笹井宏之.枡野浩一
2014年07月28日
美雲便りNo.30:耳を食せば…
家の中の方が暑い気がする……ゴロゴロして起き上がろうとしたら、右足内側から全体がつりました……まだちょっと痛いです(ノ_・。)
昨日は《ノルウェージャンフォレストキャット》という毛の長い猫の存在を知り、別名〔スコグカッテル(Skogkatter)〕に「ひゃぁ~パチ屋に来る人が縁起を担いで飼っていそう! 多頭飼いしていたら、いろんな意味でスゴクカッテルになるねぇ」と思ったワタクシです(≧∇≦)
その猫ちゃんですが、耳の中に生えているフサフサの毛の名前を「イヤー・ファーニッシング(耳飾り)」というそうですね。泥や虫などが入らないよう、また直接音が耳に入ってこないよう防ぐためのものだそうで……人間も耳毛フサフサのオッサン(失礼)いますよね(◎-◎;)
耳毛は、年齢・性別問わず、どんな人にも生えているものだけれど、それはうぶ毛なので、基本的にほとんど目立たない……しかし!年齢を重ねると耳毛の生え変わる周期が徐々に長くなって、今までうぶ毛の段階で生え変わっていた毛が抜けずに成長し、太く黒くなるので、目立つようになるのだそう。頭髪が抜けずに太く黒くなったらいいのに( ´△`)
そして、この生え変わりのサイクルに影響を与えるのは、男性ホルモンの分泌量なので、分泌量の少ない女性や若い男性は耳毛が目立たないらしいです。鼻毛カッターは知っていますが、耳毛カッターもあるのですね。
耳と言えば日吉ミミ♪(これまた古い!)ではなく、いろいろ値上がりした今は食パンの耳は大事な食糧ですわ~カリカリに揚げて粉砂糖とかふって食べると美味しい!! 耳を柔らかくした食パンもあるけれど、いやいやそんなお気遣いは無用!と思うワタクシです。ドキンちゃんの大好きな食パンさまを詠った句がありました。
『西日差す食パンマンの背後へとバターひと箱持って近づく』
西日に照らされた食パンさまはトースト色に染められて、美味しそう……ブラックユーモアかな?
そして同じ作者の作品をもうひとつ。
『食パンの耳をまんべんなくかじる 祈りとはそういうものだろう』
笹井宏之さんは難病と闘い、26歳の若さで亡くなられました。ブログは父上さまが継続されています。『ショートソング』(枡野浩一・集英社文庫)では登場人物を通して笹井さんの短歌が読めます。ご本人にお借りしたそうです。東北と北陸も梅雨明けしたようですが、旅立つ人たちが遺してくれたたくさんの言葉は、時にやさしく諭し、時に激しく叱咤激励する雨音になって、いつの季節にも届けられくような気がします。
それはもう「またね」も聞こえないくらい雨降ってます ドア閉まります (笹井宏之)
「またね」「またね」聞こえないけど何回も雨に向かって手を振る「またね」(枡野浩一)
《笹井さんのブログ》
http://sasai.blog27.fc2.com/
昨日は《ノルウェージャンフォレストキャット》という毛の長い猫の存在を知り、別名〔スコグカッテル(Skogkatter)〕に「ひゃぁ~パチ屋に来る人が縁起を担いで飼っていそう! 多頭飼いしていたら、いろんな意味でスゴクカッテルになるねぇ」と思ったワタクシです(≧∇≦)
その猫ちゃんですが、耳の中に生えているフサフサの毛の名前を「イヤー・ファーニッシング(耳飾り)」というそうですね。泥や虫などが入らないよう、また直接音が耳に入ってこないよう防ぐためのものだそうで……人間も耳毛フサフサのオッサン(失礼)いますよね(◎-◎;)
耳毛は、年齢・性別問わず、どんな人にも生えているものだけれど、それはうぶ毛なので、基本的にほとんど目立たない……しかし!年齢を重ねると耳毛の生え変わる周期が徐々に長くなって、今までうぶ毛の段階で生え変わっていた毛が抜けずに成長し、太く黒くなるので、目立つようになるのだそう。頭髪が抜けずに太く黒くなったらいいのに( ´△`)
そして、この生え変わりのサイクルに影響を与えるのは、男性ホルモンの分泌量なので、分泌量の少ない女性や若い男性は耳毛が目立たないらしいです。鼻毛カッターは知っていますが、耳毛カッターもあるのですね。
耳と言えば日吉ミミ♪(これまた古い!)ではなく、いろいろ値上がりした今は食パンの耳は大事な食糧ですわ~カリカリに揚げて粉砂糖とかふって食べると美味しい!! 耳を柔らかくした食パンもあるけれど、いやいやそんなお気遣いは無用!と思うワタクシです。ドキンちゃんの大好きな食パンさまを詠った句がありました。
『西日差す食パンマンの背後へとバターひと箱持って近づく』
西日に照らされた食パンさまはトースト色に染められて、美味しそう……ブラックユーモアかな?
そして同じ作者の作品をもうひとつ。
『食パンの耳をまんべんなくかじる 祈りとはそういうものだろう』
笹井宏之さんは難病と闘い、26歳の若さで亡くなられました。ブログは父上さまが継続されています。『ショートソング』(枡野浩一・集英社文庫)では登場人物を通して笹井さんの短歌が読めます。ご本人にお借りしたそうです。東北と北陸も梅雨明けしたようですが、旅立つ人たちが遺してくれたたくさんの言葉は、時にやさしく諭し、時に激しく叱咤激励する雨音になって、いつの季節にも届けられくような気がします。
それはもう「またね」も聞こえないくらい雨降ってます ドア閉まります (笹井宏之)
「またね」「またね」聞こえないけど何回も雨に向かって手を振る「またね」(枡野浩一)
《笹井さんのブログ》
http://sasai.blog27.fc2.com/