秋山佐和子

2020年12月19日

天泉雲便りNo.16:オアガンナ オシマイナ

今朝からコメント投稿者のお名前が表示されなくなっていますヽ(;▽;)ノ こちらの管理画面にはコメントいただいた方のお名前は表示されているのですが……何でかわかりません〜すみませんm(_ _)m


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「オアガンナ」 は 「こんにちは」で「オシマイナ」 は夕方に交わす、房州方言らしいです。こんにちは、とこんばんは、とお疲れさまです、日も暮れてきたので仕事は終わりにしましょう、みたいな感じでしょうか? 12/17付読売新聞の地域版文芸欄で、秀逸に選ばれた短歌で「おしまいな」を知りました。


下総の「おしまいな」とふ挨拶を日暮れの早き今こそ掛けむ (香取市 嶋田武夫さん)


選者・秋山佐和子さんの評。

下総では、日暮れのあいさつに「おしまいな」と言うらしい。優しい響きであろう。聞いてみたい気がする。最近はあまり使わなくなったのか、下の句の「今こそ」に静かな気概を感じた。


方言って文字で見るよりも、実際耳で聞いた方がその意味合いがより通じると思うので、夕暮れに互いを労い挨拶を交わす人たちの姿が見たいですわ。「今こそ」ってこんな不安定な状況だからこそ、なのかなと思います。マスク越しだとあまり声は通らないかもしれないけれど。



秋山佐和子さんの短歌はこちらで。

https://blog.goo.ne.jp/casuminn/e/a3c6fd10417def198fe917e04c0cf839



キャラメルを渡しくれたる夫の手へ銀紙もどす差し出だす手に


この短歌、好きです〜ダンナさんは銀紙がゴミになるからこっちに渡しなさい、って手を差し出してくれたんでしょうねぇ。その時の表情とか想像してニンマリしてしまいます。以前『とりぱん』のとりのなん子さんが漫画の中で、母親のポケットにはいつも小さいゴミが入っていた、自分が食べたお菓子の包み紙とかをあちこち捨てないようにとそれをもらってくれたって描いていた記憶があるのだけれど、ダンナさんも奥さんのことが可愛くて大事なんだろうなって母性に似たものを感じてしまいました。ポケットのない服とか、ゴミ箱がなかなか見つからない時とかありますけど、こういう風に自然に手を差し出せるっていいなぁ、としみじみしました。



そうそう、紙で思い出しましたが『将棋の渡辺くん』でカステラの下にある紙を食べるか食べないかという話がありました。ザラメがついているorついていない とかもありますね。渡辺くんは紙まで食べてましたわ(;´д`) 紙まで食べる人もいるみたいですが(私は食べない!) 文明堂のは固いけど、コウモリマークの福砂屋さん(*)のは比較的柔らかいそうです(笑)



(*)http://rohengram799.livedoor.blog/archives/50603965.html





rohengram799 at 12:00コメント(6) 
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