漸進

2020年09月08日

涼秋雲便りNo.3:前へ……!

のび盛り生意気盛り花盛り、老い盛りとぞ言わせたきもの


築地正子(*)の短歌です。吉田兼好は『徒然草』に


花は盛りに、月は隈なきをのみ見るものかは。雨に向かひて月を恋ひ、垂れ籠めて春の行方知らぬも、なほあはれに情け深し。咲きぬべきほどの梢、散りしをれたる庭などこそ見どころ多けれ。


と書いていましたけれど、気持ち的にはやはりいつでも「花盛りの森」なのがいいような(笑)




さてさて……「漸進」という言葉を知りました。斬新(ざんしん)ではなく漸進(ぜんしん)。前進とはなにが違うのか(´・ω・`)? 調べてみますと



【前進】①前へ進むこと。②物事がよいほうへ動くこと。

【漸進】①順を追ってだんだんに進むこと。②少しずつ進歩すること。
 


「前進」の対義語は「後退」で「漸進」の対義語は「急進」。 全身に救心……と思った私の頭は花盛りの森 ( ´∀`)Σ⊂(゚Д゚ )






選ばるる矜りと選ばれざる矜り 胸に問ひゆく一生と知れよ





(*)
築地 正子(ついじ まさこ、1920年(大正9年)1月1日 − 2006年(平成18年)1月27日、享年86歳)は、日本の歌人。本名は築地 正(ついじ まさ)。



rohengram799 at 10:50コメント(2) 
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