田捨女

2014年08月05日

遊雲便りNo.5:ほの字ほの字の下駄の音

今日も仕事に行く途中で浴衣姿のおねぇさんを見ました(*´∀`)♪ この前、仕事帰りに見他たおねぇさんは足の甲にペタッ!と湿布を貼っていました……鼻緒が指の間で痛い!とかはわかりますが、甲が痛いってなんだろう……スゴく目立っていました。


『夏祭りほの字ほの字の下駄の音』(恵雲)


あら、どこかで聞いたような句ですみません(^。^;) 他の方も作っているかもしれませんね(O.O;)(oo;) 、下駄を調べていたら、ヒール下駄というのがありました。合わせるとハートになるって、スゴい!と思ったので、ニノ字ではなくほの字にしてみました!!


http://blog.goo.ne.jp/rikaodesu/e/f1a1f119f946e8671cbf68f4e06785cf



『雪の朝 二の字二の字の 下駄の跡』という俳句を詠んだのは6歳の時だそうです。作者は「田 捨女または、田 ステ女(でん すてじょ/すてめ」1634年(寛永11年)~ 1698年9月13日(元禄11年8月10日))。江戸時代の女流歌人・俳人。貞門派の女流六歌仙(六俳仙)の1人。 氏名は田ステで「女」は名の一部ではなく女流歌人の名に添える接尾辞なんだそうです。私、この句は一茶とか子規の句だと思っていました……うわぁ、ハズカシイ!!



『下駄買うて箪笥の上や年の暮』(永井荷風)


下駄は季語にはならないのですが、下駄の入った句はいくつかありました。新年を迎えるにあたり、新しい下駄を買って履くのを楽しみにしている感じがいいですよね。これを読んで正確には「夜に新しい靴をおろしてはいけない」と言われたのを思い出しました。はて、これはなぜ(; ̄Д ̄)?……正確には《夜履物を履いて玄関からそのまま出かけると、死ぬ》なんだそうです((((;゜Д゜)))


理由としては「昔は新しい履物を履かせて夜に玄関から出すのは死人だけだったから」「靴に限らず新しいものはまず神様に供えるものだったので、神棚の灯明を消したあとの夜にこっそり新しい物を使うとバチがあたる」そう言えば、新しい物を下ろす時は、一部を少し汚してからにするといい、と言われたような気がします。


また「夜に新しい履物=夜遠出すること自体が縁起が良くなかった」昔は夜道は真っ暗、月明かりがいつもあるとは限りませんし、提灯も遠くまでは照らせませんしね。そんな危ない時間にどうしても行かなければならないのは、よほどのことがあった場合、つまり親しい人が危篤とかお通夜などの時…という考えからだとわかると、フムフム納得です。迷信て(´・ω・`)?というのも多いですが、生活の知恵ですよね。



下駄や靴とはちょっと離れますが、西洋では「悪魔にはかかとはないとされている」そうです。かかとがないということは盗人みたいに抜き足差し足忍び足でつま先だけで歩くのか?悪魔にあの頬かむりとか……いけない、いけない! 悪魔は西洋なのよ、異人さんなのよ!←よくワカラナイ(~_~;)そして、脳内には南佳孝さんの『モンロー・ウォーク』が流れてきたぁ~!!

♪つま先立てて海へ モンロー・ウォークして行く いかした娘は誰 ジャマイカあたりのステップで~


全く悪魔の怖さが感じられなくなりました……デーモン小暮閣下のような親しみを感じてきてしまう( ̄▽ ̄;)



新しいものを用意して、新しい日の出来事を考えられるってしあわせなことだなぁと思うワタクシでした(_ _*)





rohengram799 at 16:45|この記事のURLComments(8)
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