琉球舞踊

2012年07月01日

あかね雲便りNo.73:貫花(ぬちばな)とプルメリア

7月だし日曜日だし休みだし~ちょっと時間に余裕が出来たので、もう1つ…
φ(..)


『花素馨(そけい)貫花にして子を飾る』(屋嘉部奈江:やかぶなえ)


貫花……この文字を見た時に脳内では「貴ノ花」に変換されてしまったのですが(-_-)まずは「素馨」はプルメリアのことだそうです。素朴に馨る、素朴な匂いの花って意味なんでしょうか?「貫花」はひらたく言うと、ハワイなどで♪アロハ~と首にかけてくれるレイのこと。与謝野馨さんにアロハシャツを着せてハイビスカスのレイをプレゼント!とかまた妄想してしまいそうです。


「Lei(レイ)」という言葉には「繋がり」という意味もあるようで、誰かにレイをかけてあげるのは「出会いに感謝して、繋がりを大切にする」という意味を含んでいるのだとか……なんと素晴らしい!!この句では綺麗な花輪を愛し子にかけて、もっと可愛らしくしてあげたい!!というまわりの大人の気持ちが(親心なのかジジババなのか習い事の先生なのか~)込られているのかしら?


習い事といえば、仲間由紀恵さんや紀子さまが琉球舞踊を習っているとか聞いたような…。『本貫花』(むとぅぬちばな)という球舞踊では“貫花(紅白の花を糸で貫きとめた、レイのようなもの)をかけて踊る”とありました。輪にはなっていないみたいですね。全体は二曲構成で、前半は春の心地よさと桜の美しさをのべた歌詞、後半は貫花を手であつかいながら軽やかに踊る……きっと美しいに違いないです(*^^*)


後半に《赤糸貫花や里にうちはけて 白糸貫花やよゑれ童》という歌詞があり、ここで貫花を放り出す振りがあるそう。紅白の貫花ですが「赤糸はめでたく縁起がよい」が「白糸は不祝儀で縁起が悪い」だから「白い花輪は捨てて」と子どもに渡した……という解釈を最初読みました。しかし、カチカチしていたら「赤いのは愛しいあなたに、白いのは小さい子、お前にあげる」というのもありました。「赤糸」は情熱的で「白糸」は純真無垢の象徴…と考えたようです。うーん、奥深いですね。衣装や小道具もそれぞれに意味があり……もっといろいろ知りたいけれど、すでに混乱('~`;)


でも、ハワイ語や沖縄、奄美など、そこに住む人たちの生活に馴染んだ言葉って音楽的で唄うようで~いいなぁって思いました(^^)



屋嘉部奈江さん:沖縄県久志村の収容所で終戦を迎える


<プルメリアの話>

http://aobahigashi.web.fc2.com/templetree1.html




rohengram799 at 16:20コメント(7) 
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