真夏のバディ

2015年06月11日

草雲便りNo.11:真夏のNiceバディ~O(≧∇≦)O

昨日は『光る牙』(咲雲便りNo.19:光る牙)がおもしろかった吉村龍一さんの文庫書き下ろし『真夏のバディ』を読みました。季節は夏休み。実家の牧場の仕事を手伝う高3の塊太(かいた)は、一人旅を続ける明るい高1の直次郎と出会います。人前でうまく自分を表現できない塊太、彼は内心では牧場を疎んじていますが、その理由は兄にも関係していました。少しずつ友情を深める高校生二人は、軽トラで岩手県の短い旅で貴重な経験をする……。


う~ん、なんていうのでしょう、青春!な感じはあるし、震災に絡んだエピソードも復興に向かう様子も描かれているけれど、ちょっと期待はずれというか……途中、意味ありげに女性が出てきたのにアレ?この人はチョイ役でこれで終わり?だったり、直次郎の家庭の事情もなんかだし……ロードノベルなら『ロンツーは終わらない』の方が長さもあるし、おもしろかったです。(関連記事:入道雲便りNo.16:道標(しるべ)ない旅…(°°))


なんか全体のバランスが悪い印象……妙に詳しい記述があったり、えっ(゜д゜)な展開になったり……ただ夏休みの読み物としては小学校高学年から中学生くらいまではいいかも……高校生だともうキツいかなぁ、最後の方がドリーム感がありすぎて。



「buddy」という言葉ですが、ダイビングの相棒的な意味?と漠然と思っていましたが、いくつか意味があるんですね。「男性同士の友人・仲間・相棒のこと ⇒友情」「主人公が二人一組で活躍する映画ジャンル、バディ映画、バディもの、バディフィルム、バディムービー」「二人一組でお互いの安全を確認するためのシステム、スクーバダイビングやボランティア用語」……しかし次の句を見つけたら、buddyとbodyになりました(笑)


『臍出しの乙女見逃すはたた神』(河村正彦)


ヘソだしルックとか昭和なイメージがあるのは私だけかしらと思いつつ……「はたた神」ってなんぞや(´・ω・`)? 漢字では「霹靂神」なのかしら、カミナリ様のことらしいです。「はたた」+「かみ(神)」で「はたた」は「はたつ(跳立つ)」の名詞化されたもので「勢いづく・沸き立つ・高ぶる・怒る」などの意味があるそうです。「照り霹靂く(てりはたく)」という言葉もありました。日光が照りつけ、雷鳴がとどろくことだそうで……ミニスカにヘソだしルック、露出が激しい年ごろの娘を怒るカミナリ親父(*`Д´)ノ!!!が浮かんできましたわ!



暑いからといってあまりに薄着は身体によくありません……が、昨日は毛糸のレッグウォーマーのお客さまを見て「登山?」と思ってしまいましたf(^^;)



体調管理が難しい季節です。どうぞ1日快適に過ごされますように ヾ(・◇・)ノ





rohengram799 at 10:44コメント(10) 
メッセージ

名前
メール
本文
記事検索
月別アーカイブ