備忘の果実 〜オスカー戯言日記〜

好きなことを好きな時にチマチマと書いています(⁠๑⁠˙⁠❥⁠˙⁠๑⁠)

【空のお城通信〜オスカー戯言日記〜】(2010.3.17〜2021.10.31 )からタイトルを変更。(2021.11.7〜)

狂言

桃月雲便りNo.21:くさびら

『将棋の渡辺くん』というマンガの3巻を読みました。あの藤井聡太くんの話も。


小4の彼が「最近読んで面白かった本ベスト3」は『海賊と呼ばれた男』(百田尚樹)『深夜特急』(沢木耕太郎)『アド・バード』(椎名誠)だとか。読んだことがないです・・・椎名誠作品はタイトルも知りませんでした。 やっぱり頭がいい子なんだなぁ、と思いました。 渡辺くんは対局相手の方に手違いで自分におやつが置かれてしまい、食べるなよ~と思っていたのにモンブランを食べられてしまった場面など面白かったです(*´∀`)


読者からの質問で、渡辺くんが「きのこ・たけのこ論争」では「たけのこの里」が好きということがわかり、残念~私は「きのこの山」が好きなのにρ(・・、)



以前、きのこを検索していた時に「くさびら」という狂言があることを知ったのですが、「クサビラ神」も存在したのですね。日本の神様は本当にどれだけ存在するのでしょうか(^o^;)

https://ameblo.jp/sanin-department-store/entry-12268350559.html



キノコを擬人化したものもたくさんありますが、このテのものは昔からあったらしく、『精進魚類物語』という『平家物語』のパロディーが。納豆や野菜などの精進物と魚や鳥という生臭物たちとが戦い、最後には精進物が勝ち、魚鳥は鍋で煮られてしまうという展開だそうです(≧▽≦)



納豆は昔から最強だったのかも(笑)


咲雲便りNo.26:TABI人よ

昨日『月をさすゆび』を読み終わりました。お寺関係の小説って『回廊の陰翳(かげ)』くらいしか読んだことがないのですが(これもタイトル買いだったわ)内容は……京都市内を流れる琵琶湖疏水に男の溺死体が…。親友の死に疑念を抱いた若き僧侶・蜷川賢了(にながわけんりょう)は、遺体から違法ドラッグが検出されたことを知り、調査に乗り出します。一方警察には、国宝級の仏像の不正売却を告発する怪文書が届いて……京都に君臨する巨大宗派の腐敗を暴く!!みたいな作品でした。


京都には昔から「白足袋族」という言葉があって、僧侶や茶人、学者、西陣の織物の老舗(しにせ)など、政治的な権力者ではないけれど隠然たる影響力を持った裏の権力者たちのことです。京都の庶民は「白足袋族には逆らうな」といった言い方をするらしい……京都は有名なお寺も多いし、前の本ではお坊さんのことを「先生」と呼ぶ店主が出てきてビックリしました。「おエライさん」って意味の先生ですよね。

夏樹静子さんの小説に『足の裏』というのがあって(私はドラマで見たのですが)賽銭をネコババする的な意味があったような……( ̄~ ̄;)



さてさて、足袋と言えば白足袋か地下足袋か(笑)なワタクシでが、狂言では通称黄足袋という狂言専用の足袋があるそうです。流派によってちょっと違うということですが、全体に黄色のような色で、裏も黄色なんだとか。足袋まで気にしたことがなかったけれど、思い返してみたら足元は白ではなかったような……舞台の板(床の色)に馴染んでいたし。

今の足袋となるまでは色々材質なども変遷があって、能の足袋も昔は鹿革を白く着色していたようです。狂言はかつて庶民のものということで、白い足袋を履けなかったそうで、革をそのまま使ったのでその名残で色が付いているのだそうです。鹿革はなめすと人肌に馴染み軽いらしいですな。加工もしやすいのかしら? 甲州印傳も鹿革だし。

http://www.f00-196.003.137.203.fs-user.net/ikeda8/inden/koujo/index.html


現在の足袋は江戸時代になってから出来たらしく、中期以降は女性はほとんど白足袋を履くようになったということです。男性は正式な場所以外は普段は黒足袋や紺足袋を履いていたようですが、これはあくまでお江戸の話。近畿地方や西日本では色足袋を履く習慣はほとんどなかったということです。なぜだろう? 美意識の違い? 下記サイトで狂言用の足袋が見られます。


《伝統芸能の足袋 - TABIの博物館》
http://fpouch.fc2web.com/geinoh.html



♪風にふるえる 緑の草原 たどる瞳かがやく 若き旅人よ~


これは若大将の歌う『旅人よ』ですが、皆さまも今日1日、自由な空想(妄想?)の旅を満喫して下さいね(*´∀`)♪



あかね雲便りNo.160:美女と野獣と附子

映画も舞台も見たことがない『美女と野獣』が古本コーナーにあったので買って見ました。東逸子さんのイラストの表紙がステキな角川文庫です。読み初めて「あら、もう終わり?」という感想…もっと長い話かと思っていましたが、そうでもなかった(((・・;)


そしてグリム童話にも『夏の庭と冬の庭』という(初版に収録されている作品。決定稿の第7版からは削除)似たり寄ったりの話があることを知りました~ヨーロッパで広くこういう伝承があったんでしょうね。『カエルの王さま(王子さま)』よりおね~さんの心が優しくてよかったです( ̄▽ ̄;)



さて、美女の反対語になるのか「ブス」という言葉(ああ、胸に突き刺さるわ~)この語源はトリカブトの有毒成分による中毒で、神経が障害を受け、顔の表情筋が不随になるため、容貌がおかしくなるかららしい……漢字だと「附子」(-_-)私は最初“ふなこ”かと思いましたよ~だって狂言の演目としてチラシで見たのですから('~`;)ふりがなで「ぶす」と書いてあるのを見てビックリしました!!


Wikipediaによると~トリカブトの「毒・漢方薬」の総称あるいは植物トリカブトの異名。東洋医学では「ぶし」と読み、「ぶす」と読むのは毒の意味のみである~とのこと。トリカブトを使った殺人事件とかありましたよね。


さてさて、狂言の『附子』ですが…「附子という猛毒が入っている桶には近づくんじゃありませんよ!!」と言って主は外出。留守番の太郎冠者と次郎冠者は桶が気になって仕方がない。太郎は我慢出来ずに中を覗いてみたら…毒であるはずなのにとっても美味しそうに見える~!!「ああ、食べてみた~い!!」誘惑に負けた彼は附子をなめてみる…「甘~い(^O^)」毒というのは大ウソで、本当は当時は大変貴重だった砂糖でした。2人は奪い合うようにして砂糖を食べ尽くしてしまいました(((・・;)


一休さんでも同じような話がありませんでしたっけ?オチは皆さまの想像通り、主の大事なものを壊しまくり「毒を飲んでお詫びを…と思ったのに全く死ねません」パターンですf(^_^;


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