備忘の果実 〜オスカー戯言日記〜

好きなことを好きな時にチマチマと書いています(⁠๑⁠˙⁠❥⁠˙⁠๑⁠)

【空のお城通信〜オスカー戯言日記〜】(2010.3.17〜2021.10.31 )からタイトルを変更。(2021.11.7〜)

真珠夫人

稲熟雲便りNo.21:熟女

週刊ポスト(8/31号)に「熟女」の特集があって、『「熟女」はこうして誕生した』という考察(?)記事がありました。少し長いですが冒頭部分を引用しますね。


「熟女」という呼び名はいつ生まれたのか。明治・大正期にはまだ「熟女」という言葉はなく、江戸時代から続いた20~35歳くらいまでの女性への呼称「年増」が使われていた。戦後、台頭するのは「夫人」だ。
年増(江戸)から夫人(戦後)の間には、old maid(和製英語でオールドミス)の訳語である「老嬢」が使われていた。婚期を過ぎたのに結婚していない女性という意味だ。老嬢は明治期から戦後までに登場した痕跡がある。ジェンダー・セクシャリティ史を専門とする明治大学講師の三橋順子氏が解説する。
「1950年代の新聞小説でも“老嬢”が散見されます。また三島由紀夫の1954年の短編『復讐』には”25歳の老嬢“も登場します。字面からは想像し難いですが“年増”の後続語の意味合いもあったと捉えれば納得できます」(略)


そして三橋さんは「国会図書館で検索したところ、83年の沢田竜治『熟女のたわむれ』が初めて”熟女“を冠した単行本でした。また翌年には赤松光夫も『熟女志願』を出版しています」と・・・国会図書館まで利用して調べたとはさすがです!



最後の方では「10年ぐらい前は、30代後半からが熟女とされてきました。でも、今の36歳を熟女と呼ぶには少し抵抗があります。現在では、40~50代が熟女の対象年齢ではないでしょうか。熟女の対象年齢がどんどん上にスライドしていく傾向はこれからも続くでしょう」と。



ちなみにポストの読者1000人が選んだ「美しい熟女」第1位は吉永小百合さん。73歳! 2位は黒木瞳(57)私は宝塚時代からキライ(-∀-) 3位は石田ゆり子さん(48)、4位に五月みどりさん(78)でした。一番若い“熟女”は壇蜜さんで37歳・・・納得∩(´∀`∩)



「チャタレイ夫人」「軽井沢夫人」「エマニエル夫人」・・・「真珠夫人」もありましたね(笑)

閑雲便りNo.7:海女の墓

伊勢・志摩サミットってスゴく前からいろいろ言われていたので、何日間もあるかと思っていたのに違いました……なんか恥ずかしいなぁ、自分……としばし落ち込んでいた時に「海女の墓」という言葉が入った俳句を知りました。


『松落葉吹きよせられて海女の墓』(森 婆羅)


作者は明治十年香川県生まれの俳人だそうです。「海女の墓」についてはコチラをお読み下さいませ。あの房前さまにこんな伝説があったのかと驚きました……といっても私が知っているのは『眉月の誓』という漫画と宝塚の舞台『たまゆらの記』に出てきた藤原氏一族のひとり、という認識なので史実はサッパリです(^^;)(;^^)


《志度寺 海女の墓》
http://www.geocities.jp/japanmystery4989/kagawa/sidoji.html

http://www.mikimoto-pearl-museum.co.jp/museum/blog_archive/archive0061.html



女性を働かせて貢がせる情夫を「ヒモ」、そのような情夫がいる女性を「ヒモ付き」と言いますよね。たぐっていくと男性がいるところからですが(一見、独り身と思われる女性に恋人や夫がいることを「紐が付いている」といい、元々は「貢がせる」といった意味は含まれていなかったそうです)この語源説のひとつに海女さんが関係していました。


海の中に潜って、息が続かなく限界になると腰に付けた紐を引いて船の上の男に合図し、男性はその合図で紐をたぐり寄せる。その間、男性は船の上で待っているだけなので、「ヒモ」というようになったと……いやいや、ただボーッと待っているだけってことはないでしょ! 操船や釣りとかもしていただろうし、信頼関係がそこにはあるのに~これは男性がお気の毒過ぎる~ρ(・・、) 



「ヒモ」を検索していたら関連語として「零号」がありました。妻子ある男性と恋愛感情だけで純粋に結ばれている女性のことだそうな。プラトニックラブってヤツですか?


《零号とは本妻(正妻)を一号、経済的に養って愛する女(妾)を二号と呼ぶことからきたもので、経済的な庇護を受けることなく、純粋に愛だけで妻子ある男性と結ばれている女性を意味する。1950年代、女性の経済的自立=経済的に男女対等な立場の妾を示す言葉でもあった零号だが、昭和末にはこうした呼び方はしなくなり、この意味では死語となっている。》


聞いたことがあるようなないような……昔は「愛人バンク」とかありましたね。週刊誌とかに「高級婦人とのお付き合い」とかあって、なんだそりゃ~?と思っていましたが、純粋な人の心を弄ぶようなことはやめてほしいですね。大竹しのぶさん主演で映画化の「後妻業」とかもコワイですけど………もしも私が大金持ちのジィさんだったらすぐ騙される自信があります!!



皆さまは清く正しく美しく……『真珠夫人』のようにお過ごし下さいませ(´∇`)




暁雲便りNo.30:美しき一日の終わり

昨日は「いいふみの日」それを意識したワケではないでしょうが、マイナンバーが届きました~まだかな、まだかな~と思っていたので、とりあえずホッとしました。でも配達のお兄さん、元気がありませんでした(-_-;)

そして一昨日は「いい夫婦の日」でしたが、長年連れ添った夫婦なのにう~ん…ダンナさんかわいそう……と思う本を読み終わりました。タイトルは『美しき一日(いちじつ)の終わり』(有吉玉青)。確かに♪ふたりのため~世界はあるの~な感じでしたし、読む人によっては「純愛」なのかもしれないですが、私的には「エーッ、なんでそんな感想になるの?」……ひがみっぽいのかしら( ̄0 ̄;)

美妙(みしょう)が15歳の時に、父親が秋雨(しゅうう)という8歳の男の子を連れて帰ってきます。戦争未亡人となった後輩の奥さんにあれこれ気をつけていたら……というお決まりパターンですね。その女性が亡くなったので、引き取られたのですが、美妙の母はすんなり受け入れられるワケがない! 寒々しい書庫を部屋としてあてがい、母屋で寝ることもさせず冷たい仕打ちを繰り返します。美妙は姉として彼を守り支えなくては!と思うのですが……。

秋雨は出来過ぎた弟。頭がよく、自分の立場もきちんとをわきまえています。姉への思慕を抱きながら2度結婚しますが、どちらもうまくいかずに、最後は病気に。姉も同じように複雑な愛情を持ちながら、弟に当て付けるように見合いを繰り返し、婿養子になってくれる男性と結婚。祖父の起こした食品会社があるので、貧しさなど知らないお嬢様のまま(働いた経験はあるけれど)老いても美しく……この辺りは正直イライラします。美しくあろうとするのは、歳の離れた母親の違う弟のため、っていうのがバリバリ伝わってくるので、なんか不快になります。彼女が独身を通していたらまた違うんでしょうが、表向きは良妻賢母ですからね。

母・歌子、美妙、娘の京香、孫の里桜と女性四代の物語は、昭和から平成への時代の移り変わりも描いています。日米安保、ベトナム戦争、学生運動など政治がらみの出来事や資生堂パーラーやヘップバーンカット、アイビールックとか「あった!あった!」と妙にコーフンした部分も(;^_^A またお見合いの場面などに「着物」が出てきます。「しつけは、添い遂げる人に切ってもらうものだ」とあって、そうなんだ~初耳!だったり……着物やドレスが受け継がれていくのはステキだなぁとは思いますが。メロドラマ要素も多いかな~でも『真珠夫人』の方が絶対!純愛だよね!と思うワタクシ(゜゜)

ふたりが出逢ってから50年余りの月日が流れ、両親、夫を亡くし今や70歳!になった美妙。取り壊すことが決まったかつて二人が共に暮らした家で、秋雨と再会し庭を眺めたり、書庫を開いての昔語り………「霧の香」「光清けし」「色なき風」「天、泣す」「浮き雲」「夕紅」「空火照(そらほでり)」「月夜影」と過ぎていき『美しき一日の終わり』には何が……それは読んでのお楽しみということで、あえて書きませんが、私には「はぁ~Σ( ̄皿 ̄;;」な結末とだけ…!


この本を読んで長らく忘れていた里中満智子先生のマンガ『あすなろ坂』を思い出しました。会津藩主であった有馬家に嫁いだ芙美、そして彼女の子供からその孫、ひ孫と幕末から昭和にかけての有馬家の女性の生涯を描いたもので、ナゼか兄の本棚にありました( ̄▽ ̄;) 芙美は違う男性の子を身籠っていたのですが、ダンナさんになった武史はそれを苦悩しつつ受け入れ……まぁいろいろあるんですが、こちらもダンナさんが先に亡くなり(´;ω;`) 芙美が亡くなる時に「あなた、迎えにきてくれたのね」的なことを口にするのですが、それが初恋の人かダンナなのかは明確にしていなくて……私はあのいいダンナさんであってほしいと思っています。

あと『レモン・インセスト』という小池真理子さんの短編があるのですが、こちらは生後間もなく誘拐され行方不明になっていた弟と24年振りの再会を果たした姉とのお互い罪を犯すまいとする物語。オタ息子が「女が書くのはこれだから…(-。ー;)」と言った(笑)私も小池さんにしてはちょっと安易な気がしたラストでした。


朝からダラダラ書いてしまいましたが(休みなので)今日が皆さまにとって「美しき一日」になりますように……(* ^ー゜)ノ



暁雲便りNo.24:母の秘密~転生

ドラマ『コウノドリ』を珍しくリアルタイムで見ていたら、中学生の妊娠・出産の話でした。8ヶ月になるまで気がつかずバスケしていたとか…「生理不順だから」といってもそういうコトをしていたら気にしろよ……と思ってしまいました。原作(マンガ)にあったっけ?


ドラマでは特別養子縁組で赤ちゃんは産まれてすぐに養父母のところに……。特別養子縁組のNPO法人もたくさんありブログなどもいくつか読みました。参考までに1つ特別養子縁組への願い。を。



昨日読んだ『転生』(鏑木蓮)という本でも特別養子縁組が出てきました。ちょっとネタバレになりますが……京都で美人染織作家が殺害される事件が起きます。この作家は若い時に連続暴行魔の被害者で望まぬ妊娠をしてしまいます。悩んだ末に出産し、NPO法人を頼り特別養子縁組をします。単行本発行時のタイトルは『殺意の産声』だったそうです。本当はこれこれこうでこうなるのよ!と話したいところですが、ガマンします。最初「輪廻転生で生まれ変わりの話なのかな?」なんて単純に考えていましたが、違いましたわ。以前「背守り」の事を書きましたが(美雲便りNo.12:富貴寄せ)この背守りも出てきて、母親の我が子に対する愛情について考えました。登場人物も女性が多かったです。



メロドラマで大人気『真珠夫人』の前作が『母の告白』という高橋ひとみさん主演の作品でした。不妊治療をめぐり意見が食い違う夫婦。妻は離婚届を突きつけます。その後、夫は非配偶者間人工授精に同意。まもなく妻は人工授精の処置を受けることに。精子提供者は医学部の学生で、秘密は厳守される……はずだったのに!というドラマがありました。それを思い出して検索したら、妻の名前が藍。『転生』では藍染のストールとか出てきたので、なんだか不思議な縁を感じました。ドラマはDVDとかにはなっていないので、見る機会はないと思いますが、主題歌は古市東子さんの「この手のひら」で当時サビの部分を繰り返しよく口ずさんでいましたわ。

http://j-lyric.net/artist/a0023a2/l00157e.html


人工受精を扱った作品では角田光代さんの『ひそやかな花園』も医師の倫理観や、大人になってからのそれぞれの子どもの人生について、いろいろ考えさせられました。



最後に……谷川俊太郎さんの『あい』をお届けしたいと思います。皆さま、よい1週間になりますように。




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