備忘の果実 〜オスカー戯言日記〜

ようこそ゚+(人・∀・*)+。♪ 自分の好きなこと、興味のあることをチマチマと書いています。

タグ:生身魂

前回に続き『お遍路ガールズ』の話です!


主人公ともいえる千春は、かなりな「妄想女子」……勝手に他人の人生を想像してお遍路中の辛さや苦しさをまぎらわせたりする……イヤだ、私の仲間じゃないのぉ! 同行していた琴美になんで小説家になろうと思ったか訊ねられて、昔から本は好きだったけれどきっかけは手の皮だという……ハテ(´・ω・`)? 


高校時代に好きだった野球部の男子がいてテキトーな理由をつけて、素振りをやり過ぎてむけた手の皮をもらう千春。「それで手の皮たべちゃったの?」と言う琴美もどうかと思うのですが( ̄0 ̄;) もちろんそんなことはせずに、毎晩それを握り締めながら妄想デートに浸り、それをノートに書き込んだのがキッカケなんですと! まぁよくあることですよね!ねっ(◎-◎;)



さてさて……タイトルにつけた「かりそめの御霊」という言葉でなんとなくわかるように想像以上にファンタジーな物語だったんです。ちょっとネタバレ気味ですが、この世に強い未練がある人は生き返ることが出来るらしい。ただし生きていられるのは四十九日。その間は、自分が死んだ人間であることを言ってはいけないし、身内や知り合いに会う場合も身分を偽らなくてはならないという決まりがあります。もしルールを破ったらすぐこの世から消えてしまうし、成仏も出来ません。四国のお遍路さんはそういう人たちに会う確率が高いらしく……登場人物の誰がかりそめの御霊なのか、読み進めるとそれも気になるし、自分はこのままでいいのかなと、自問自答したり……。


この作品には出てきませんが、「生身魂(いきみたま)」というのも聞いたことがあります。始まりは鎌倉時代にさかのぼるらしいです。お盆は故人の霊を供養するだけでなく、生きている年長の者に礼をつくす日でもありました。新盆のないお盆を生盆(いきぼん、しょうぼん)と言ってめでたいものと考えます。目上の父母や主人、親方などに物を献じたり、ごちそうしたりして……その人たちやその儀式を「生身魂」と言ったそうです。



『人間って色んな気持ちを味わったり、体験するために生まれてきたんじゃないかなぁ。生きるって、酸素のおやつを与えられた、遠足みたいなもんだよ』



♪この坂どこまで続くのか~上り坂~お前と歩きたかった 


こんな歩き遠足なんだろうなぁ(ふきのとうの“風来坊”を知っている人はいるのか……古いぞ!)……その日が来るまで、休み休みではありますが、たくさんのやさしさを貯金しながら歩いていきたいと思いました。何年かしたら私もラクラク、公共機関を利用してお遍路さんになっているかもしれません(*´∀`)♪




8月になりました。台風の影響で沖縄・九州は荒天の様子、どうぞお気をつけ下さいまし。


今日は『死者のための音楽』を読みました。作者は山白朝子、聞き慣れない名前かもしれませんが乙一さんの別名義です。
もうひとつ、「中田永一」もありますね。怪談専門誌『幽』2号から7号までに連載された6篇の怪談短編に、書き下ろしを加えた短編集です。


生まれたときから経を知っている子どもとその母の話・井戸の底に住んでいる謎の美女の話・触れたものが黄金になる廃液を垂れ流す工場とそれを発見してしまった母子の話・仏像を彫りたいと弟子入り志願する殺人者の少女の話・「鬼」にまつわる一家三代の物語・少女と少女の望みをかなえてくれる大鳥の話に表題作の7作品。怖さよりそこにある愛を感じる短編集でした。私は特に『鳥とファフロッキーズ現象』が好き!! この現象は雨とか雪とか天候によるもの以外に、空から常識的に考えるとあり得ないような落下物が降ってくる超常現象を言います。よく魚がカエルが降ってきた!というアレですね。


さてさて、今月は夏休みだからというワケではありませんが「遊雲(ゆううん)便り」にしてみました。「小諸(こもろ)なる古城のほとり、雲白くいうし悲しむ」……国語の時間を思い出しますが、「遊子(ゆうし)」は家を離れて他郷にいる人・旅人という意味があります。私も県外で生活してからの年数の方が長くなってしまいました。春の彼岸から実家には行っていないワタクシ(兄は月イチくらいで行っています)まぁこのあたりのことはまたいつかで、今はゆる~く生ぬるく見守って下さいましm(__)m



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