祈り

2018年12月05日

竜潜雲便りNo.14:拝み太郎~11月の本棚

「徳雲便りNo.12:秋アジサイ(2016/10/17 )」のはじめに、死んで横になったオオカマキリの姿が祈っているように見えた、というようなことを書いたのですが、俳句の季語に「拝み太郎」というのがあって、なんだろう?と思ったらカマキリのことでした。長崎の方言なんでしょうか、やはり拝む、祈る、といった姿に見えるんですかね~?


http://myfavoritenagasaki.blogspot.com/2014/11/blog-post.html?m=1




さてさて、先月読んだ本はコチラです。あんまり本らしい本は読めませんでした(-ω-;)


https://i.bookmeter.com/users/718307/summary/monthly



rohengram799 at 19:56コメント(0) 

2018年07月27日

炎昼雲便りNo.10:堕ち神さま

『堕ち神様の神頼み』というラノベを読みました。単発(笑)かと思ったら続き物だった~!


https://www.kadokawa.co.jp/product/321601000603/



「神はね、祈願を断れないの。参拝者、選べないってこと。十個祈願されたらね、一個ずつ、うまくいくように、一生懸命に祈るの。私は祈ることしかできないけれど、その気持ちがちょっとだけ未来を引き寄せるのね」
阿天坊も言っていたことがある。
神にできるのは、祈ること、そして見守ることだけだと。天罰のような大きな力は、制限されていて一存では使えないと。(p136~137)




今まで香取神宮と鹿島神宮に行ったことがありますが、息栖神社にも行くと「東国三社」に全部出掛けたことになります。どの神社も関東地方東部にある利根川下流域にあり、すべての神社をお参りすると素敵なご利益が訪れると言われているそうです。


https://project311.jp/1285.html



また、移転で揉めた(まだ揉めている気がしますが)築地にあるこちらにも出かけてみたいです。玉子塚とか知らなかった!

【築地・波除神社】

http://www.namiyoke.or.jp/jinjyanogosyoukai.html



rohengram799 at 09:56コメント(2) 

2018年01月27日

新光雲便りNo.21:祈り

第152回芥川賞受賞作品『九年前の祈り』を読みました。表紙がなんとも言えず好きです。みにくく感じるかもしれないけれど、登場人物ひとりひとりに対して「こういう人、田舎にいる(いた)よね」と思いましたわ。


https://r.nikkei.com/article/DGXKZO83194570U5A210C1MZB001


タイトル作品を含む4つの短編集で、最初はそれぞれ独立した違う話なのかな、と思っていましたが、主人公をかえた連作でした。そんなにページ数があるわけではないのに(私の中では薄い本に分類される)内容はギッシリ詰まっている感じ。「祈り」って自分だけの願い事や希望ではなくて、世界平和の祈念とは違う、個人的な物てありながらも、どころかでその姿を見た者の中で、知らず知らずに受け継がれていくものなのかと、読み終わってしばらく経った今、思います。



付録として受賞式での作者のスピーチからの「与え、与え、なおも与え」、これもとてもよかったです。これだけでも読んで欲しいくらいです。



・・・すぐれた作品は、他者に「場所」を与えます。作り手にはもちろん、受け手にも場所を与えてくれます。素晴らしい小説や絵に出会うと、どうして感動するのでしょうか? 自分が受け入れられ、支えられている、どころか感じるからではないでしょうか。そこにいた私たち一人一人のための「場所」が、「私のための場所」があると感じられるからではないでしょうか。作品は、受け取ってくれる私たちを必要とします。私たちを受け入れ、「あなたが必要だ、あなたの存在が大切だ」と訴えているのです。つまり作品は、それに触れる人が「生きること」を望みます。「あなたに生きてほしい」。だからこそ、素晴らしい作品に出会ったとき、私たちは「支えられ」、「励まされ」、「救われた」と感じるのです。・・・(講談社文庫・p242)




今日もまた素晴らしい作品との出会いを求めて本屋さんに行ってしまうであろう、ワタクシです。皆さまもどうぞよい1日を♪(o・ω・)ノ))


【受賞スピーチ全文】

https://books.bunshun.jp/articles/-/2234


rohengram799 at 08:30コメント(4) 

2016年10月17日

徳雲便りNo.12:秋アジサイ

今日は雨が降ったりやんだり……むし暑いです(;´д`)ゞ! 仕事で駐車場をまわっていた時に、オオカマキリが横になっていました。もう昇天された様子……カマの形がまるで両手を合わせて祈っているように見えたのはワタクシも歳をとったからでしょうか……天上には虫の楽園もあるのかしらん?



作家の藍川京先生のブログ記事で秋の紫陽花を読み、そういえばウチのマンションのアジサイも9月になっても咲いていたのがあったなぁと思いました。ただ、徐々に色あせていくのもあり……、椿のようにポトン!とおちるわけではなく、ずっとそのままの形で枯れていくのがなんとも侘しいなぁと思っていましたら、それを愛でる方々もいらしたのですね。「秋色アジサイ」というらしいです。


花をつけたままのアジサイが9月以降になって退色した姿にも、美を見いだすところが日本人でしょうか~需要もあり品種改良したものが出回っているようです。


「西安(シーアン」「カメレオン」「フェアリーアイ」「グリーンシャドウ」「アナベル」「ライムライト」「水無月」など……西安の色はつぼみの頃は明るいグリーンで、花が咲き始めると薄紫に、開いていくと紫色→ピンク色→ピンクに青が混じり薄い青紫→グリーンになっていくようです。


アジサイは色が変化していくので、花言葉も「移り気」とかありますが、いつでも育ててくれた人や見てくれるまわりの人を楽しませたくて、少しずつ変わっていくのかなぁ、なんて思いました。いつでも「私を見て!」の乙女心かも……と考えると、花に対する印象もかわるなぁ~なんてしみじみしてしまう秋の夕暮れであります。



気温の変化に体調をくずす人が増えています。私も今朝はお腹が痛い~!としばらくジタバタしておりました。しかし、仕事は休めないという……皆さまもどうぞご自愛下さいませ。





rohengram799 at 17:32コメント(4) 

2016年02月29日

凍雲便りNo.16:もがいて候~2月の本棚

テーマは「20」という数字。原稿用紙20枚という制約の中で、20人の人気作家が綴った20の短編を集めたアンソロジー『20の短編小説』(小説トリッパー編集部編)が今月最後の一冊になりそうです。


朝井リョウ・阿部和重・伊坂幸太郎・井上荒野・江國香織・円城塔・恩田陸・川上弘美・桐野夏生・白石一文・津村記久子・羽田圭介・原田マハ・樋口毅宏・藤井太洋・宮内悠介・森見登美彦・山内マリコ・山本文緒(敬称略)が描いた近未来的な話、セクシーな話( 〃▽〃)やホロリとする話、考えさせられる話などお得な一冊だと思います。


好きな作品はいくつかあるのですが、木皿泉さん(夫婦で共同執筆する脚本家)の「20光年先の神様」は最初の一文から引き付けられました。


《祈りと呪いは違うという人がいるが、そんなことを言うのは、本当に人を呪ったことがない人なのだと和美は思う。》


和美はトージナホがいなくなればいいと思い続けていたけれど、中学を卒業してから40年経ってから病院で再会します。看護師と入院患者として。


《きっと二十光年先にいらっしゃるのだ。和美の願いが神様の元に届くまで二十年。神様がその願いを和美のところまで届けるのに二十年。四十年前に祈ったことを、今すぐキャンセルして下さいと祈っても、すぐにはかなえてくれない。そういう、取り返しのつかない時間の中に、私たちは生きているのだ。》


トージナホは亡くなり、和美はもう一度祈りなおしたいと何もなくなった部屋で思います。


《「みんなが、私のことを許してくれますように。そして、私が、みんなのことを許せますように」
先のことなどわからないが、そう祈ってしまうと、みるみる心が静まってゆく。たとえ、神様に届くのが二十年先でも、今の心はこんなに穏やかだ。そうか、これが祈るということか。祈りとは、今を生きるためにあるものなのか。》



和美の考え方を勝手だと思う人もいるかもしれないし、祈りが通じてトージナホが病気になったとは限らない。でもこういう気持ちを誰しも一度は持ったことがあるんじゃないかなぁ……。


タイトルから谷川俊太郎さんの『二十億光年の孤独』を思い出しました。この詩も合唱曲になっているのですね。


「人類は小さな球の上で
眠り起きそして働き
ときどき火星に仲間を欲しがったりする」……どんなカタチでも人間って誰かと何かと繋がりたいさみしがりのかまってちゃんなのかも(;^_^A そんな私ももがいて悩んであがいての2月の読書は少ない……ですがスープ以外は大満足でした。



《2月の本棚:計7冊》

「ぎやまん物語」(北原亞以子)「あこがれ 続・ぎやまん物語」(北原亞以子)「本をめぐる物語 小説よ、永遠に」(アンソロジー)「ゆうじょこう」(村田喜代子)「スープ屋しずくの謎解き朝ごはん 今日を迎えるためのポタージュ」(友井羊)「ことり」(小川洋子)「20の短編小説」(アンソロジー)



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rohengram799 at 10:56コメント(6) 
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