田中芳樹

2018年04月23日

清和雲便りNo.23:こうむる

『銀河英雄伝説』の新アニメが始まり、キャラクターデザインやらストーリー展開やら、まだ3話しか放送されていないのに、ツッコミどころ満載! 何回も録画を見てしまいます。エンディングでは「コイツはだれだ?」で、ダンナさんと「なんでお前が目立つんだよ」とか「違うだろー!」とか、毎回ギャーギャー言い合っております。


先週の放送で「お世話をこうむっています」という言葉があり、違和感が・・・。間違った言葉を放送するとは思えないので、原作を確認。トクマノベルズ1巻p87上段、キルヒアイスが確かに言っているわ。


「ジーク、弟がいつもお世話になっていますね」

「とんでもありません。お世話を一方的にこうむっているのは私です。貴族でもない私がこの年齢で大佐などと、身にあまると思っております」



調べたら「こうむる」の意味で、一番最初に「 他人から、行為や恩恵などを受ける。いただく。」とあって、よく使う迷惑をこうむるなどの「災いなどを身に受ける」は2番目に記述がありました。


漢字も「被る」より「蒙る」と書いていたようですね。「御免蒙る」は今だとお断りだ!!という意味で使使ったり、それ以外の意味はないと思っていましたが、本来は「目上の人の“お許しを頂く」という意味だそうです。



いやいや、知りませんでしたわ。『銀河英雄伝説』も読んでいたのに全く気がつかなかった。1巻なんて20年以上前に1回読んだだけだし、前作アニメも第1期はあんまり記憶にないし、あとは同人誌ネタで頭がいっぱいヾ(@゜▽゜@)ノ




話は変わりますが、七十二候で「葭始めて生ず」(あしはじめてしょうず)というのがありますが(アシは植物のアシです、今くらいの時期らしい)どうしても「足 はじめて生ず」で、オタマジャクシに足が生えてきた!と思ってしまいます。言葉から受ける印象って本当にイロイロあって楽しい・・・ってバカ過ぎてスミマセン ヽ(;▽;)ノ


rohengram799 at 12:55|この記事のURLComments(4)

2015年07月04日

星雲便りNo.4:ライトのホウコウ

昨日はむし暑くて、すべてにおいて集中力のかけた1日になってしまったワタクシです(;´д`)



さてさて、昨日最後に書いた「黄色い羽根」ですが、「社会を明るくする運動」(第156号:社会を明るくする運動)関係でいいのかな?という記事を見つけました。残念ながらあまり浸透していない気がしますが……。

http://blogs.mobile.yahoo.co.jp/p/blog/myblog/content?bid=kosa_osamusan&id=68539557



さてさて……本棚を片付けていたら『銀河英雄伝説読本』(1997年3月発行)が出てきました~懐かしい! 『なでし子物語』の感想にチラリと書いた「自由・自主・自尊・自律」はこの小説に出てきます(笑) 月刊アニメージュ別冊キャラ 1994年1月号掲載の漫画家の藤田和日郎さんとの対談も再録されていました。


藤田:前に友人と、小説のさし絵というものは、その作家が一番書きたかったところを描いてはいけないんじゃないかと、話したことがあったんです。作家が渾身の力を込めて書いた描写をさし絵によって補うとは何事であるか。それは、その作家に対する侮辱になるんじゃないかと思うんです。それに、文章で想像するほうが小説の楽しみ、何倍にもなりますよね。それを、漫画のさし絵は読書にはっきりとしたイメージを押しつけてしまうんです。限定してしまうんですね、イメージを。それが作家の書いたイメージと違う場合だってありうる。

田中:うーん。まあ僕の場合は、イメージが違っていたりすると、むしろその違いが面白いと思うもので。この人は、こういう具合にとらえていたのか、というところがわかって、それはそれで面白いですね。微妙なところですね。



ラノベなんかはさし絵イラストがないと読めない!!のもありますが(偏見かしら…)自分が読む本はさし絵がないタイプの方が多いですね。定番の昔話絵本なんかでこの絵はあんまり好きじゃないなぁ…とかはあるかな~? なかなかイメージ出来ない船艦とか宇宙空間とかが描かれていると大変助かりますケド(^。^;)



マンガの『デスノート』大好きですが、映画、アニメ、舞台ときて今度はテレビドラマ……キャストもなんだよ(# ̄З ̄)でしたが、あらすじがまたヒドイ! 夜神月(やがみ・らいと)はどこにでもいるような大学生←イヤイヤ、優秀なイケメンですが? 弥海砂が所属する「イチゴBERRY」のライブに行く以外は学業とアルバイトに精を出す日々だ……誰だよ、こんな話にしたのはっ(`Δ´) そんな主人公ならエルとの頭脳戦には絶対ならないしだろ~!!……藤原竜也のライトくんも優秀には見えなかったけど、ドラマの彼はもっと残念……やっぱり安易な実写はイヤだわ。



話はかわりますが、昔「プリンセス」という月刊誌にイケスミチエコさんが『孔雀の微笑』というファッションモデルの真樹を主人公にした話を連載していて、とても好きだったのですが、最終回がアシスタントさんのペン入れだったんですよね。今だと表紙や目次に印刷されてしまって「休載します、ごめんなさい!」で変わりに新人さんの作品が載ったりして穴埋めされるんですが、昔は違ったのかしら? なんか理由は書いてあったと思うんですが。似てはいてもやっぱり違和感があって、コミックスになる時に書き直して収録されるかも!!と期待していましたが、そのままだった記憶が………最終回だったので本当にガッカリしました。


コミックスになる時に漫画家さんが手を加えることもありますね。多分このマンガも知らないでしょうが(月刊LaLa連載)森川久美さんの『南京路に花吹雪』の最終回が本誌掲載時とコミックスの時に違っていて、私は本誌のインパクトがとても強くて好きだったのでえっ(~O~;)でした。でも森川先生は本当はこう描きたかったのかなぁとか、いろいろ考えた若かりしあの頃が懐かしい……。


小説に関しては単行本(ハードカバー)は買わないので、文庫発売時に加筆・修正されていてもわからないし、文庫が初読みになるので問題はありません(* ̄ー ̄)



今日は「ナシの日」台風の進路が気にはなりますが、イヤな気分はナシで、楽しい土曜日にいたしましょう(*´∀`)ノ





rohengram799 at 08:01|この記事のURLComments(4)
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