社日

2016年09月23日

秋雲便りNo.20:はるしゃとあきしゃ

はぁ~今日も1日、雨が降ったり止んだりでした。半袖ではちょっと……な気温になってきましたね。来週はもう10月なんて早い!


昨日は「秋分の日」でしたが、今日は「社日」というそうです。読み方は「しゃにち」。生まれた土地の神様(産土神)を祀る日で、春と秋の2回行われます。春のものを春社(しゅんしゃ/はるしゃ)、秋のものを秋社(しゅうしゃ/あきしゃ)と言って、春分と秋分のそれぞれに最も近い「戊(つちのえ/いぬ)の日」を指すそうです。今年は3月17日と9月23日。はじめて知りましたわ。


「戊」という文字には「土」という意味があるそうで、農業大国日本の視点で考えると、春の社日は種まきの時期、秋の社日は収穫の時期。春には五穀豊穣の祈願が、秋には無事に作物を収穫するための祈願が行われていたようです。


土地神さまをお祀りするので、地方により行事は様々……長野県小県郡では土地(田)の神様が、春に山から里へ降り秋になると山へと帰っていくと考えられているため、社日には餅をついてお祝いするそうです。小さな可愛らしい神様を想像しますね。お餅が重たくてなかなか山に帰れなかったりして(笑)


春の社日にお酒を飲むと耳が良くなるという言い伝えもあるとか。これは治聾酒(じろうしゅ)と呼ばれているそう。また探湯神事(くがたちしんじ)という群馬県邑楽(おうら)郡大泉町の社日稲荷神社で行われるものは、神前に大釜を供えて湯を沸かし、その熱湯を笹の葉で全身に浴びて、神様のご神託を仰ぐというもの。一瞬じかに熱湯かと焦ってしまいましたが(;・∀・)大泉町の重要無形文化財に指定されているそうです。また社日祭(お潮井とり)が福岡市の筥崎宮(はこざきぐう)で行われます。筥崎宮本宮の海岸の真砂をお潮井(おしおい)といい、これを竹かごに入れて持ち帰り、身を清めるおはらいに用いるそうです


知らないだけで自分の住んでいる近くでもなにか行事があったのかも……来年の春まで覚えていられるかしら(^o^;)



もうすぐ日付がかわってしまいますが、今日は私の祖父の誕生日でした。両親の戒名はきちんと思い出せないのに、祖父のはちゃんと言えるし、書けます! 来月は田舎に帰れたらいいなぁ……。




rohengram799 at 23:48コメント(4) 
メッセージ

名前
メール
本文
記事検索
月別アーカイブ