空のお城通信~オスカー戯言日記~

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タグ:相聞歌

「架空のオペラ」はジュリーのアルバムタイトルなんですが、こちらの架空の男女の恋愛を短歌で表現したものを読んで、この言葉を思い出しました。まだまだ続くみたいですが、こういう作品もダラダラ長い恋愛小説よりギュッ!と感情の濃厚なエキスだけが抽出されたカプセルみたいで、いいなぁ〜と思いました。昭和のメロドラマ感があって、おやぢなワタクシの妄想を広げさせてくれます(〃艸〃)



http://mahola.xsrv.jp/fictitiouslove/






それぞれの愛しき舌が脳を舐む

 

嵩(たが)文彦『ダリの釘』より…………この「舐む」ですが、単純(?)になめるの意味でいいのか、と考えてしまいます。まぁ、脳をナメるってなんだよ!と言われそうですが(;´д`) いくつかある意味の中に


(火の動きを舌の動きに見たてて)炎がはうようにして燃え広がる。


というのがあって、理性を感情(官能? 本能?)が侵食していくような、そんな感覚をイメージしてみたり……。 案外、舌戦を繰り広げる男女がお互いの理論を突き崩していく様子だったりして(笑)




最近はいかにして、直接表現を避けてお耽美を書くかに頭を悩ませているので(もっと他に考えることがあるだろ!と言われるのはわかっていますが)、短歌や俳句は勉強になりますわ。 では、最後に「くちびる」の句をもうひとつ。



くちびるに雨粒ひとつ花涅槃 白澤良子


「老いてなほ小さき立志梅白し」   


深見けん二さんの句集『日月』から。朝日に向かって自分にとっての特別な日に誓いを立てているようなこの句が好きです~清々しいというか、頑張ろうという気持ちになれる。


水仙が咲き始めたとか花粉情報などがニュースで流れたり、日没時間が遅くなるのを感じると、だんだん春に向かっていくなぁ、と。大晦日までは冬まっしぐら!な気分ですが、年が明けてセンター試験が過ぎて節分、バレンタインなど浮かれた話題が多くなると、一足お先に「春🌸 」なアタマになってしまいます。



今年の歌会始のお題は「光」でしたね。一般からの作品(詠進歌というらしい)で選ばれた山梨県・82歳の石原義澄さん(石原良純と同じ読み方なのかしら)の歌は農業に携わる人の歌で、勝沼のぶどう畑を思い出しました。

「剪定の済みし葡萄の棚ごとに樹液光りて春めぐり来ぬ」


召人控の栗木京子さんの歌もよかった。

「言葉には羽あり羽の根元には光のありと思もひつつ語る」



選者のひとりの永田和宏さんの歌に詠まれた「ひと」はやはり亡くなった奥さまの河野裕子さんなんでしょうねぇ………2010年にご夫婦で選者でした。その時に河野さんが詠まれた歌。


「白梅に光さし添ひすぎゆきし歳月の中にも咲ける白梅」


こちらが今年の永田さんの歌。

「白梅にさし添ふ光を詠みし人われのひと世を領してぞひとは」



ずっと奥さまは永田さんの心を占領しているのでしょう。それが悲しみであったとしても、なんといとおしいものなのか。相聞歌といってよいのではないでしょうか。


体調が一向に回復に向かわない状況(むしろ悪化していたのでは)で、選者となった裕子さんには辞退すべきだったのでは、の意見もあったようですが、歌の世界に詳しくない私などはこういう機会がなければ知らないままの方々がたくさんいらっしゃるし、いろんな粉とを考える機会にもなったので有り難く思っています。


皇族の皆さまのお歌は正直、う~ん、わからない😖のもありましたけど、日本語の美しさやそれを表す手段としてこの技法がずっと残ることを願っています。

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