緑蔭

2015年05月06日

碧雲便りNo.6:お江戸の夏、おなおしの夏

『路地に子がにはかに増えて夏は来ぬ』(菖蒲あや)


昨晩は半袖に上着でもヒンヤリな空気でしたが、お月さまが綺麗でした~そして今日は立夏! 今は塾やお稽古で学校から帰ったらすぐ外で遊ぶ!とかはないかもしれませんが、休みの日など子どもがワラワラとやってきて、公園などで楽しげに遊んでいる様子を見るのはなんかいいものです~って、孫を見守るおばあちゃんみたいだ(^o^;)

路地裏とか昭和テイスト!! 道路にロウセキで絵を描いたりなわとびしたり……そんな風景は下町でないと見かけないかしらん? 今発売中のビックコミックオリジナルに載っている『三丁目の夕日』は電信柱の話でした。山田詠美さんのサクラソウに想いをよせていたあの電信柱さんを思い出してしまいました!!

しかし、日射しがきつくなると日射病とか心配になります。涼しい木陰で水分補給も大事。「緑陰(りょくいん)」という言葉がありますが「柳蔭(やなぎかげ)」という季語もありました。なぜこの言葉にたどり着いたかといいますと……またまた話せば長い……けれど「寿限無」ほどではないかも( ̄▽ ̄;)


『焼酎のただただ憎し父酔へば』

こちらも菖蒲あやさんの句ですが、お酒を呑むと乱暴になる人ってイヤですね……私の祖父も父もお付き合い程度の飲酒だったので、ダンナの酒好きにはう~ん(-""-;)となっています。暴れたりしませんが、同じことや昔の事をネチネチと繰り返しウザい……ってそういう愚痴は置いといて(;^_^A……「焼酎は夏の季語」ということを知り、そう言えば焼酎をミリンで割ったものを「なおし」とか言わなかったっけ?(『美味しんぼ』あたりで読んだ気がする)と検索したらWikipediaにこんな記述が。

~~江戸時代の風俗をまとめた『守貞漫稿』によると、みりんと焼酎をほぼ半々に混ぜたものを上方では「柳蔭(やなぎかげ)」、江戸では「本直し」と呼び、冷用酒として飲まれていた~~


関西での呼び方が雅(みやび)なのはお公家さま文化(こんな言葉があるのか?)だからかしらん……と思いながらも、涼しげな字面がステキです。そして落語にも登場するのですね。「船弁慶」では長屋の縁台で飲む庶民の夏酒という風情になっていて「青菜」ではなかなか飲めないお酒になっているそうで……「青菜」については
柳陰のみたい・・・・・・よく冷やしてね!をお読み下さいませ。


ウキウキのGWが終わり、明日からまた仕事という方々も多いでしょうが、私は明日はお休みです♪ (#^ー°)v スタイルは女学生の頃のようにはいきませんが(当時も痩せていたワケではないし、お直しして着るようなものもない)仕事疲れの気持ちはバッチリお直し(笑)して、さわやかな緑の日々を楽しんでいきたいと思っています。皆さまもステキな1日にして下さいませ(´∇`)


rohengram799 at 08:47|この記事のURLComments(8)
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