産み分け

2016年03月27日

春雲便りNo.27:憧れの女の子(*^-^*)

『憧れの女の子』……朝比奈あすかさんの本のタイトルを見て、お手本にしたい、ステキな女の子について書いた乙女チックな物語だと思っていたら違いました。結構ヘビーな内容の表題作でした(;^_^A


「次は女の子を産むわ」
そう宣言して産み分けに躍起になる奥さん。すでに男の子がふたりいます。「本当にどうしても女の子を産まないと駄目なのか」とだんだん違和感が濃くなってゆくダンナさん。えっ、そこまで強要するの(;゜∀゜)とか私が男だったら永遠に立ち直れないかも…なんてことも。不妊治療だけでなく産みわけや代理母のことなど、出産に関しては本当にいろんな問題があるなぁと思いました。そして、そんな日々は過ぎ、新たな命を授かることになって……果たして、その性別はいかに!?  その後は? 気になる方はお読み下さい(笑)


「ある男女をとりまく風景」はジュンとネネではなくジュンとマスミのカップルが出てきます。名前と仕事(会社員と専業)で固定観念をもって読んでいたら「あら(・・?…ああ、そうだったの!」な作品で、「弟の婚約者」は母親が弟にこだわる(?)のはなんとなくわかるとして、姉もなんだかんだ言って弟ダイスキ!なのかぁと思ったり。ずっとお姉ちゃん大好きな!だった弟が好きな彼女の前では態度を変え言葉使いを変え、男らしさ的なものをアピールしていたらムカつくのはムリないかも。


またイマドキの若者が出てくる「リボン」そして最後の「わたくしたちの境目は」は亡き妻を思い出しながら、息子の嫁と孫と行くことになった温泉旅行に出掛けた勇造さんの話は年齢のせいか、しみじみ。。


温泉旅館は混浴なので『見るな、見せるな、思いやり』『痴漢は犯罪!』『女性の皆さんの迷惑になる行為、行動、目線は厳禁!!』の注意書きが……目線と視線、どちらが適切で的確な表現なのかしら?と思ったり……奥さんが乳ガンになり片方だけになってしまい、そのあとの心理がなかなか理解できなかったところなど、なんともせつなく……。どの作品も両手をあげてのハッピーエンドではありませんが、日常ってこうだよね、と思うものでした。


そうそう、温泉に何時間も浸かって女性を待ち、獲物が来ると群がるその様からワニと呼ばれる人たちがいるそうですね。物語でも「鰐男」として出てきました。「ワニ族」とも言われるようで……。忍耐強い人たちなんでしょうが、それを他に向けられないのかしらん?

http://www2.pre-proj.net/column/lectmixdb/03.html



憧れの女の子……私が産まれた時に「女の子だからスゴく嬉しかった」と言ってくれた、その母の誕生日にお墓参りに行ってきた話は、また後日にでも。


今週はもう4月になるのですね。早い! どうぞ皆さま、お身体に気をつけてよい1週間にして下さいね。






rohengram799 at 14:13コメント(6) 

2012年03月01日

第709号:子らよ…

今日から3月!ウキウキ揺れるのはマイ・ハートだけでいいの~朝から地震はヤメテ~(-_-;)


『眠れるラプンツェル』を読み終わりました。長編恋愛小説ってあったけど、長くないし恋愛というより一人の女性の魂の成長物語みたいに私は思いました。しかし…中1の男子と関係をもつのは…今だと逮捕されちゃうよ!?でした('~`;)


話の中に「男の子と女の子が一人ずつほしくて」わざわざ産み分けをしたという母親が出てくるのですが(中1の子がそう)「ナンだよ、このオバサン!!」とビックリするやらあきれるやら…。「子ども」をどういうふうに考えているのさ!?と読みながらプンスカ(ふるっ!!)でした。「子どもは親を選べないけど、親も子どもを選べない」と言う人もいますが、選んでるじゃん!!しかも子どもたちの実父ではなく、自分に都合のいい、文句を言わずお金を運んでくれる男をダンナにしているし…ああ、なんなの~!!


私、北大路欣也さんの『子連れ狼』の大五郎が可愛すぎて(小林翼くん)再放送も見ていたのですが、主題歌が小椋佳さんだったんです。その歌を思い出しました。萬屋錦之助さんの時は橋幸夫さんの♪しとしとぴっちゃん…でしたが(笑)


子らよ
あどけなく
愛しき者よ
子らよ
穢れなく
危うき者よ
時を選び採れず
命受けし者よ
親も選び採れず生まれ出でし者よ




父親は刺客、仕事が終わるまで大五郎はひとりぼっちでただ帰りを待つしかない。少し年上の男の子と仲良く遊ぶ回があったのですが(「我が子よ! 子を守る父二人…涙の絶唱!」という勝野洋さんが少年の父親役の話)泣けて泣けて…(T-T)



親なればと力を尽くすとも
親なればの全ては果たし得ず

親らしくと思いは深くとも
親らしくがたやすく見出せず




子どもが二十歳すぎてからこの想いが強くなってきました。今頃何をと言われそうですが(´д`)


北大路欣也さん、私的には「銭形平次」の時は大川橋蔵さんの方が断然私好みだったのですが、錦之助さんとはまた違う「子連れ狼・拝一刀」好きでした。でも最終回はもう見たくない(;_;)



子らよ
惑いなく伸び行く者よ
子らよ
恐れなく飛び立つ者よ
時の澱みに身を染めず
しなやかなれ
親の限りを超え
遥か凛凛しくあれ…





rohengram799 at 12:00コメント(10) 
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