篠綾子

2019年06月25日

林鐘雲便りNo.23:つややか

昨晩、緊急地震速報が流れて焦りましたが、千葉は揺れなくて伊豆方面でした。皆さま、大丈夫でしたか?



この前、こちらの本を読み終わりました。

びいどろ金魚 江戸菓子舗照月堂 (ハルキ文庫 し 11-9 時代小説文庫 江戸菓子舗照月堂) >> https://i.bookmeter.com/books/13749368


このシリーズには和歌が引用されているのですが、今回はホタルの歌でした。片想いの歌として有名な歌の1つですね。


もの思へば沢の蛍もわが身よりあくがれ出ずる魂かとぞ見る


恋多き歌人・和泉式部の作です。文中からですが「もの思いに耽っていると、沢の蛍モブ我が身から彷徨い出でた魂のように見える、という意味」。


新字の「蛍」は出生届に書いてかまわないけれど、旧字の「螢」はダメらしいです。いろいろ理由はあるみたいですが、詳しくはこちらを。

https://dictionary.sanseido-publ.co.jp/column/%E7%AC%AC10%E5%9B%9E%E3%80%8C%E8%9B%8D%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%80%8C%E8%9E%A2%E3%80%8D



瑩徹(えいてつ)という言葉がありました。意味は明るく透きとおっている、澄みわたっているとことをいうそうです。あと「瑩潤(えいじゅん) 」は「つややか」とも読むそうで漢検一級レベルらしいです。螢に似ているけどビミョーに違う〜今まで見たことも聞いたこともないですわ(;´∀`)



rohengram799 at 14:54コメント(4) 
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