箸はすごい

2016年08月04日

乗雲便りNo.4:ハシはスゴい!

《野球とソフトボール、スケートボード、スポーツクライミング、サーフィン、空手の5種目を2020東京五輪の正式種目に採択》の記事を読みました。申し訳ないけれどサーフィンに関しては大丈夫なの?と場所や気象を考えると不安になってしまいます。


『箸折り屈みの兄弟』というたとえがあるそうです。箸は昔、一本を中央から折り曲げて使ったことから、深い縁で結ばれている二人の兄弟のことをいうようです。こんなことを書くのはウチが男ふたりの兄弟だからではなく、今日が『箸の日』だから(≧∇≦)


「箸供養」は四国別格二十霊場第十五番箸蔵寺(はしくらじ・徳島県三好市)の他、東京の日枝神社でも行われるようです。


『箸はすごい』(著者 エドワード ワン著/仙名 紀訳)という本の紹介が新聞にありました。

1 なぜ箸なのか。その起源と初期の役割
2 おかず、ごはん、 ――箸の役割変化
3 箸文化圏の形成――ベトナム、日本、朝鮮半島、そしてさらに広域に
4 箸の使い方、習慣、作法、礼儀
5 分かちがたい一対の箸――贈りもの、隠喩、象徴としての人気
6 世界の食文化に箸が橋渡し


日本人にとって最も身近な食事道具「箸」の歴史を記した英語本の翻訳版。著者は中国・上海生まれで、米国と中国で歴史を教える大学教授だそう。前半は主に中国で誕生した箸の歴史、後半は日本、朝鮮半島、ベトナムなどの食事マナーや文学作品に登場するエピソードなど。なかなか興味深いが、疑問を感じる記述もいくつかあるらしい(-_-;)


日本人が使い捨て箸を多用する理由は〈箸には使った者の精神がこもっていて、洗っても消し去ることができないと見る〉………いやいや、そんな高尚な考えはないと思うなぁ……日本人を美化しすぎですわ! 箸文化の成立はベトナムからで、日本へは小野妹子が持ち帰り、8世紀に普及……というのは以前、お箸屋さんのサイトか何かで読んだことがあります。 必ず2本使う「分かちがたい」箸は贈答品にもなりますし、やはり「箸はすごい」のでしょう(´∇`)

http://www.bk-web.jp/2016/0701/book.php



今日は「橋の日」でもありますね。 江戸時代、大阪は「江戸の八百八町」「京都の八百八寺」と並んで「浪華の八百八橋」と呼ばれていたそうです。村田英雄さんの『王将』でも♪うまれ浪花の 八百八橋~ってありますね。 実際の数は江戸の約350橋に対し、大阪には約200橋ほどだったそうです。それなのになぜ大阪が“八百八橋”なのか?


江戸の橋は、約350ある橋の半分が公儀橋と呼ばれる幕府が架けた橋です。大阪の公儀橋は「天神橋」「高麗橋」などわずかに12橋。残りの橋は、全て町人が生活や商売のために架けた「町橋」だったのです。町橋に対する幕府からの援助はなく、町人たちは自腹を切って橋を架けました。自腹を切ってでも、橋を架けた町人たちのこの勢いが「浪華の八百八橋」と呼ばれる所以なんだそうです。


今日も暑いですね。橋から川に飛び込むのは危険がいっぱいなのでやめましょう~!!





rohengram799 at 15:44コメント(10) 
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