艶本『風流艶色真似ゑもん(ふうりゅう えんしょく まねえもん(1770年)というのがあり、秘薬で小さくなってしまった主人公・浮世之介が「真似ゑもん(まねえもん)」と名乗り、色道の奥義を探求するという・・・興味のある方はコッソリ検索してね(~ ´∀`)~



昔むかしからこういう発想はあったのですねぇ・・・「まねえもん」というネーミングがまた笑える!


隠れているまねえもんを見つけるのも楽しいのだろうか? 春画版ウォーリー探せ!ですな~ってまねえもんはひとりしか描かれていないけど(笑)



【追記】

浮世絵つながりでこちらも・・・西武鉄道の「電車内迷惑図絵」。気をつけよう。


https://www.seiburailway.jp/fan/manner/

ひつじ雲便り576:青い壺、泪壺

有吉佐和子さんの『青い壺』を読んでいます。謎めく青磁の壺、持ち主はみな不思議体験をする…なんて話ではなく(そうだと思っていたら違った)壺は確かにあちこち持ち主が変わるのですが(作者もはっきりしている)特に不幸もなく…それぞれの家庭の話が淡々と描かれている感じです。戦後の日本の風景というのかな~奥さま方の愚痴は今と変わらないですね(笑)


幼い頃『泪壺』という短い話を読んだ記憶があり(小さな壺が涙でいっぱいになる頃には幸せになれるみたいな)フム、と調べてみたら渡辺淳一さんの小説で『泪壺』というのがあり、映画化もされていて驚きでした。もちろん私の記憶しているものとは違いますf(^^;


《あらすじはコチラ》
http://www.siraoka.com/newpage19.htm


ナミダという漢字は「泪」が情緒があるというか…わかりやすいですね。「雨の降る日にガラス窓に目を描いたら“なみだ”を流した」の場合も泪がふさわしい気がします。


さて、私の読んでいる青い壺は盗まれてしまいました!!どこにいったのか?続きが気になりますが、おやすみなさいです(笑)


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