烏鵲

2019年10月26日

紅樹雲便りNo.24:三人の百姓

昨日は酷い雨の1日でした。こちらは被害はありませんでしたが、千葉県内ではまた被害が拡大してしまいました。亡くなられた方が増えていきます。土砂災害警戒情報避難所の防災無線が流れています。利根川周辺に住んでいる方々は不安だと思います。皆さまもどうぞお気をつけ下さい。




秋田雨雀の『三人の百姓』というお話、ベタといえばとてもベタな内容……でもそこがいいのです。


三人の百姓が捨て子を拾うのですが、懐に大量の小判が入った財布があり、当然のことながら金の分配で揉める。結果、正直で貧乏で子供がいない太郎右衛門が育てることに。貧乏マシマシな暮らしだけれど幸せに暮らしていました。が!お約束通り(?)ある日お代官様ががやって来て、その子は実は殿の世継ぎだから返してね〜!と言ってきた。泣く泣く承諾して代わりに大金をもらった太郎右衛門。庄屋さんはメデタイ!と言いますが……(´;ω;`)

「何が目出たかべい……庄屋様、後生だわで、殿様がいやになったらいつでも遠慮なく家さ戻って来るように言ってやってくれべい!」


全文はコチラで。青空文庫ではまだこの作品しか読めないのが残念。

https://www.aozora.gr.jp/cards/001584/files/53182_49659.html




秋田雨雀……という名前を初めて聞いたので調べてみました。


【秋田雨雀記念館】
http://kuroishi.or.jp/sightseeing/akita


【秋田雨雀について】
http://blog.livedoor.jp/ijinroku/archives/51811383.htm

【お墓 】
http://www.honoji.or.jp/yukariAkita.html



雨雀(うじゃく)ではなく、同じ読み方の「烏鵲」はカササギのことだそうです。




「3」つながりで…グリム童話の『金の髪の毛3本の悪魔』を読みました。う~ん、なんとゆーか……悟りすぎた青年がちょっとコワいです。

https://www.libral.jp/133



rohengram799 at 08:10|この記事のURLComments(6)
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